私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ミズオオバコ Ottelia alismoides

2022-10-01 10:03:45 | 植物
2022年10月1日(土)

ミズオオバコ Ottelia alismoides

20220928

3弁の薄桃色がかった小さな花を咲かせるトチカガミ科の水草。


昔は田んぼやため池の浅瀬に当たり前のように生えていたらしい。
いわゆる『田んぼの雑草』だ。
ただ、今ではすっかり生息数も激減しているそうだ。

実は私、そんなことも知らなくて・・・
約1週間前訪ねたとき、湿地帯の中央付近でこの花を見つけ

コンデジのズームを目一杯かけて

20220920

帰宅後、花の色・形、周りの浮葉など調べに調べ
「トチカガミなのではないか?」
「それにしては真っ白じゃないしなあ?」と、あやふやな結論を心に抱え

その3日後、再び出かけ

今回はがくもよく見える花も見つけ

20220923

この地域の生き物に詳しい方にばったりと出会ったとき、画像も見せずに尋ねたら
「この辺で3弁の白っぽい花だと・・・マルバオモダカがよく見られますよ」
帰宅後調べたら、たぶん違う・・・もしそうなら花柄が大気中まで垂直に伸びるのもあった筈だ。

次に、私同様に植物をあまり知らない知人に画像を送って、教えをこうた。
「トチカガミじゃないてすか?」

結論はあいまいなまま振り出しに戻った。

そこで、産直梨を買うという言い訳の下、今度はかみさんと出かけたら・・・

安物コンデジで十分撮影できる近距離にも咲いていて

20220928

「こんな浅い所にも咲いてるよ!」と、かみさんが見つけ・・・

20220928

よくよく見たら、コイツの葉は浮葉ではなく、水中にロゼッタ様に広がっているではないか!
なるほど!
この葉の形だったら、オオバコに似ているもんなあ。
(まったく違う科の植物らしいけれど)

かくして、トチカガミでもマルバオモダカでもなく
ミズオオバコと判明するまで、8日間を要したのでありました。
こうして、お金はかけず時間と手間をかける「生き物調べ」はみんなができる楽しい遊びだと思うなあ。

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