私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

『東京湾の魚類』 : ご当地お魚図鑑めぐり⑳

2019-07-13 09:04:59 | 各地ローカル図鑑
2019年7月13日(土)

「ご当地お魚図鑑めぐり」 第20回は東京都。


なんといってもこの1冊が秀逸。
『東京湾の魚類』(河野博監修、加納光樹・横尾俊博編集  平凡社 2011年)


オールカラーで300種を越える魚たち(淡水魚も含む)を詳しく解説。
東京海洋大学の先生たちが20年以上も調べてきたデータをもとに紹介してるんだから読み応え抜群!
東京湾でこれまで確認してきた700種を越える魚のデータも掲載。

東京湾は、川あり、干潟あり、砂浜あり、磯の代用としての漁礁あり
さらに大陸棚と内湾・外湾あり、さらにさらに深海や海溝もあり、と
水の生態系のオールスター勢ぞろいなのである。

だから瀬戸内海や有明海と共通する干潟の魚たちもたくさんいるし
亜熱帯系の魚も回遊魚たちも豊富だし
俗に言う深海魚たちも多く生息してるのである。
ま、基本水深200mからは深海と定義されてるケド
海洋の平均深度は3700mなのだから
私は200m程度で、深海と呼びたくないし
そのあたりを垂直日周行動してる魚たちを深海魚と呼びたくない。

東京湾の魚類の図鑑ながら、実はこの1冊は暖流系の「日本の魚」をほぼほぼ表してるのかも?

ちなみにまだ未発見の魚を考えれば
東京湾には1500~2000種もの魚がいると予測されている。
お見事! 東京湾!
江戸前の魚というブランドとプライドを持つのは当然だわ。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする