私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

メコンコナマズ :大河で釣る!・悪足掻編   釣査119種目

2017-09-15 17:43:37 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 4日目(2017年8月2日・水) その⑭

メコンコナマズと我々が名付けた119種目の魚を釣った話。


本名はヘミバグルス・スピロプテルス( Hemibagrus spilopterus )というらしい。
メコン川にはメコンオオナマズ( Pangasianodon gigas )という3mを超える巨大ナマズがいる。
人を丸呑みしてしまうなんて話もあるくらいである。
それに対して、コイツは大きくなっても30cm程度。
なので、メコンコナマズ。

コイツをメコン川本流でタナゴ竿で釣ったのだからアンビリーバボー!


いきさつを書く。

ため池・田んぼと大変楽しい思いをさせてもらった我々は、
「やっぱメコンの川べりに降りてみたいのう」
「ここまできたんじゃけんなあ、降りれるもんなら降りたいわ」
という会話をしつつ、三国国境付近をトロトロ走らせていた。

「おっ! 車が止まっとる。人もおるで」
「フェリー乗り場とちゃうんか? とりあえず寄ってみるで」
ということで、車を停めてみても誰も何も言わんし・・・・・・、
川辺にもたやすく近づける場所もあるし・・・・・・、

「タナゴ竿を持って記念撮影じゃ!」・・・・・・アホである。


「どうせなら釣りをしとるカッコで撮ろうで!」・・・・・・どうしようもないアホである。
「くたびれミミズつけてみるわ。釣れるかもしれんし」・・・・・・アホの3乗である。


当たり前だが、まったく釣れんのんである。

ここで、かみさんのことを思い出した。
決して恋しくなったのではない。
コイツ、これまでとんでもないポイントと釣り方で成果を上げてきているのだ。

そのスタイルをまねた。
がれきの転がるとんでもない浅瀬にくたびれミミズを投じてひきずってみたのだ。

隊長は帰りじたくをはじめとる。
貨物船や遊覧船が通るたび、瀬には連なる波がどんどん近づいてくる。

ん? 瀬に連なる波が近づく? 瀬に連波近づく? セ2連覇近づく!

ワーイ、広島カープ、最高で~す! 
(他チームファンの方すんませんな)

さておき、信じられないが突然、アタリがくり返しやってきたのである。
クルルルル・・・・・・というテナガエビに似たアタリが。

ポット~ン。1匹目を釣り落とす。
「わっ! 魚じゃったっ! エビちゃうわ!」
「なんしょんな! さっさと釣らんかいっ!」 隊長の厳しい命令が飛ぶ。

と、クルルルル・・・・・・の後、少しためて・・・・・・釣ったのだあ!


交代しながら2人で5匹も釣ったのだあ!


「大河メコンにタナゴ竿で挑んで、まさか釣れるとは・・・・・・」
「ホンマ、信じられんわ。かみさんのおかげじゃわ。感謝せんといけん、カミサンニダ! カムサムニダ!」


私の手も足も声も、しばらくの間興奮でふるえていた。

世界広し、猫ひろし、居間狭しといえども
大河メコンを相手にタナゴ竿で挑み、ナマズを釣り上げた日本人はいないのではなかろうか?

日本人初の快挙(?)と申し上げてもよろしいのではないか?


メコンで一番のウレシイ記憶として刻まれたのである。
ん? メコン1? Mekong1? 略してM1! ワーイ! カープ、マジック1じゃあ! 
コメント (2)
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