どもども、こんにちはー。そうだいです。今日はちーっと寒くなりましたが、それでも今のところは過ごしやすい休日の土曜日になっているようですね。あたしゃ仕事ですよ~、これから。
さっそく本題に入っちゃいましょう。2~3日前、ついに! ついに、私がながらく気にし続けていたハリウッドのビッグプロジェクトに動きがあったとのニュースが報じられました。きたきたっ!
「バットマン」シリーズ、リブートへ? ノーラン監督は製作に(3月30日付 日刊アメーバニュースより)
『ダークナイト』続編、2012年7月公開決定!
アメリカのワーナー・ブラザーズが、クリストファー・ノーラン監督の手がける「バットマン」シリーズ第3弾『ザ・ダークナイト・ライゼズ(原題)』の公開後に「バットマン」をリブート(再起動)する意志を持っていることが明らかになった。
同社のジェフ・ロビノフ社長が、ロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューで明かしたもの。ノーラン監督版「バットマン」は、次回作『ザ・ダークナイト・ライゼズ』で完結する予定であることが分かっているが、ロビノフ社長は「その後はまたバットマンを新たに作り変える必要がある」と明言。ノーラン監督と妻でプロデューサーのエマ・トーマスは、引き続きプロデューサーとして残り、シリーズの方向性を決める役割を果たすという。
『ザ・ダークナイト・ライゼズ』は、バットマン役のクリスチャン・ベールほか、アン・ハサウェイ、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、トム・ハーディ、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンらの出演。今春にクランクインし、2012年7月20日のアメリカ公開を予定している。
うおお! 『ザ・ダークナイト・ライゼズ』!! うおおお! 来年の夏の公開予定かぁ、じゃあ、まずそれまでは死ねねぇな。
イギリスの生んだ俊英クリストファー・ノーラン監督が手がける「バットマン」シリーズ。『バットマン・ビギンズ』(2005年)、『ダークナイト』(2008年)に続く3作目。記事によると、ノーラン兄貴が監督するシリーズはこの3部作で完結するようです。
しっかし、気が早いねぇ! まだ『ライゼズ』のクランクインもしていないのに、その後の「リブート」バットマンシリーズの構想がお披露目されちゃってるんですから。いや、もちろんそっちも楽しみだけどさぁ。
私はねぇ……「バットマン」シリーズが、ほんっっっっとに!! 大好きなの。
もう何もかも好きです。残念ながら、アメリカを遠く離れた極東の地に棲んでいるため、1939年かられんめんと続いている「バットマン」サーガのすべてを知っているわけではもちろんありません。ほんとのファンの方から見たら、ほんのちょっとの部分しか知らない私なんですが、それっでも! 大好きなんです。
好きねぇ~。連載前期の単純明快・勧善懲悪な原色テイストも、60年代以降のさまざまな設定に対する再考をこころみるシリアステイストも、80年代後半以降の主人公ブルース・ウェインの心の闇にまでおよんでしまうダークテイストも。
でもさぁ、邦訳アメコミって、なんであんなに高くて部数が少ないのかなぁ。日本でも有名なわけなんだから、もっと多くの人にとって入手しやすいかたちになってもいいと思うんですが……まぁ、アートの域に達しているものもザラですから、1冊2~3000円しても高いことはないんですけどね。
アニメシリーズも観たいんですけどねぇ。数は多いし、私、ケーブルTVとかぜんぜん加入してないしなぁ。
『スーパーマン』でも有名なアメコミ出版社・DCコミックの雑誌『Detective Comic』で『バットマン』が連載開始されたのは1939年5月のことだそうです。戦前だよオイ!
以来、現在にいたるまでさまざまなアーティストによって無数の物語が創造されて70年以上続いている超絶長寿シリーズなわけなんですが、アメコミの世界では、原作者(「バットマン」シリーズの場合はボブ・ケイン)のつくった設定を守って正式な許可を得ているのであれば、作画者が誰でもすべてが「正統なシリーズ作品」になるわけなんですね。原作者と作画者が同一人物であることが主流となっている日本のマンガとはだいぶちがった印象がありますなぁ。
日本におきかえると、『ドラえもん』を藤子F先生だけでなく、A先生、水木しげる、永井豪、水島新司、鳥山明、桂正和、大和和紀、矢沢あい、岩明均といった面々が描いているようなものなのです。君はどれが見たいかナ~?
あとひとつ、アメコミでは「原作者」と「お話をつくる人」も別人であることがふつうであり、例をあげますと、私の大好きなエピソード『バットマン キリング・ジョーク』(1988年)を作っているのは、アラン・ムーアという「ライター(作家)」とブライアン・ボランドという「イラストレイター(作画者)」の2人です。
つまり、1939年に原作を担当していたボブ・ケインは今現在はまったくタッチしていないのです。まぁ、当たり前っちゃあ当たり前ですよね。1人で70年間も考え続けられるわけないもんなぁ。
1939年のコミック連載開始に続いて、1943年の初映画化、1966年の初実写ドラマ化、1967年の初アニメ化……早くから「バットマン」の複数メディア展開は始まっていました。このあいだに第2次世界大戦があったんですからね。まさしくヒーローに歴史ありですよ。
そして、なんといっても忘れてならないのが、1989年からな~んとなく続いているワーナー・ブラザーズ制作によるハリウッド映画化シリーズですね。この流れが2012年公開予定の『ライゼズ』まで続いているわけなんですなぁ。もう20年以上前のことなのね、第1作は。
具体的な流れとしましては、世界おたく史上最大の成功者ことティム・バートン監督による『バットマン』(1989年)と『バットマン・リターンズ』(1992年)。天下のアメコミヒーローに自分の趣向を包み隠さずのっけてしまった薔薇っ気むんむんジョエル・シュマッカー監督の『バットマン・フォーエヴァー』(1995年)と『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997年)。そして、前4作の設定をすべてリセットしたノーラン監督の『ビギンズ』と『ダークナイト』とくるわけです。
まぁあなた、そうそうたるハリウッドスターの競演でございますよ。ちょっと、主人公バットマン(昼の姿は大富豪ブルース・ウェイン)役と、シリーズを変態的な極彩色でいろどった主要なヴィラン(悪党)役を演じられたみなさまの名前をならべてみましょうよ。カッコの中の数字は、みなさんがその役を演じられた時の年齢でございます。
主人公バットマン(ブルース・ウェイン)
マイケル・キートン(38~41歳)……バートン版2作
ヴァル・キルマー(36歳)……『フォーエヴァー』
ジョージ・クルーニー(36歳)……『&ロビン』
クリスチャン・ベール(31~34歳)……ノーラン版2作
「犯罪界のプリンス」ジョーカー(原作では1940年に初登場)
ジャック・ニコルソン(52歳)……『バットマン』
ヒース・レジャー(28歳)……『ダークナイト』
「元祖怪盗猫女」キャットウーマン(原作では1940年に初登場)
ミシェル・ファイファー(34歳)……『リターンズ』
ハル・ベリー(38歳)……2004年のスピンオフ作品『キャットウーマン』で主演し、輝ける栄光のラジー賞を受賞
アン・ハサウェイ(29歳)……『ライゼズ』の予定
「とんでる犯罪紳士」ペンギン(原作では1941年に初登場)
ダニー・デヴィート(48歳)……『リターンズ』
「天下御免のなぞなぞ男」リドラー(原作では1948年に初登場)
ジム・キャリー(33歳)……『フォーエヴァー』
「悪と善、ふたつの顔を持つ男」トゥーフェイス(原作では1942年に初登場)
トミー・リー・ジョーンズ(49歳)……『フォーエヴァー』
アーロン・エッカート(40歳)……『ダークナイト』
「かかし姿なのに意外と強敵」スケアクロウ(原作では1941年に初登場)
キリアン・マーフィー(29~32歳)……ノーラン版2作
「凶悪カルト教団の悪魔教祖」ラーズ・アル・グール(原作では1971年に初登場)
渡辺 謙(46歳)……『ビギンズ』
「地球環境のためなら犯罪もやらかす」ポイズン・アイヴィー(原作では1966年に初登場)
ユマ・サーマン(27歳)……『&ロビン』
「なんでも凍らす氷結博士」Mr.フリーズ(原作では1959年に初登場)
アーノルド・シュワルツェネッガー(50歳)……『&ロビン』
は~。もうため息しか出ませんなぁ。まさに錚々たる大スターのオンパレード!
やっぱり目立っちゃうのは、おんなじ「ジョーカー」を演じているのに親子ほどの年の差のあるジャックおじきとヒース兄さんね。あらためてヒース・レジャーの若さがきわだってしまいます。ああ、ヒース「ジョーカー」が、ストーカーのように自分につきまとう女ヴィランの「ハーレイ・クイン」を引き連れながら再びゴッサム・シティを恐怖のどん底にたたき込む新作が観たかった……いつか現れるであろう、第3の「ジョーカー」に期待することにいたしましょう。
私としましては、ワーナー版「バットマン」シリーズの中でもっとも好きなのは、やっぱりまわりまわって第1作の『バットマン』かなぁ。いろいろと粗い点はあるのですが、やっぱり「暗いヒーロー」と「明るいヴィラン」という逆転した構図がここまで綺麗にきわだった作品はないですからね。キートンとニコルソンの見事なキャラクター造形がすべて!
1位は『バットマン』で、僅差で2位が『ダークナイト』(私、映画館で3回観ました)、さらにちょっとの差で3位が『リターンズ』といったところでしょうか。
いやぁ~、楽しみですねぇ、『ライゼズ』! なんてったって、『インセプション』を撮っちゃったあとのノーラン監督最新作なんですから。
ニュースによりますと、わかっている配役としては、クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンという超いぶし銀レギュラ-陣はそのまま続投。
『ライゼズ』に登場するヴィランたちとしましては、新生「キャットウーマン」にアン・ハサウェイ、『&ロビン』でも登場していたもののあまりの筋肉バカぶりに誰からも相手にされなかった怪力マスクマン「ベイン」にトム・ハーディ、『ビギンズ』で倒されたラーズ・アル・グールの1人娘「タリア」にマリオン・コティヤールといった名前があがっておりまして、物語のカギをにぎる謎の連続殺人鬼「ホリデイ・キラー」に、『インセプション』で次元大介なみに頼もしいディカプリオの相棒役を演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットが配されているのだとか。
うむむ……「ホリデイ・キラー」が登場するということは、1997年に発表された名作『バットマン ロング・ハロウィーン』がおおもとの原作になるんだろうけど……ちょびっと悪者が多すぎなんじゃないの? まぁ期待しましょう。
あとね、ノーラン監督の作品って、けっこう男くさいですよねぇ。女優さんもちゃんと出てはいるんですけど、おとなしく男社会の中を生きている賢くてしっかりしたレディばっかりで、いわゆる男の理論の通用しない「女の魅力」をフル活用した人ってあんまりいなかったじゃないですか。『インセプション』だって、男が勝手に自分でふくらませた「妄想の女」に振り回されてるってお話だったし。
そんな「ブリティッシュ・ハードボイルド」ノーラン監督が、女のカンだけを頼りに生きてるようなキャラ「キャットウーマン」をどう描くのか? すっごい楽しみですねぇ。
がんばれ、それいけ、ノーラン監督~!! ロビンはムリに出さなくてもいいですよ。
さっそく本題に入っちゃいましょう。2~3日前、ついに! ついに、私がながらく気にし続けていたハリウッドのビッグプロジェクトに動きがあったとのニュースが報じられました。きたきたっ!
「バットマン」シリーズ、リブートへ? ノーラン監督は製作に(3月30日付 日刊アメーバニュースより)
『ダークナイト』続編、2012年7月公開決定!
アメリカのワーナー・ブラザーズが、クリストファー・ノーラン監督の手がける「バットマン」シリーズ第3弾『ザ・ダークナイト・ライゼズ(原題)』の公開後に「バットマン」をリブート(再起動)する意志を持っていることが明らかになった。
同社のジェフ・ロビノフ社長が、ロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューで明かしたもの。ノーラン監督版「バットマン」は、次回作『ザ・ダークナイト・ライゼズ』で完結する予定であることが分かっているが、ロビノフ社長は「その後はまたバットマンを新たに作り変える必要がある」と明言。ノーラン監督と妻でプロデューサーのエマ・トーマスは、引き続きプロデューサーとして残り、シリーズの方向性を決める役割を果たすという。
『ザ・ダークナイト・ライゼズ』は、バットマン役のクリスチャン・ベールほか、アン・ハサウェイ、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、トム・ハーディ、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンらの出演。今春にクランクインし、2012年7月20日のアメリカ公開を予定している。
うおお! 『ザ・ダークナイト・ライゼズ』!! うおおお! 来年の夏の公開予定かぁ、じゃあ、まずそれまでは死ねねぇな。
イギリスの生んだ俊英クリストファー・ノーラン監督が手がける「バットマン」シリーズ。『バットマン・ビギンズ』(2005年)、『ダークナイト』(2008年)に続く3作目。記事によると、ノーラン兄貴が監督するシリーズはこの3部作で完結するようです。
しっかし、気が早いねぇ! まだ『ライゼズ』のクランクインもしていないのに、その後の「リブート」バットマンシリーズの構想がお披露目されちゃってるんですから。いや、もちろんそっちも楽しみだけどさぁ。
私はねぇ……「バットマン」シリーズが、ほんっっっっとに!! 大好きなの。
もう何もかも好きです。残念ながら、アメリカを遠く離れた極東の地に棲んでいるため、1939年かられんめんと続いている「バットマン」サーガのすべてを知っているわけではもちろんありません。ほんとのファンの方から見たら、ほんのちょっとの部分しか知らない私なんですが、それっでも! 大好きなんです。
好きねぇ~。連載前期の単純明快・勧善懲悪な原色テイストも、60年代以降のさまざまな設定に対する再考をこころみるシリアステイストも、80年代後半以降の主人公ブルース・ウェインの心の闇にまでおよんでしまうダークテイストも。
でもさぁ、邦訳アメコミって、なんであんなに高くて部数が少ないのかなぁ。日本でも有名なわけなんだから、もっと多くの人にとって入手しやすいかたちになってもいいと思うんですが……まぁ、アートの域に達しているものもザラですから、1冊2~3000円しても高いことはないんですけどね。
アニメシリーズも観たいんですけどねぇ。数は多いし、私、ケーブルTVとかぜんぜん加入してないしなぁ。
『スーパーマン』でも有名なアメコミ出版社・DCコミックの雑誌『Detective Comic』で『バットマン』が連載開始されたのは1939年5月のことだそうです。戦前だよオイ!
以来、現在にいたるまでさまざまなアーティストによって無数の物語が創造されて70年以上続いている超絶長寿シリーズなわけなんですが、アメコミの世界では、原作者(「バットマン」シリーズの場合はボブ・ケイン)のつくった設定を守って正式な許可を得ているのであれば、作画者が誰でもすべてが「正統なシリーズ作品」になるわけなんですね。原作者と作画者が同一人物であることが主流となっている日本のマンガとはだいぶちがった印象がありますなぁ。
日本におきかえると、『ドラえもん』を藤子F先生だけでなく、A先生、水木しげる、永井豪、水島新司、鳥山明、桂正和、大和和紀、矢沢あい、岩明均といった面々が描いているようなものなのです。君はどれが見たいかナ~?
あとひとつ、アメコミでは「原作者」と「お話をつくる人」も別人であることがふつうであり、例をあげますと、私の大好きなエピソード『バットマン キリング・ジョーク』(1988年)を作っているのは、アラン・ムーアという「ライター(作家)」とブライアン・ボランドという「イラストレイター(作画者)」の2人です。
つまり、1939年に原作を担当していたボブ・ケインは今現在はまったくタッチしていないのです。まぁ、当たり前っちゃあ当たり前ですよね。1人で70年間も考え続けられるわけないもんなぁ。
1939年のコミック連載開始に続いて、1943年の初映画化、1966年の初実写ドラマ化、1967年の初アニメ化……早くから「バットマン」の複数メディア展開は始まっていました。このあいだに第2次世界大戦があったんですからね。まさしくヒーローに歴史ありですよ。
そして、なんといっても忘れてならないのが、1989年からな~んとなく続いているワーナー・ブラザーズ制作によるハリウッド映画化シリーズですね。この流れが2012年公開予定の『ライゼズ』まで続いているわけなんですなぁ。もう20年以上前のことなのね、第1作は。
具体的な流れとしましては、世界おたく史上最大の成功者ことティム・バートン監督による『バットマン』(1989年)と『バットマン・リターンズ』(1992年)。天下のアメコミヒーローに自分の趣向を包み隠さずのっけてしまった薔薇っ気むんむんジョエル・シュマッカー監督の『バットマン・フォーエヴァー』(1995年)と『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997年)。そして、前4作の設定をすべてリセットしたノーラン監督の『ビギンズ』と『ダークナイト』とくるわけです。
まぁあなた、そうそうたるハリウッドスターの競演でございますよ。ちょっと、主人公バットマン(昼の姿は大富豪ブルース・ウェイン)役と、シリーズを変態的な極彩色でいろどった主要なヴィラン(悪党)役を演じられたみなさまの名前をならべてみましょうよ。カッコの中の数字は、みなさんがその役を演じられた時の年齢でございます。
主人公バットマン(ブルース・ウェイン)
マイケル・キートン(38~41歳)……バートン版2作
ヴァル・キルマー(36歳)……『フォーエヴァー』
ジョージ・クルーニー(36歳)……『&ロビン』
クリスチャン・ベール(31~34歳)……ノーラン版2作
「犯罪界のプリンス」ジョーカー(原作では1940年に初登場)
ジャック・ニコルソン(52歳)……『バットマン』
ヒース・レジャー(28歳)……『ダークナイト』
「元祖怪盗猫女」キャットウーマン(原作では1940年に初登場)
ミシェル・ファイファー(34歳)……『リターンズ』
ハル・ベリー(38歳)……2004年のスピンオフ作品『キャットウーマン』で主演し、輝ける栄光のラジー賞を受賞
アン・ハサウェイ(29歳)……『ライゼズ』の予定
「とんでる犯罪紳士」ペンギン(原作では1941年に初登場)
ダニー・デヴィート(48歳)……『リターンズ』
「天下御免のなぞなぞ男」リドラー(原作では1948年に初登場)
ジム・キャリー(33歳)……『フォーエヴァー』
「悪と善、ふたつの顔を持つ男」トゥーフェイス(原作では1942年に初登場)
トミー・リー・ジョーンズ(49歳)……『フォーエヴァー』
アーロン・エッカート(40歳)……『ダークナイト』
「かかし姿なのに意外と強敵」スケアクロウ(原作では1941年に初登場)
キリアン・マーフィー(29~32歳)……ノーラン版2作
「凶悪カルト教団の悪魔教祖」ラーズ・アル・グール(原作では1971年に初登場)
渡辺 謙(46歳)……『ビギンズ』
「地球環境のためなら犯罪もやらかす」ポイズン・アイヴィー(原作では1966年に初登場)
ユマ・サーマン(27歳)……『&ロビン』
「なんでも凍らす氷結博士」Mr.フリーズ(原作では1959年に初登場)
アーノルド・シュワルツェネッガー(50歳)……『&ロビン』
は~。もうため息しか出ませんなぁ。まさに錚々たる大スターのオンパレード!
やっぱり目立っちゃうのは、おんなじ「ジョーカー」を演じているのに親子ほどの年の差のあるジャックおじきとヒース兄さんね。あらためてヒース・レジャーの若さがきわだってしまいます。ああ、ヒース「ジョーカー」が、ストーカーのように自分につきまとう女ヴィランの「ハーレイ・クイン」を引き連れながら再びゴッサム・シティを恐怖のどん底にたたき込む新作が観たかった……いつか現れるであろう、第3の「ジョーカー」に期待することにいたしましょう。
私としましては、ワーナー版「バットマン」シリーズの中でもっとも好きなのは、やっぱりまわりまわって第1作の『バットマン』かなぁ。いろいろと粗い点はあるのですが、やっぱり「暗いヒーロー」と「明るいヴィラン」という逆転した構図がここまで綺麗にきわだった作品はないですからね。キートンとニコルソンの見事なキャラクター造形がすべて!
1位は『バットマン』で、僅差で2位が『ダークナイト』(私、映画館で3回観ました)、さらにちょっとの差で3位が『リターンズ』といったところでしょうか。
いやぁ~、楽しみですねぇ、『ライゼズ』! なんてったって、『インセプション』を撮っちゃったあとのノーラン監督最新作なんですから。
ニュースによりますと、わかっている配役としては、クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンという超いぶし銀レギュラ-陣はそのまま続投。
『ライゼズ』に登場するヴィランたちとしましては、新生「キャットウーマン」にアン・ハサウェイ、『&ロビン』でも登場していたもののあまりの筋肉バカぶりに誰からも相手にされなかった怪力マスクマン「ベイン」にトム・ハーディ、『ビギンズ』で倒されたラーズ・アル・グールの1人娘「タリア」にマリオン・コティヤールといった名前があがっておりまして、物語のカギをにぎる謎の連続殺人鬼「ホリデイ・キラー」に、『インセプション』で次元大介なみに頼もしいディカプリオの相棒役を演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットが配されているのだとか。
うむむ……「ホリデイ・キラー」が登場するということは、1997年に発表された名作『バットマン ロング・ハロウィーン』がおおもとの原作になるんだろうけど……ちょびっと悪者が多すぎなんじゃないの? まぁ期待しましょう。
あとね、ノーラン監督の作品って、けっこう男くさいですよねぇ。女優さんもちゃんと出てはいるんですけど、おとなしく男社会の中を生きている賢くてしっかりしたレディばっかりで、いわゆる男の理論の通用しない「女の魅力」をフル活用した人ってあんまりいなかったじゃないですか。『インセプション』だって、男が勝手に自分でふくらませた「妄想の女」に振り回されてるってお話だったし。
そんな「ブリティッシュ・ハードボイルド」ノーラン監督が、女のカンだけを頼りに生きてるようなキャラ「キャットウーマン」をどう描くのか? すっごい楽しみですねぇ。
がんばれ、それいけ、ノーラン監督~!! ロビンはムリに出さなくてもいいですよ。