長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

仮面ライダーOMAKE新2号  ~決定!? 完全無欠の女ライダー~

2011年04月17日 23時20分07秒 | 特撮あたり
 どうもこんばんはーい、そうだいです。今日はあったかかったっすねぇ! なんかもう、春をちょっと過ぎちゃったような陽気になってましたね。
 でも、また来週は気温が下がったりもするらしいんでね。まだまだカゼもはやってるようなんで、体調管理には気をつけて春を楽しみやしょう。


 え~前回は、なんと1週間もやり続けてしまった「仮面ライダー」関連の話題のしめくくりとしまして、最後に「女性の仮面ライダーは何人いるのか」ってことを検証したかったんですけど、予想外にデータ収集に時間がかかってしまったので、「候補」の紹介だけにとどまってしまいました。
 いや~、女性ライダーのデータを集めることのなにが大変なのかって、みんながみんな、ライダーになった事情が十人十色なのね。人生色々、女性ライダーも色々。軽く省略してはならないような気になるデータばっかりなんですなぁ。
 ヒロインは、ヒーローとはまた違う過酷さのあるイバラの道を通ってきた人間だけがなれるんですねぇ。イバラバラバラ、エバラバラバラ。

 さてさてそれでは、前回にあげた13(プラス補欠1)名のヒロインたちのうち、果たして何名が正式に「女性仮面ライダー」と認められることができる境地に達しているのか!? お1人ずつ検証していきましょう。
 言っておきますが、候補のみなさんがまず充分すぎるほどに「ヒロイン」であることは間違いありません。しかも、ほとんどが悪の組織や敵方の改造人間たちとガチで闘う「バトルヒロイン」! その時点ですでに立派なんですけど、今回の争点は、そのうちのどなたが「バトルヒロイン」をさらに超えた「女性仮面ライダー」という高みに達しておられるのかというところなんですねぇ~。いってみよう!


1、電波人間タックル(『仮面ライダーストロンガー』1975年3~10月の29話分に登場)

 まず、タックルが「仮面ライダー史上初の」「正義の」「女性の」「変身ヒーロー」であることはまごうことなき事実です。しかも、主人公の仮面ライダーストロンガー、そして多くの歴代仮面ライダーのみなさんと同様に「悪の組織に改造された」という背景があることもポイントが高いです。
 その戦歴もバカにできない見事なもので、自分を異形の改造人間にした組織ブラックサタンを、ストロンガーとともに壊滅に追い込んでいることはもちろんのこと、さまざまな点から見ても「歴代の悪の組織中、最強(だけど団結力ゼロ)」の呼び声高かったデルザー軍団を相手に善戦し、最後の自爆技「ウルトラサイクロン」で女幹部ドクターケイトを道連れにした、その劇的な最期も素晴らしいです。「よわっちい」「頼りにならない」というイメージは、あくまでストロンガーやまわりの強豪改造人間たちと比較した時にそう見えてしまうというだけの相対的評価ですよ!
 ルックスも特筆すべき点が多く、今回に出た候補の誰よりも露出度が高い変身後のスタイルはとても悪の組織の一員には見えません。戦闘中にチラッチラ見えるものが見えちゃうミニスカスタイルは、相手側の精神を撹乱するためのブラックサタン改造研究チームの狡猾な心理作戦か!? それとも趣味?

 ただ、記念すべき初の「女性仮面ライダー」になるのかっちゅうと……これが、ならないんだなぁ!
 別に「バッタじゃないから。」というわけじゃあありません。そんなこと言っちゃったら、今「仮面ライダー」って言われているほとんどのライダーは違うことになっちゃうからね。第一、ストロンガーだって「カブトムシ」だし。
 理由は、「パートナーだった仮面ライダーストロンガーがみとめないから」。
 タックルは、ストロンガーにとって戦友以上の特別な存在でありすぎた。ストロンガーは、闘いの中で散っていったタックルを自分と同じ「正義の戦士」仮面ライダーではなく、1人の女性「岬ユリ子」としてほうむりたかったのです……
 ストロンガーの複雑な心境たるや、察するにあまりあります。彼がそう言うのであったら、やっぱりタックルを仮面ライダーにするわけにはいかねぇなぁ。

 ということで、残念ながら電波人間タックル、失格!! 名誉の失格。
 ただ、半年以上の長きにわたってTVシリーズで闘い続けていたという実績はかなりデカいです。
 21世紀になっても、映画『仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦2010』(2009年12月)で再登場しているんですから、その根強い人気たるや、推してしるべしですね。でも、やっぱりスーパーショッカーの女幹部・蜂女を道連れにして死んじゃってたけど。


2、初代仮面ライダーアギト(『仮面ライダーアギト』2001年8月)

 続きましては、いっきに時間が飛びまして21世紀の第4期「仮面ライダーシリーズ」第2作の『仮面ライダーアギト』に登場した沢木雪奈さんです。
 彼女は主人公の仮面ライダーアギトである津上翔一の姉にあたる人物です。彼女は『アギト』の物語が始まる2年前にすでに死亡していたのですが、その原因はなんと! 人類で初めて仮面ライダーアギトに変身した自分の能力を制御しきれずに殺人を犯してしまったことへの自責の念からの自殺でした。重い……
 うむむなるほど。雪菜さんは「仮面ライダー史上初の」「女性の」「仮面ライダー」になる素質は充分にあったのですが、その過酷すぎる運命に耐えることができなかったのですなぁ。

 沢木雪菜アギト、失格。
 ただ、彼女自身はすでにこの世にはいないものの、次に仮面ライダーアギトとなった弟の精神的成長をうながす、非常に重要な存在ではありました。


3、3代目?仮面ライダーアギト(『仮面ライダーアギト』2002年1月)

 お次の候補3人目は、津上翔一と同じレストランで働く女性・岡村可奈さん。
 彼女自身はごくフツーの一般人なのですが、親がアンノウンと深いかかわりを持っていたために、潜在的に主人公の津上翔一と同じ仮面ライダーアギトに変身する能力を持っていました。
 次第にアギトへと覚醒していく自分に恐怖をおぼえた彼女は深く苦悩するのですが、仮面ライダーアギトとして強く生きている津上翔一に励まされ、自分自身に向き合って生きていく道を選択するのでした。
 ただ、彼女がアギトに覚醒していくのは『アギト』の最終回直前のことだったので、結局「岡村アギト」として活躍することもなく、世界は平和を取り戻すのでした。チャンチャン。

 岡村可奈アギト、失格。
 まぁ闘ってないし、本人も戦士としての道を選ぶようには見えなかったしなぁ。覚醒が遅れてよかったよかった。


4、仮面ライダーファム(映画『仮面ライダー龍騎 エピソード・ファイナル』2002年8月に登場)

 はい、このハクチョウ型仮面ライダー「ファム」こそが、すべての「仮面ライダーシリーズ」の生みの親である東映公認の史上初の女性仮面ライダーとなっております。
 確かに、仮面ライダーファムこと霧島美穂さんは、明確な自身の「闘う意志」をもって積極的に変身しています。まぁ仮面ライダーであることに疑問の余地はないやねぇ。

 たださぁ……何度も言ってきたように、「正義の味方」と同義語である「昭和の仮面ライダー」こそが本当の意味での「仮面ライダー」であると信じている私そうだいとしましてはですねぇ。
 霧島さん……結婚詐欺師ですからねぇ。一応、非業の死をとげた姉の遺体の保存費用捻出のためっていう理由はありますけどね。
 闘う目的も、仮面ライダー王蛇への復讐という私怨が大部分ですからね。「正義」とはちょっと言い難いなぁ。
 あと、「TV本編にはほとんどからんでこなかった映画オリジナルの仮面ライダー」なのね。そこもインパクトに欠けていて残念。

 でも、なんてったって「公認の」女性仮面ライダーですからね!
 ほら、今やってる映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』にも出てるし。ほとんどシルエットだけですけど。セリフないけど。
 「女性が変身した」という点では確かに『アギト』の2人のほうが先なんですが、「変身後の姿が彼女だけのオリジナルデザインになっている」という点ではファムがお初ですね。またそれが優美でカッコイイんだなぁ。

 というわけで、仮面ライダーファム、初の合格~!
 ただし、「昭和ルール」のでいくと仮面ライダーではないですよね。「正義の心」に目覚めて長生きしてほしかった……


5、かりそめの仮面ライダーカイザ(『仮面ライダーファイズ』2003年7月)

 こりゃダメだろ。だって影山冴子さん、正体が「ラッキークローバー」のロブスターオルフェノクなんだもの。
 仮面ライダーカイザに変身した経緯も完全に悪用だもんなぁ。
 これはもう、本物の仮面ライダーカイザにカイザギアを取り返されて撃退されるっていうオチからしまして、完全に「にせ仮面ライダー」の系列に入るエピソードだと思いますんで、

 仮面ライダーカイザ(えび味)、当然の失格!
 ただ、「影山冴子」というキャラクター自体は、演じた和香さんの妖艶な雰囲気もあいまって、仮面ライダー史上に残る名「女ヴィラン」になっていたと思います。特撮界で「エビちゃん」といえば断然、影山冴子さんですね。


6、初代仮面ライダーデルタ(『仮面ライダーファイズ』2003年7~8月)

 6人目の候補である木村沙耶さんは、なかなか難しいですね! 実質数話だけではあるものの、確かに彼女は自分の意志で仮面ライダーデルタに変身して闘っています。そう言う意味では間違いなく女性仮面ライダー。
 ただ、本人に仮面ライダーデルタとして闘い続けるつもりはなかったようで、あくまでもデルタの真の適応者を見つけだすまでのあいだという条件つきだったようです。おそらく、スパイダーオルフェノクに殺されていなかったとしても、自分が認めたデルタ適応者を見つけた時点でライダーに変身することはやめていたのでは?
 そして、結果的に仮面ライダーデルタになったのは男性の三原修二だったので、ここはひとつ、木村さんにはいさぎよく「デルタ」の座を譲っていただきたいと思います。

 仮面ライダー木村デルタ、失格。
 ただ、見たところ15歳くらいにしか見えないのに、木村デルタは変身後はかなり堂々とした闘いっぷりを見せていました。末恐ろしい娘っコだったのね!


7、急場しのぎ仮面ライダーデルタ(『仮面ライダーファイズ』2003年10月)
 
 ここでの候補となった阿部里奈さんなんですけど、ちょっとねぇ!
 明らかに、本物の仮面ライダーデルタになる人が来るまでの時間稼ぎですからね。しかも、闘った相手が悪くて強敵のドラゴンオルフェノクだったから。まぁ相手の一撃で変身解除ですよ。

 仮面ライダー木村デルタ、やっぱり失格。
 でも、ドラゴンオルフェノクという強敵を相手に果敢に代理出撃していったその勇気はホンモノですね。心意気は間違いなく仮面ライダーです!


 よっしゃ、のってきた! 前半の7人が終わった時点で、我が『長岡京エイリアン』公認の女性仮面ライダーとなられたのは、たったのお1人。 
 どんどんまいりましょう。次の方どうぞ~。

 あ、あれ……また字数がかさんできちゃった?
 みなさま、大変に申し訳ない。またしても続きは次回におあずけということになってしまいました。

 いやっ、ホントにすんません! 次回こそ終わりよ。後半戦にしてライダーもの最終回とします、ゼッタイ。言葉の重さがハクチョウの羽毛並に軽いよねぇ~。
 いいんだもんいいんだもん、こっじ~んブログなんだからァ~ん。

 次回、眠りによってすべてが終わる。
 『仮面ライダーOMAKE桜島2号』にご期待ください。

 ……そんなこといって、『超・仮面ライダーOMAKE』とか『仮面ライダーOMAKE THE NEXT』とかに続いちゃったりしてね。『仮面ライダーOMAKE ビギンズナイト』って、さかのぼっちゃったよバカヤロウ!ってね。(ここはビートたけし風でお願いします)
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