長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

三条会の『ひとりごけ』……観るときは、ひとりじゃないほうがいいよ!!

2014年07月29日 23時53分59秒 | 日記
三条会アトリエお別れ公演 『ひとりごけ』

演出&主演  …… 関美能留
日替わり出演 …… 大倉マヤ、立崎真紀子、渡部友一郎

場所 …… 三条会アトリエ(千葉市中央区)

日時 …… 2014年8月2日(土)~10日(日)
 2日(土) 15:00開演(日替わり出演:大倉)
 3日(日) 20:00開演(日替わり出演:渡部)
 4日(月) 20:00開演(日替わり出演:立崎)
 5日(火) 20:00開演(日替わり出演:大倉)
 6日(水) 15:00開演(日替わり出演:渡部)
 7日(木) 20:00開演(日替わり出演:立崎)
 8日(金) 20:00開演(日替わり出演:大倉)
 9日(土) 20:00開演(日替わり出演:渡部)
 10日(日) 15:00開演(日替わり出演:立崎)
 ※開場は開演の15分前

料金 …… 予約2000円、当日2500円


三条会アトリエの終演(劇団ホームページ・トップより一部抜粋)
「このたび、千葉市中央区本町にあるこの三条会アトリエを終わりにします。劇団を終わりにする気はさらさらありません。だから、新たなアトリエをまたどこかで開設するかもしれません。今後とも応援よろしくお願いします。
 また『ひとりごけ』の上演はあくまでもギャグであり、三条会はひとりにはなっていません。三条会アトリエの終演の演目として選んだ、ただ誰にも見せたことのない僕の持ちネタです。お楽しみに足を運んでくださると嬉しいです。よろしくお願いします。こけるときはひとり。」



 いや~、みなさんね、このお芝居は四の五の言わずに観たほうがいいですよ、ええ!
 と声高に叫びましても、我が『長岡京エイリアン』も日に数百名さま単位がごらんになるほどの規模のブログですので、宣伝になるのかどうかはかなり自信がないのですが……とにかく宣伝します! 観たほうがいいですって、マジで!!

 ええ、ええ、私は言うまでもなく、そりゃも~堂々たる三条会の「もと」関係者ですよ! 「もと」は確かに「もと」なんですけれども、三条会の公演にもしょっちゅうお手伝いに行ってますよ!! そんなわたくしが声を大にして宣伝しますよーだ!! 観たほうがいいですよ☆

 今回のお別れ公演に、私は客としては必ずうかがうつもりなのですが、お手伝いはしておりません。なんせ夏はとにっかく、毎日が「非常事態宣言発令」レベルで忙しくて……それに今年こそはと鼻息ばかり荒くなる資格試験もあるし!

 ただ、本日はけっこう久しぶりな休日を利用して、この公演の稽古を見学させていただきました。できればアトリエのもろもろの撤去作業のお手伝いもさせてほしかったのですが、公演もいよいよ初日直前ということで、あらかた撤去も完了してしまっていたご様子……今回はつくづくお手伝いしてません! ほんとに、どのつら下げて見学してんだか……


 三条会アトリエが開設したのは2005年のことでしたが、そのときは当時の劇団員が総出で、なんの個性もないからっぽのスペースを一刻も早く自分たちの色で染め上げられたホームにしよう、キャパシティにはおのずと限界はあっても、なるべく多くの方々に来てもらえるアトリエにしようと、誰に追い立てられていたわけでもないのにそわそわといろいろな物を持ち寄り、作り込んでいました。
 そして今年2014年。そのアトリエは、関さんら数名のその当時からいた劇団員と、当時にはいらっしゃらなかった劇団員のみなさんによって、撤去とお別れ公演の準備がちゃくちゃくと進められておりました。

 去る人は去り、来る人は来る。当たり前すぎる事実なんですが、おそらく、たかだか10年も経たないうちに、自分がこのアトリエ、この劇団を去る人物になると予想していた劇団員は、2005年のあの日にはいなかったでしょう。でも、この世界の2014年における三条会アトリエは、8月にお別れ公演を上演することとなりました。
 能天気に「もっと長く続けばよかった!」と嘆くものでもないですし、正直に言えば私も「退団しなければよかった!」と考えることはありません。もっと早くにアトリエがなくなった世界、2014年にも私が三条会の劇団員である世界……いろんな世界があったかもしれない可能性の中、それらがひとつひとつ、誰も気づかないうちにひっそりと消えていった上での、ひとつの「経過」であるわけです。そうそう、経過なんですよね! なんにも終わっていないし、確実に何かが始まろうとしている。

 そもそも、特に生身で何人もの人間同士がぶつかりあう演劇の世界、明確な「お別れ」なんてものはそうそうあるものではないようです。宣伝上、「最終公演」とか「引退公演」なんてものは、センセーショナルで目立つからしじゅうどこかでやっているような印象はあるのかもしれませんが、実際には、「いま思えば、あれが最後だったね。」と結果論での最後になる公演や出演が圧倒的に多いはずです。興行として「最後!」とうつ企画にしっかり出きってからおしまいにするというほど、人間関係と舞台というものは割り切って考えられるものではないのでしょうか……その点で、あつかましくも引退公演を華々しく用意していただいたわたくしめは、なんと稀有な果報者といいますか、恐竜の痛覚なみの神経のニブさといいますか……プロレスの名選手の引退興行だって、ご本人が亡くなられた後で行われますしね。

 今回、稽古を拝見しながら、2005年のアトリエの開設時に、劇団員のみんなで書面で、

「このアトリエを閉鎖することになったら、その時点で劇団を退団していようが日本国外に移住していようが、生存している限りは、か・な・ら・ず、集合して撤去作業とお別れ公演『ひかりごけ』の上演に参加すること。」

 という契約を交わしていたらよかったのにな、と、いかにもヒラの劇団員(当時)らしい無責任なことを妄想してしまいました。それができないから退団するのでしょうが……ムリなのかなぁ、そういうのは!? そもそも、アトリエが開設された日から、いつか閉鎖される時が来るとか、自分が劇団を退団するかも、なんていうことを真剣に考えているような人はなかなかいないでしょうよ! テンションも上げ上げだったでしょうしねぇ。よくよく考えてみれば、そうなる可能性はないわけがないんですけどね。
 せめてお客さんとしては集まってもいいんじゃないの、と思っちゃうんですが、どうせ集まるんだったら、三条会として10ヴァージョン以上の公演を挙行している『ひかりごけ』くらいは、小1時間くらいやったっていいでしょうよ!?

 うん、とっちらかった文章になったんだが、とにかく、それくらいに今回の「お別れ公演」という形態は貴重で見逃せないもの! ということなんですわ! だから、なるべくみんなで『ひとりごけ』を見届けましょう。
 なにぶん稽古を拝見しただけなので確たることは言えないのですが、単純に客として、おそらくこれが、たとえ『ひかりごけ』や三条会の公演を初めて観るという人でも十二分に楽しめる作品になるであろうことは大いに期待しております。無論のこと、三条会の『ひかりごけ』や三条会アトリエになんらかの思い出がある人ならば、さらに感慨深い作品になることは間違いないでしょう。とにかく観よう!!


 私事ですが、私も来年の頭に、現在まで15年お世話になった千葉を去る予定でありまして、ぽつぽつ部屋の中の品々をダンボール箱につめて、山形の実家に先発させています。
 そんな中でも、劇団時代のあれやこれやをビビッと連想させるアイテムもごろっごろ出てきたりして……稽古着に使っていた服とか、公演に使われた楽曲に触発されて買った CDとか。

 山口百恵さんの引退コンサートのライヴ音源 CDとか、もうね。いろいろ思い出すわけです。山口百恵さんといえば、三条会そのものの公演ではないのですが、ジョイント公演でごいっしょした劇団さんがオープニングで使用していた『マホガニー・モーニング』っていう楽曲が、曲自体のかなり異様な雰囲気もあいまって、自分の出演した公演と同じくらいにいろんなことを思い起こさせてくれるんですよね……22歳のガキンチョでした、私も。

 「何を見ても何かを思い出す」とはよく言ったものでして……歳はとってみるもんですね! 私が観る側になって、演出家が出る側になる公演が現実のものになっちゃうんですから。『ひとりごけ』、ものすんごく楽しみです。


 ……いや~、それにしても、稽古や本番であんなに言いたおしたセリフなのに、言わなくなって5年もたつと、忘れちゃうもんなんですね。自分で自分にけっこうショック!
 たまにゃあ声に出して言ってみないとダメですな、『ひかりごけ』。だって、これからまた、どっかで集まってやるかもしれないんですからね。長い人生、なにが起きるかわかりゃあしません。

 明日は、なんにん?
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えりかは人見広介!? プリキュア meets パノラマ島綺譚  映画『プリキュアオールスターズ DX2』

2014年07月27日 07時23分54秒 | アニメらへん
映画『プリキュアオールスターズ DX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』(2010年3月公開 東映 72分)

監督 大塚隆史
脚本 村山功

 歴代プリキュアシリーズのクロスオーバー作品の第2作である。
 映画『プリキュアオールスターズ DX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』(2009年)の続編で、監督・脚本・作画監督などのメインスタッフは前作とほぼ同じである。公開当時のシリーズ最新作『ハートキャッチプリキュア!』にとっては、スクリーンデビュー作となった。
 『ハートキャッチプリキュア!』のキュアブロッサムとキュアマリンとともに、前作に登場しなかった前シリーズ『フレッシュプリキュア!』のキュアパッションが参戦し、合計17名のプリキュアが活躍する。
 歴代シリーズの主人公たちの家族などのサブキャラクターも前作同様に節々で登場し、さらに今までの劇場作品で登場したゲストキャラクターと妖精も、モブキャラクターとして多く出演する。
 本作オリジナルの強敵とともに登場する敵キャラクターも、前作では毎回現れる怪物キャラクターであったが、今回は『フレッシュ』までの歴代シリーズにおける敵幹部クラスの多くが復活し、プリキュアたちと因縁の再戦を繰り広げる展開となっている。ただし、TVシリーズで改心した敵キャラクターは戦闘には参加せず、観客として登場する。
 このように主人公、敵ともに大量にキャラクターを出演させたため、本作に出演した声優陣は合計44名におよんだ。また、本作は『ハートキャッチ』と『フレッシュ』のメンバーが歴代プリキュアと力を合わせるという構成になっており、『 Yes!プリキュア5GoGo!』以前のメンバーは出番が比較的少なめになっている。前作ではプリキュアの変身バンクシーンは全員のものが使用されたが、今作では『フレッシュ』と『ハートキャッチ』のものが使用されるのみになっている。ただし、変身シーンの最後の名乗りは全員のものが流用されている。また、オールスターズシリーズとしては初めてとなるオリジナル強化形態「キュアレインボー」が登場する。
 本作のエンドロール映像は、『フレッシュ』より始まったモーションキャプチャーを使用したフル3DCG アニメーションによる、プリキュアオールスターズのダンス映像となっており、本編中の戦闘シーンでも部分的に3DCG が活用されている。
 物語上の連続性はないが、オールスターズシリーズの続編という位置づけであるため、『ハートキャッチ』以外のキャラクターは、前作に登場していなかったキュアパッションも含めて既知の関係となっており、『ハートキャッチ』の妖精がプリキュアに先駆けて他の妖精たちと交流しているという設定も前作と同様である。

 17名のプリキュア担当声優陣は、前作同様に奇跡的に全員集合しての収録となったものの、全員が揃ったシーンはわずかであったという。
『ハートキャッチプリキュア!』のメンバーは、TV シリーズ序盤の第3~4話を収録した時点でのアフレコ参加となり、「まだキャラクターを掴めていなくて大変だろうから。」という理由で、ハートキャッチの活躍シーンだけは概ね映像が完成した状態で収録が行われた。

 本作は全国159スクリーンで公開され、連休となった初日3日間の成績は動員29万5911人、興行収入3億1852万円を記録し、前作(最終興収10.1億円)に対し、動員比133.6%、興収比132.0%と大きく上回る好スタートとなった。4月17日には前作の89万人を超えて観客動員数が100万人突破し、最終的な興行収入は11.5億円となった。


あらすじ
 ある日、つぼみとえりかの元からシプレとコフレが消えた。残されていた謎の招待券を便りに探しに行くと、海に浮かぶ遊園地「フェアリーパーク」に辿り着いた。そこはプリキュアを支える妖精達をイメージした乗り物やグッズが満載の楽しそうなテーマパークであった。つぼみ達はラブ達とひょんなことから知り合い、一緒に遊びに来た11人の友達を探すことになる。
テーマパークを楽しみながら友達を探していたつぼみ達だったが、そこへ、このテーマパークの宝である「レインボージュエル」を狙うべくプリキュア達の宿敵が続々と現れる。そこへ11人の友達である『プリキュア』達が助けに入り一度は退けたものの、深海の闇ボトムによりレインボージュエルが奪われてしまい、フェアリーパークは崩壊してしまう。
崩壊によって離れ離れになったプリキュアと精霊達は、復活した敵幹部達の猛攻を受けながらも、レインボージュエルを守るため、仲間達との合流を目指す。


登場キャラクター

美墨 なぎさ(みすみ なぎさ) / キュアブラック
声 - 本名陽子
雪城 ほのか(ゆきしろ ほのか) / キュアホワイト
声 - ゆかな
九条 ひかり(くじょう ひかり) / シャイニールミナス
声 - 田中理恵
フェアリーパークに招待されるが、なぎさがチケットを無くすなどのアクシデントで遅刻し他のメンバー達とはぐれる。最終的に「スーパープリキュア」となり、パワーアップする。

メップル
声 - 関智一
ミップル
声 - 矢島晶子
フェアリーパークの運営に携わり、風船を配っていた。パーク崩壊後はなぎさ達とはぐれ、つぼみ達と行動を共にする。

ポルン
声 - 池澤春菜
ルルン
声 - 谷井あすか
フェアリーパークの運営に携わり、クリスタルミラクルライトを配っていたが、メップルとミップルが配る風船を求めて持ち場を離れ、お化け屋敷に放置する。

日向 咲(ひゅうが さき) / キュアブルーム / キュアブライト
声 - 樹元オリエ
フェアリーパークに招待されるが、道に迷って遅刻して他のメンバー達と合流し損ねる。咲が「迷ったのは地図のせい!」と主張し、そのことでのぞみと共感し合う。それを見た舞が呆れ、りんたちと謝り合う。最終的に、「ブライティブルーム」となる。
美翔 舞(みしょう まい) / キュアイーグレット / キュアウィンディ
声 - 榎本温子
最終的に、「ウィンディイーグレット」となる。

フラッピ
声 - 山口勝平
チョッピ
声 - 松来未祐
ムープ
声 - 渕崎ゆり子
フープ
声 - 岡村明美
フェアリーパークの運営に携わっている精霊達。パーク崩壊と共に咲や舞とはぐれる。

霧生 満(きりゅう みちる)
声 - 渕崎ゆり子
霧生 薫(きりゅう かおる)
声 - 岡村明美
フェアリーパークの来場客。

夢原 のぞみ(ゆめはら のぞみ) / キュアドリーム
声 - 三瓶由布子
夏木 りん(なつき りん) / キュアルージュ
声 - 竹内順子
春日野 うらら(かすがの うらら) / キュアレモネード
声 - 伊瀬茉莉也
秋元 こまち(あきもと こまち) / キュアミント
声 - 永野愛
水無月 かれん(みなづき かれん) / キュアアクア
声 - 前田愛
運営に携わっているミルク(くるみ)以外の5人がフェアリーパークに招待されるが、道に迷って遅刻して他のメンバー達と合流し損ねる。のぞみが「迷ったのは地図のせい!」と主張し、そのことで咲と共感し合う。それを見た他のメンバーが呆れ、舞と謝り合う。
最終的にキュアドリームは「シャイニングドリーム」となり、他はレインボー化してパワーアップする。
ミルク / 美々野 くるみ(みみの くるみ) / ミルキィローズ
声 - 仙台エリ
フェアリーパークの運営に携わっている。途中からは変身して戦う。

ココ / 小々田 コージ(ここだ コージ)
声 - 草尾毅
ナッツ / 夏(ナッツ)
声 - 入野自由
フェアリーパークの運営に携わっており、レインボージュエルの解説を来場客に行う。
シロップ / 甘井 シロー(あまい シロー)
声 - 朴璐美
フェアリーパークの運営に携わっている。後半は飛行形態に変身し、精霊達の移動手段となる。

ブンビー
声 - 高木渉
ブンビーカンパニーの社員。フェアリーパークの来場客。

桃園 ラブ(ももぞの ラブ) / キュアピーチ
声 - 沖佳苗
蒼乃 美希(あおの みき) / キュアベリー
声 - 喜多村英梨
山吹 祈里(やまぶき いのり) / キュアパイン
声 - 中川亜紀子
フェアリーパークに招待されるが、ラブが電車に乗り遅れるなどのドジによって遅刻し、他のメンバーとはぐれる。そのことで美希とせつなにそれとなく責められる。つぼみを助けたことで彼女たちとも仲良くなる。
最終的に、「エンジェル」形態となる。

東 せつな(ひがし せつな) / キュアパッション
声 - 小松由佳
オールスターズ映画初登場。本編最終回で隼人(ウエスター)・瞬(サウラー)と共にラビリンスに帰っていったが、ラブ達のところに戻って来ている。

シフォン
声 - こおろぎさとみ
相変わらず悪戯は健在で、ラブに叱られるも泣き出してしまう。
タルト
声 - 松野太紀
フェアリーパークの運営に携わっている精霊達。本編最終回でスウィーツ王国に帰っていったが、ラブ達のところに戻って来ている。

ウエスター(西 隼人(にし はやと))
サウラー(南 瞬(みなみ しゅん))
フェアリーパークの来場客。本編最終回でせつなと共にラビリンスに帰っていったが、ラブ達のところに戻って来ている。

花咲 つぼみ(はなさき つぼみ) / キュアブロッサム
声 - 水樹奈々
来海 えりか(くるみ えりか) / キュアマリン
声 - 水沢史絵
突然出て行ったシプレとコフレを探すため、フェアリーパークに来場しラブ達と出逢い友達となる。ノーザたちが襲来した時はラブたちに先んじてプリキュアに変身するが、彼女たちもと知ると驚愕する。
最終的に、レインボー化してパワーアップする。

シプレ
声 - 川田妙子
コフレ
声 - くまいもとこ
フェアリーパークの招待状を残し、つぼみ達の元から姿を消す。パークでは入場ゲートでライトを配っていた。

明堂院 いつき(みょうどういん いつき)
月影 ゆり(つきかげ ゆり)
フェアリーパークの来場客。この段階では、いつきはまだキュアサンシャインとして覚醒しておらず、ゆりもキュアムーンライトとしての能力を失っていた。


本作の敵
ボトム
声 - 梁田清之
深海の闇を司る存在。千年もの長い間、「レインボージュエル」を狙っていた。
完全復活をとげ、世界を深海の闇に包むためにレインボージュエルを狙い、その手段としてプリキュアに倒された敵たちを深海の底からよみがえらせ、レインボージュエルの奪取とプリキュアの排除を命じる。
初めは深海を拠点としていたが、レインボージュエルを奪ったことで「フェアリーパーク」内の城に拠点を移した。
復活当初はエネルギーのような不完全態だったが、最終的にはレインボージュエルと再生幹部たちを吸収して実体化し、地球の地平線が見えるほどに巨大な漆黒のサメのような姿となる。
巨大化後は凄まじい強さを見せ、口から巨大な光線を放って攻撃し、フルパワーだとパワーアップしたプリキュアたちの合体技をも相殺する威力がある。
すべての希望の源たるミラクルジュエルを取り込んだことで、一度はプリキュアたちの力を奪うが、「キュアレインボー」に進化したプリキュアたちの「プリキュア・レインボージュエル・ソリューション」によって倒された。
 次作『プリキュアオールスターズ DX3』で、ブラックホールが生み出した存在だったことが明かされた。

歴代シリーズの敵幹部たち
幹部たちは深海の底に埋まっていたが、ボトムの力によって復活した。そのため、幹部にはボトムの意思が入り込む描写がある。
暗く冷たい暗黒の世界の現出のために、ボトムへの忠誠を誓っている。
「レインボージュエル」を手にしたボトムの力でパワーアップをしてプリキュアたちを追いつめ、最終的にはボトムに吸収された。

ウラガノス
声 - 高木渉
かつてドツクゾーンの四天王のメンバーだった敵。
ノーザ、ムカーディア、キントレスキーとともにレインボージュエルを探りに来て、キュアパインと交戦する。
そのあとは、お化け屋敷で妖精たちを発見して追いつめるが、ミラクルライトを浴びて消滅した。

ダークフォール
原作では1度復活しているため、2度目の復活となる。唯一ドロドロンのみ再生していない。
カレハーン
声 - 千葉一伸
かつてダークフォールの戦士だった敵。
アラクネアとともに孤立したつぼみたちに襲いかかるが、救援に駆けつけたキュアピーチたちと交戦し、アラクネアと2人で『フレッシュプリキュア!』を追いつめる。
相手に「カレーパン」と呼び間違えられるのが相変わらずで、本作ではアラクネアに「カレーパン」と名前を間違えられる。
モエルンバ
声 - 難波圭一
かつてダークフォールの戦士だった敵。
ミズ・シタターレと組み、つぼみたちを排除しようとしたが、ハデーニャの参戦とともにプリキュア5と交戦する。
本作では新しく全身を炎化させるなどの技を見せ、プリキュア5を追いつめる。
ミズ・シタターレ
声 - 松井菜桜子
かつてダークフォールの戦士だった敵。
モエルンバとともにシプレとコフレを捕らえ、プラネタリウム空間でつぼみたちを迎え撃つが、救援に駆けつけたプリキュア5やミルキィローズと交戦となる。
本作では新しく全身を水化させるなどの技を見せ、ハデーニャと2人でミルキィローズを追いつめる。
キントレスキー
声 - 小杉十郎太
かつてダークフォール最強の戦士だった敵。
ノーザ、ムカーディア、ウラガノスとともにレインボージュエルのを探りに来て、キュアピーチと交戦する。
そのあとはノーザ、ムカーディア、ネバタコスとともにキュアブロッサムたちを迎え撃つが、援助に参戦したキュアブラックたちと交戦する。
最終的に強化体へと変化し、「スパークルブレス」を装着したキュアブラックを追い詰める。

ナイトメア
本編では最終形態となる際は「黒い紙」を使用して自我が消失する設定だが、本作では自力で最終形態となり、その状態でも自我を保つことが可能となる。
アラクネア
声 - 沢海陽子
かつてナイトメアのメンバーだった敵。
カレハーンとともに孤立したつぼみたちに襲いかかるが、救援に駆けつけたキュアピーチたちと交戦となる。
最終的に超獣化形態へと変貌し、カレハーンと2人で『フレッシュプリキュア!』を追い詰める。
ハデーニャ
声 - 小宮和枝
かつてナイトメアの幹部だった敵。
モエルンバとミズ・シタターレに続いてプリキュア5たちの前にあらわれ、ミルキィローズと交戦する。
最終的に超獣化形態へと変貌し、ミズ・シタターレと2人でミルキィローズを追いつめる。

エターナル
ネバタコス
声 - 島田敏
かつてエターナルのメンバーだった敵。
ノーザ、ムカーディア、キントレスキーとともにキュアブロッサムたちを迎え撃つが、援助に参戦したキュアブルームたちと交戦する。
最終的に超獣化形態へと変貌し、「スパークルブレス」を装着したキュアホワイトやシャイニールミナスを追いつめる。
ムカーディア
声 - 置鮎龍太郎
かつてエターナルのメンバーだった敵。
ノーザ、キントレスキー、ウラガノスとともにレインボージュエルを探りに来て、キュアパッションと激闘をする。
そのあとはノーザ、ネバタコス、キントレスキーともにキュアブロッサムたちを迎え撃つが、援助に参戦したキュアホワイトたちと交戦する。
最終的に下半身がムカデのようになった、今作オリジナルの形態になる。

ラビリンス
ノーザ
声 - 渡辺美佐
かつてラビリンスの最高幹部だった敵。再生幹部の中では、参謀的な存在。
当初はムカーディア、キントレスキー、ウラガノスとともにレインボージュエルを探りに「フェアリーパーク」に姿をあらわし、キュアベリーと交戦をするも、援助に駆けつけたプリキュアたちを見て一時撤退を指示する。
そのあとはムカーディア、ネバタコス、キントレスキーとともにキュアブロッサムたちを迎え撃つが、援助に参戦したイーグレットたちと交戦することになる。
最終的に超獣化形態へと変貌し、「スパイラルリングリング」を装着したキュアブライトやキュアウィンディを追いつめる。

キュアレインボー
歴代妖精・歴代サブキャラクター・『フレッシュ』までの歴代映画キャラクターが振ったミラクルライトで復活し、背中に羽を生やしたプリキュア達が、さらにパワーアップした姿。すべての戦士に金色の羽が追加されている。
その多くは劇場版などにおけるパワーアップ変身であるが、一部のデザインが今作オリジナルのレインボー仕様として追加・変更されている。
キュアブラック(スーパープリキュア)
キュアホワイト(スーパープリキュア)
レインボーシャイニールミナス(スーパープリキュア)
キュアブラック、キュアホワイト、シャイニールミナスが変身する。金色の羽が追加されている。
ブライティブルーム
ウィンディイーグレット
キュアブルーム、キュアイーグレットが変身する本作独自の変身形態。名前のとおり、それぞれブルームとブライト、イーグレットとウィンディの要素を合成した姿となっている。
シャイニングドリーム
キュアルージュ(レインボー)
キュアレモネード(レインボー)
キュアミント(レインボー)
キュアアクア(レインボー)
レインボーミルキィローズ
プリキュア5およびミルキィローズが変身する。原作シリーズにおいてはドリーム以外のパワーアップ形態はなかったが、本作では他のメンバーも新たに設定された。
プリキュア5はシャイニングドリームのように胸の薔薇が巨大化していることと二対の羽がスカート後部に追加されているのが主な特徴。ミルキィローズは肩のフリルが三段に追加され、スカートがロングになった。
エンジェルピーチ
エンジェルベリー
エンジェルパイン
エンジェルパッション
外見は羽のデザインが若干変更されたのみ。
キュアブロッサム(レインボー)
キュアマリン(レインボー)
通常に比べてスカートの花びらの枚数が増えるなど、若干装飾が追加されている。なお、後の TVシリーズにおいてはこの姿ではなく「スーパーシルエット」という新たな形態が登場し、以降の劇場版ではスーパーシルエットに変身するようになっている。


フェアリーパーク
妖精達の作り上げたテーマパーク。海上にあり、施設までは長大なハイウェイで陸地と繋がっている。えりか曰く今までは何もなかったはずなのに突然現れたものだという。中には歴代のプリキュアを支えた妖精達をモチーフにしたアトラクションがあり、レインボージュエルを保管している場所もある。劇中ではどこの海上かは明らかにされていないが、公開前に発刊された公式ガイドブックには、東京湾と記述されている。
各作品において妖精達はその存在が秘匿されているが、本作での妖精達は普通に来場客と接しており、「このテーマパークが妖精達によって運営されている」という事実に客側が疑問を抱く描写はない。ただし、つぼみは「大胆なことをしてる」とコメントしている。

レインボージュエル
1000年に1度目覚めるという、フェアリーパークの宝物。貝殻の中に収められており、上に浮かび上がっているハートマークの光が全て満たされた時完全に覚醒する。本作ではプリキュアの力の源という設定があり、これを奪われるとプリキュアは力を失い、衣装の色彩に曇りが生まれ、宝石型のアクセサリーは完全に色を失う。

クリスタルミラクルライト
レインボージュエルの在処を示したり、プリキュアに力を与えるアイテム。フェアリーパークで妖精達が配布していた。ライトの部分が宝石の形になっている。劇中では「ミラクルライト」とだけ呼称されている。
歴代妖精・歴代サブキャラクター・『フレッシュ』までの歴代映画キャラクターがライトを振り、プリキュア達をキュアレインボー化をさせた。


スタッフ
企画:鷲尾天、西出将之
脚本:村山功
製作担当:末竹憲
音楽:高梨康治、佐藤直紀
美術デザイン:平澤晃弘
美術監督:平間由香
色彩設計:澤田豊二
デジタル撮影監督:大坪聡
オリジナルキャラクターデザイン:稲上晃、川村敏江、香川久、馬越嘉彦
キャラクターデザイン・作画監督:青山充
編集:麻生芳弘
演出・絵コンテ:大塚隆史、松本理恵
アニメーション制作:ABC・東映アニメーション
監督:大塚隆史


主題歌
オープニング主題歌『キラキラ kawaii!プリキュア大集合♪ キボウの光』
 歌唱 …… 池田 彩
エンディング主題歌『17 jewels プリキュアメドレー2010』
 歌唱 …… 池田彩&工藤真由


《無論のこと、本文マダヨ》
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『軍師官兵衛』  視聴メモ 第29回『天下の秘策』

2014年07月25日 11時05分22秒 | 日本史みたいな
『軍師官兵衛』第29回『天下の秘策』(2014年7月20日 演出・本木一博)


登場する有名人・武将の『信長の野望』シリーズでのだいたいの能力評価(テロップ順)

黒田 官兵衛 孝高  …… 知力84、統率力67
 (演・岡田准一)

徳川 家康      …… 知力102、統率力65
 (演・寺尾聰)

黒田 長政      …… 知力77、統率力63
 (演・松坂桃李)

明智 光秀      …… 知力93、統率力95
 (演・春風亭小朝)

母里 太兵衛 友信  …… 知力44、統率力80
 (演・速水もこみち)

後藤 又兵衛 基次  …… 知力14、統率力75
 (演・塚本高史)

石田 三成      …… 知力92、統率力60
 (演・田中圭)

井伊 直政      …… 知力69、統率力81
 (演・東幹久)

安国寺 恵瓊     …… 知力80、統率力31
 (演・山路和弘)

吉田 兼和
 (演・堀内正美)

蜂須賀 小六 正勝  …… 知力74、統率力90
 (演・ピエール瀧)

羽柴 小一郎 秀長  …… 知力83、統率力75
 (演・嘉島典俊)

吉川 元春      …… 知力58、統率力85
 (演・吉見一豊)

斎藤 利三      …… 知力42、統率力71
 (演・小木茂光)

本多 忠勝      …… 知力66、統率力84
 (演・塩野谷正幸)

榊原 康政      …… 知力45、統率力78
 (演・中村育二)

明智 秀満      …… 知力51、統率力67
 (演・鳥羽潤)

黒田 兵庫助 利高  …… 知力78、統率力63
 (演・植木祥平)

小早川 隆景     …… 知力83、統率力77
 (演・鶴見辰吾)

羽柴 秀吉      …… 知力95、統率力94
 (演・竹中直人)

黒田 職隆      …… 知力72、統率力55
 (演・柴田恭平)


ざっとの感想

○「おもしろい……その賭け、わしも乗ったァッ!!」
 おお、安国寺恵瓊、略して AKB44(えけいボウズ44歳)、のっけから野望まるだしの迫力演技! いまだかつて、これほどまでにお坊さんが生ぐさいドラマがあったであろうか……毎回毎回思うんですけど、恵瓊さん意外と若いんですね。
 上のセリフを絶叫するときの山路さんの、天下統一という大それた夢に対して確実に「おびえ」の入った表情が非常に絶妙ですね。今までは戦国大名の外交代表という、いわば最終的な局面においては「責任のない」立場だった人間が、自分自身が独立して官兵衛といっしょに立ち回らなければならない個人になる。この転身へのおそれを的確に演じきっていた山路さんの演技に感じ入りました。
 そして、そうなった途端に、興奮するあまりにかつてトレードマークであったはずの「冷徹な知性」を忘れてしまう恵瓊……果たして、このときに彼の脳裏によぎった一抹の不安は、現実のものとなってしまうのか、単なる杞憂に終わるのか。『軍師官兵衛』の関ヶ原合戦における山路さんの渾身の演技が、今からとっても楽しみですねェ~! 

 それにしても、あの策士・恵瓊を、「天下統一できるかもヨ♡ 」というエサであっという間に毛利家から引き離してしまう官兵衛……深夜にたたき起こしてボンヤリしているところをアタックというタイミングもばっちりだぜ! 恐ろしい子!!
 実人生の中でも、「あなただから、思いきって打ちあけちゃうんだけど……」という切り出し方は、けっこう有効な取り込みテクニックですよね。私も、そういうこと言われちゃうと弱いんだよなぁ~、特に美人に!!

○秀吉の「皆の者!」というタイミングでササッと陣幕を上げる2人の足軽、グッジョブ!! 練習してたのか!?

○「この秀吉が……上様の仇を討たずして、誰が討つ!!」
 いいですねぇ~。やっぱりね、決めゼリフは絶叫してはなりません。絶叫を抑えたギリギリのラインで叫ぶのです。

○隆景「しかし妙だな……8ヶ国の本領安堵……なにゆえ織田は、そのように我らに有利な申し状を?」
 この反応を受けて、「勘付くなよ……」と微妙な表情を浮かべる AKBがいいですねぇ。ここにかぎってエレキギターの「ぴよぉ~んん」という珍しい BGMが入るのも、いかにもさまざまな思惑が交錯する「深夜の策謀劇」といった緊張感をかもし出していてワクワクしますね!
 にしても、隆景じゃなくたって、ふつう怪しみますよねぇ。ほしいけど高くて出が出せないお店の看板商品が、ある日突然「今日だけお値段80% 引きです、今日だけ!」ってセールに出されるようなもんなんですから。逆に買うのためらっちゃいますよ。

○「すべては天下のため、そちらのためでござりまする!」と、信長出陣&毛利ピンチ!というウソをかざして隆景にせまる官兵衛。
 いや、そりゃ話はわかるんだけども、わしも毛利家の当主じゃないんだからさ……そんな重大決定、今決めろって言われても決めらんないよ! という隆景の苦境が伝わってくるシーンですね。兄貴、もう寝てるかな……寝起き悪いんだよなぁ~、起こしたくねぇなぁ!
 素朴な疑問なのですが、そのときの秀吉の陣所となった石井山(今も残る蛙ヶ鼻築堤跡の背後の山)と、小早川隆景の陣所となった日差山(現在の倉敷市にある)との間には、直線にして約5km の距離があります。深夜に馬でぶっとばすと何分ぐらいの移動時間になるんですかね? 400年も昔の話なのに、せわしないねぇ~、みんな!

○清水宗治の切腹の儀がいちいちカッコよい。そんなに美化する必要もないかとは思うのですが、そこはやっぱり、宇梶さんだからねぇ。江口信長の『敦盛』が一瞬でかすむ堂々振りでしたね。むなげ! むなげ!!
 でも、これから死ぬ人に「黒田官兵衛!!」って名前を叫ばれたくはないですよね。その後に続く言葉はささやきだったから、官兵衛本人には聞こえなかったでしょ? あんなのされたら、私なんか死ぬまで一生、「宗治さん、なんであんときオレを呼んだんだろ……?」って、気になって眠れなくなっちゃいますよ。なんという死に逃げ爆弾!! 言葉はやっぱり「呪い」なのよね。

●宗治切腹の儀の介錯のひと、斬るのが遅い、遅い! あなた、なんか清水宗治に個人的な恨みでもあるんですか!? 前に伏せたあとの宗治に刀を振り下ろしたって、とどかねぇし!!

○隆景「なにっ、光秀が信長を討っただと!? これは……恵瓊、ちょっとこれ見て……って、恵瓊いねぇし!!」
 宗治に手も合わせずにこそっと姿を消す AKB、グッジョブ!! 官兵衛も隆景も手を合わせてたのに、なんというプロボウズ意識の欠如か!

○俳優さんとして今まで特に気になったことはまるでないのですが、後藤基次役の塚本高史さんって、月代のちょんまげが異常に似合いますよね……もちろん小顔なんですけど、おでこが出ていないから適度に顔が大きく見えるんですよね。首も太いし。なんかイケメン俳優っぽくなくて、ものすっごく落ち着く! 『大岡越前』に出ていてもまったく違和感がないようなシックさがありますよね。大阪夏ノ陣まで、ちょっと長いですけどがんばってくださいね!!

○伊賀越えの野伏せり集団もなんのその、四天王の完璧サポートで三河国に生還する徳川家康。どうせワイルドにアクションをするのなら、レイバンのサングラスをかけて火縄銃をぶっぱなしてほしかったです。あぁ、『秀吉』の渡哲也の信長と今回の寺尾家康の同盟だったらものすごかったでしょうね! 『西部』じゃなくて『中部』だけど。中部警察!! なんか平和そう。

○かつて信長のいた安土城の主の座に君臨し、いならぶ諸将を見おろしてほくそ笑む明智光秀。これが「天下人」というものか、ふふん♪
 でもさぁ、いる武将の信頼度が、織田信長家臣団とか秀吉家臣団とまるで違うのよね……細川藤孝はいねぇし筒井順慶もいねぇし……溝尾茂朝とか阿閉貞征とかは、いても何の安心感もねぇし!!

●明智秀満役の鳥羽潤さんって、こんなにセリフ一言ですぐにわかるくらいの大根だったんだ……ちょっと驚きました。おまえ、いま自分が乗ってる船の危うさがぜんっぜん理解できてねぇな! やっぱり明智家臣団はたよりない!!

●光秀「贅を尽くしたこの城も……いずれこの手で燃やさねばならん。」
 バカバカ、燃やすな! バラバラに解体して各地に移築しろ!! この明智光秀には、当時の日本人に常識だった「木材はたいせつに。」という概念がないのか!? エコを重視しない政権なんか、一瞬で財力と民心を失うぞ。

○お光「おまえの弟、熊之助です……」
 って、そんなドヤ顔で言われてもよう……多感な15歳の長政にとっては、正直そんなにうれしいばっかりのニュースじゃないですよね。フクザツ……これから生きるか死ぬかの大いくさだっていうのに、おやじと母ちゃんのプライベートライフが気になる……まあ、元気で仲がいいのはいいことだけど!

●羽柴軍、ダッシュしすぎ。それ、3分もたないでしょ? 休みなしの早歩きくらいでちょうどいいんじゃないっすか? それより、甲冑をぬいで身軽になりましょう。武器持ってる必要もないですよね?

○信長暗殺のネタバレ後の毛利家の兄弟ゲンカは、いつ観ても迫力があるなぁ! しかし、そのころ毛利家の総帥は、完全にかやのそとであった……そういうことだから、関ヶ原合戦で貧乏くじ引かされちゃうんだよ。後見人が有能すぎるのも考えものですな、ヤング輝元くん!

●「朝廷から勅使をいただき、後ろ盾を得た。」って言われても、具体的にはなんにももらってないのよねぇ。そこが朝廷の恐ろしいところですよね。これはもう、どう見ても「そのとき京を守っていたのがたまたま光秀だったから『よろしくね。』って言っただけ。」っていう実質ゼロ回答ですよ。光秀だっていい顔はしなかったでしょうね。征夷大将軍くらいほしいけど、かろうじて京近辺を実効支配してるだけの政権にはなんの保障もねぇし……光秀ピンチ、ピ~ンチ!


結論、「第30回がとてもたのしみです。」

 将軍・足利義昭公、完全無視ですた。

 なんか、予告を観ると次回に出てくるみたいなんですが……遅きに失したよね。まぁいいよ、史実もそんな扱いだったろうから。
 視聴率で一喜一憂するのもなんだかバカバカしい話なんですが、この第29回が、やっと第1回を超える自己最高の「19.4%(関東地区)」をたたき出したのだそうで。明智天下が織田時代を上回っちゃったよ! なんにせよ、「本能寺の変」というビッグイベントを超える話題になったのは、実によろこばしいことですね。それでも『秀吉』あたりの1990年代後半に比べたら、大河ドラマとしてはいささか寂しい数字なのですが、話題性や期待度で有利な序盤エピソードの視聴率を中盤エピソードが超えるというのはすばらしいことですよ! これからもがんばってほしいですね~。

 さぁ! 明智政権は来週をしのいで再来週まで生き延びることができるでありましょ~か!? 固唾を呑んで見守りたい正念場ですね!! ムリ、やっぱ?
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かぎりなく天国に近い地獄のメルヘン  ~辻村深月『盲目的な恋と友情』~

2014年07月20日 23時25分35秒 | すきな小説
辻村深月 『盲目的な恋と友情』(2014年5月 新潮社)


《単行本帯より》

女の美醜は 女が決める。

肥大した自意識に縛られ、嫉妬に狂わされた、ふたりの若い女。

これが、私の、復讐。私を見下したすべての男と、そして女への……

一人の美しい大学生の女と、その恋人の指揮者の男。そして彼女の親友の女。

恋にからめとられる愚かさと、恋から拒絶される屈辱感を、息苦しいまでに突きつける。

暗く深い、静かで透明な果てまで、堕ちていきたかった。

そう、私だけのあなたと、二人だけで……


醜さゆえ、美しさゆえの劣等感をあぶり出した、鬼気迫る書き下ろし長編。




《さぁ、完成はいつになるかナ~!? 本文マダヨです》
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おお! 起用の意味はわからんが、とにかくなんかおもしろそうだ!

2014年07月17日 18時11分34秒 | 日本史みたいな
ウッチー内田恭子アナ NHK大河『軍師官兵衛』でお市!「私でいいのかな」
 (J-CAST ニュース 2014年7月16日付け記事より)

 フリーアナウンサーの内田恭子(38歳)が、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』に、織田信長の妹「お市」役で出演する。お市は戦国一の美貌の持ち主だったといわれ、浅井長政、柴田勝家に嫁ぎ、勝家が羽柴秀吉に攻められ敗れたときに自害した。秀吉はなんとか手中にしようとご機嫌をとったが、お市は秀吉を最後まで嫌ったという。
 内田は1999年にフジテレビに入社、2006年にフリーとなった。これまで女優の経験はほとんどなく、もちろん時代劇は初出演だ。大河ドラマ出演については「何でだろう。いいのかな、私で。」と話しているという。
内田は8月3日放送の第31回『天下人の道』に登場する予定。


 うわー、なんか、ものすっごくなごむなぁ、このニュース! ほんと、なんでなんだろう!?

 なんだかはよくわからないんですが、映画『清須会議』であれだけお市の方役をがんばった鈴木京香さんを鼻でせせら笑うようなキャスティングになっていて、とっても愉快ですね。別に内田さん本人が悪意を持っているっていうわけじゃないんだけど、「しょせんお市の方なんてそんなもん。」という取り扱い方ががひしひしと視聴者に伝わってくる感じ。いいなぁ、この力の抜き具合。お市の方って、どの作品でも「THE 悲劇の美女!」って感じで肩に力が入りすぎなんですよね。

 そういえば、確かに同じ竹中秀吉だった1996年の『秀吉』でも、お市の方はフジテレビの元アナウンサーの頼近美津子さん(2009年没)って方が演じてたんだっけ! そういう意味での起用なんだろうけど……美人といえばフジのアナウンサーなの? なんなの、そのセンス。

 まぁ、お市の方が歌を唄うシーンがないのならば、私も内田さんでまったく異存はないです。内田さんと近藤芳正さんのお市&柴田勝家ペア……おもしろい、おもしろすぎるぞ! なんか、天下統一の野望なんかかけらもなさそうなかわいらしいご夫婦ですね。このお2人を死に追いやる秀吉&官兵衛ペアがあまりにも悪逆非道すぎる!! ほっといてもたいした脅威にはならなかったであろうに……

 演技力のさほど期待できない母親の恨みを、今現在の日本女優界でも屈指の演技力を誇るとたたえられる娘・二階堂ふみ茶々姫がどう晴らしていくのか!? とっても楽しみですね~。

 内田さんの娘が二階堂ふみ……実におもしろい!! マシュマロがビーフジャーキーを生んじゃった、みたいな質感の違いですよね。
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