私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

いっぱいかきましたっ!・・・日帰りスケッチ(釣り)旅②

2019-03-19 10:35:39 | アート・カルチャー
2019年3月19日(火)

先週の土曜日の水彩画教室スケッチ旅の続き。

車窓には、西日本豪雨で大規模な水没災害に見舞われた街が広がる。
当時、救援物資を届けようにも大渋滞。
迷惑をかけるだけと、引き返すしかなかった。

解体中の家、1階が抜け殻の家、更地、そして一見小奇麗だけど無人の家・・・
勝手に撮ってブログに載せる気にはならない。
目に焼き付けておく。

川を越え、2つ目の目的地に到着。


昼食は皆さんと別れ、1人地元のうどん屋へ向かう。
20年ほど前に家族でたまに食べに来てた小さな店だ。
釜飯が具沢山で絶品なのだ。

遠い、遠い。
3km近く歩いて歩いて・・・着いたぞっ!
あれっ? こんなに大きな店やったか? 隣の割烹仕出し屋はいずこ?


撮影の許可をもらい、ごったがえす評判の店になった姿を撮る。
店内には沢山の客、10名近い店員が忙しく動き回る。

釜飯は変わらぬ美味さで、当時のことがよみがえる。


茶碗2杯分は優にある。

食い終えたら、また歩き。
用水路や川の様子を見て回らねば・・・

ヒーヒー言いそうになる中、最初の用水路では小さなオイカワ。

次の小川では・・・大きなコウライニゴイ数匹のみ。


その次の川も


もう限界と辿りついた川も


魚の姿は見えないまま。
深みを見つけ、竿を出しても当然のように何の反応もなし。

水害になってはいない街でも、きっと川の中はグチャグチャにされたんだろうなあ。

さて、駅まで帰るべ。
遠いなあ。遠いなあ。
一体どれくらい歩いてきてたんやろ?
食事の時間、竿を出した時間を除いても3時間くらいは歩いたもんな。

集合場所へ時間内に戻れるやろか?
足も心も鉛のように沈んでく。

あかんっ! 
急きょ、見つけた本屋で休憩や。
休憩といっても座ると立ち上がる気になれないからなあ。

おっ!
『里海資本論』(井上恭介 NHK「里海」取材班  角川新書 2015)発見!


おもろかった『里山資本主義』の続編じゃんか。
読んでみたいと思いつつ、注文するほどの意思もなく、ほっといて忘れかけてた本。

足はともかく心が軽くなる。

フーフーハーハー何とか時間内に戻れたぞおっ!
もう2度とこの街、電車で来んぞっ!

「みんなとすぐ別れとったけど、何か描いた?」と、師匠。
「ええ、いっぱいかきました。・・・・・・汗を!」と、いつもの要らぬ一言。
「馬鹿もんがっ!」

笑顔で怒られたのも含め、スケッチ以外の沢山の思い出が生まれた旅だった。

コメント
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