長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

甦れ、真の悪の組織!!  平成ショッカー事情 ~中の人はどうよ~

2011年04月10日 23時08分49秒 | 特撮あたり
 どぅ~むぉ~こんばんは。そうだいです。選挙権のあるみなさま、今日は選挙に行きましたか?
 いや、選挙自体は特にどうこうということはなかったんですが、まぁ~日中は天気が良くってねぇ!
 私の地区の投票所は近所の中学校だったんですけど、とにかく桜が満開で。
 あたたかい陽光の下、風もなく音もなく淡いピンク色の花びらがはらはらと散っていく。その風景の美しさときたら。まさにグッドタイミングで今日がみどころでしたね。
 しかし、桜っていうのは本当におそろしいものですねぇ。ちょっと、散りぎわに賭ける情熱というものがハンパじゃない! 花が散る時の桜は、まちがいなく「動物」ですよ。ダイナミックなんだよなぁ、空間のひとりじめ感が! 永井豪もビックリよ。

 話がコロッと変わるんですけど、日本一の注目を集めたかの知事選は、かーんなりあっという間に開票数分後で結果が決まっちゃいましたねぇ。
 私はそこの住民じゃないから余計なお世話なんですけど……いいの?
 おとなりに住んでるもんなので、気になっちゃうんですよね~。なにか、とてつもないことをやらかしちゃうような予感がするんだなぁ! もう、それのはじまりっぽいことはさんざんやってるでしょ。なんだかよくわかんない規制だとか自粛だとか。名前をふせてる意味がないですね。


 そんな知事の話題から今回のテーマに入るのは、特に意味はありません!!

 仮面ライダーと戦った「悪の組織」とはなんだったのか。それを振り返ってみる続きです。
 前回までは、かなり簡単にではありますが、1971年放送開始の『仮面ライダー』から始まった40年にわたる偉大なる「仮面ライダーシリーズ」に豪華絢爛な華をそえた悪の組織、そしてそれらに所属して散っていった栄光ある大幹部たちをリストアップしてみました。
 ひとくちに「仮面ライダーシリーズ」といいましても、そこには「昭和ライダー」と「平成ライダー」という大きなくくりがあり、さらにはそこからそれぞれ2つに分岐させることができると思います。

昭和仮面ライダー
・1971年『仮面ライダー』~1976年TVスペシャル『全員集合!7人の仮面ライダー!!』の、第1期
 ※ライダーは、仮面ライダー1号から仮面ライダーストロンガーまでの7名(と、補欠の電波人間タックル)
 ※ヒーロー番組史上屈指の名サブキャラ「立花藤兵衛(演・小林昭二)」がレギュラー出演している
・1979年『新・仮面ライダー(スカイライダー)』~1984年TVスペシャル『仮面ライダーZX(ゼクロス) 10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』の、第2期
 ※ライダーは、スカイライダー・仮面ライダースーパー1・仮面ライダーZXの3名

平成仮面ライダー
・1988年『仮面ライダーBLACK』~1994年映画『仮面ライダーJ』の、第3期
 ※ライダーは、仮面ライダーBLACKから仮面ライダーJまでの4名(仮面ライダーBLACKこと南光太郎が変身する4タイプの仮面ライダーは「1人」とカウントする)
 ※正確には、『仮面ライダーBLACKRX』(1988~1989年)が放送されていた途中から「平成」になる
 ※にせライダーではない、大幹部級の悪の仮面ライダー「シャドームーン」が初登場
・1999年『仮面ライダークウガ』~2011年『仮面ライダーオーズ』の、第4期
 ※ライダーは、仮面ライダークウガから仮面ライダーオーズまでの12名……どころか、もうむちゃくちゃいっぱいいる
 ※明確に組織された悪の秘密結社がいない
 ※悪のライダーもザラになったが、女性の仮面ライダーも何人か出てきている


 まぁ、こんな4期に分類することができるというわけなんですね。

 当然ながら、現在もっとも熱狂的にチビッコたちの人気を集めているのは現在進行形の第4期であるわけなんですが、私が「悪の組織がいない!」「ライダーっぽくない!」とグチグチ言っているのも第4期なんですよ。
 そして、そんな第4期に第1~3期の要素が盛り込まれたのが一連の「オールライダー」企画なんですねぇ。
 その結果! 第1~3期で大活躍した大幹部がふたたび復活するというアメイジングなひとときが始まったんですよ。うっひょぉ~!!

 そんな中で、第3期はまだ最初に演じた「中の人」が続投することが多いのですが、故人となられていたり引退されている方もおられるため、第1・2期に登場した大幹部のみなさんは新たな「平成の中の人」が演じていることが話題となったりもしています。

 つうことで今回は、悪の大幹部を実際に演じられた「中の人」を観てみることにいたしましょう。
 復活すること自体は大歓迎なんですが、実は私、ちょっと平成の「中の人」事情に関して問題点があると思っています。
 以下、お名前のあとのカッコ内の年齢はその当時のものです。


ゾル大佐
・宮口 二郎(31歳~)『仮面ライダー』・『仮面ライダーV3』
・奥田 達士(41歳) 映画『仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦2010』

死神博士
・天本 英世(46歳~)『仮面ライダー』・『仮面ライダーV3』
・石橋 蓮司(68歳) 映画『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』・『仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦2010』

地獄大使
・潮 健児(47歳~)『仮面ライダー』・『仮面ライダーV3』
・大杉 漣(58歳) 映画『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』

ブラック将軍
・丹羽 又三郎(38歳~)『仮面ライダー』・『仮面ライダーV3』
・福本 清三 (68歳) 映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』

ドクトルG
・千波 丈太郎(36歳)『仮面ライダーV3』

キバ男爵
・郷 えい治(36歳 「えい」の漢字が変換できねぇ)『仮面ライダーV3』

ツバサ大僧正
・富士乃 幸夫(年齢データ不明)『仮面ライダーV3』

ヨロイ元帥
・中村 文弥(27歳)『仮面ライダーV3』
 ※『仮面ライダー』で演じた仮面ライダー2号のスーツアクターとしての演技は伝説的

アポロガイスト
・打田 康比古(25歳) 『仮面ライダーX』
・川原 和久 (48歳~)『仮面ライダーディケイド』・映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』

ゼロ大帝
・中田 博久(32歳)『仮面ライダーアマゾン』

一つ目タイタン
・浜田 晃(34歳)『仮面ライダーストロンガー』

ジェネラルシャドウ
・柴田 秀勝(48歳~ 声の出演)『仮面ライダーストロンガー』・映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』

ゼネラルモンスター
・堀田 真三(34歳)『新・仮面ライダー(スカイライダー)』
 ※「仮面ライダー」シリーズの記念すべき劇場版第1作『ゴーゴー仮面ライダー』(1971年)のメイン怪人トカゲロンや、TVスペシャル『全員集合!7人の仮面ライダー!!』(1976年)の暗黒大将軍の役も演じている

魔神提督
・中 庸助(49歳)『新・仮面ライダー(スカイライダー)』

帝王テラーマクロ(ドグマ王国の首領)
・汐路 章(52歳)『仮面ライダースーパー1』
 ※実写版『ゲゲゲの鬼太郎』でぬらりひょんの役も演じたことがある名悪役

メガール将軍
・三木 敏彦(40歳)『仮面ライダースーパー1』

悪魔元帥(ジンドグマの首領)
・加地 健太郎(46歳)『仮面ライダースーパー1』

鬼火司令
・河原崎 洋夫(28歳)『仮面ライダースーパー1』
 ※ジェネラルシャドウのスーツアクターもつとめていた

妖怪王女
・吉沢 由起(24歳)『仮面ライダースーパー1』

幽霊博士
・鈴木 和夫(44歳)『仮面ライダースーパー1』

魔女参謀
・藤堂 陽子(33歳)『仮面ライダースーパー1』

暗闇大使
・潮 健児(59歳)『仮面ライダーZX(ゼクロス) 10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』
 ※設定上のいとこにあたる地獄大使の役も演じた

大神官ビシュム
・好井 ひとみ(27歳)『仮面ライダーBLACK』
・荒井 萌  (14歳) 映画『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』

世紀王シャドームーン
・堀内 孝人 (25歳~)『仮面ライダーBLACK』・『仮面ライダーBLACKRX』
・大浦 龍宇一(41歳) 映画『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』

ジャーク将軍
・加藤 精三(61歳~ 声の出演)『仮面ライダーBLACKRX』・映画『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』・『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』

キングダーク・十面鬼ゴルゴス(昭和のやつ)・十面鬼ユム=キミル(平成のやつ)・デルザー軍団の魔人たちはぬいぐるみすぎるため割愛。

 その他、注目すべき悪の役者さんたちとしましては、

蜂女(スーパーショッカーで復活したまんまハチの女改造人間)
・及川 奈央(28歳)映画『仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦2010』

諜報参謀マリバロン(クライシス帝国の4大攻撃隊長の1人で、ジャーク将軍の部下)
・高畑 淳子(34歳)『仮面ライダーBLACKRX』

結城丈二(ライダーマンなんだけど、もとはデストロンのエリート幹部)
・山口 暁(28歳)『仮面ライダーV3』・以降のシリーズでのゲスト出演
・GACKT  (36歳)映画『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』

 といった色っぽい面々がおられます。
 『BLACKRX』の放送当時まだ小学生だった私は、残念ながら30代の女性の魅力を理解することができなかった……この若僧が!!
 でも、前年の『BLACK』に出演していた好井さんのことは大好きでした。20代中盤はOKだったのか。


 え~、わかりますかね。
 高齢化してんのよ、「平成の中の人」は!! かと思ったら、唯一例外の大神官ビシュムは若がえりすぎ!! 年齢約半分って、もう別人じゃん……
 大幹部としての「威厳」や「貫禄」が必要なのもよくわかるのですが、あの偉大なる昭和の方々は、「俺だってまだまだ第一線でもやれるぞ。」というアブラギッシュなエネルギーも、若さもあったはずです。そこは枯れちゃいけないはずだ!
 あとやっぱり、悪の幹部の魅力が爆発するのは半年とか1年という長さの「TVシリーズ」の中でたび重なる難局を打開していく、その立ち居振る舞いですよね。最近復活の場を与えられているたかだか1~2時間の映画、ひとつふたつの作戦の指揮だけでは短すぎますよ。


 最後に、私の大好きな悪の幹部にかんするエピソードを2つだけ。

 「ゾル大佐」を演じた宮口二郎は、ゾル大佐の扮装で「仮面ライダーショー」のサイン会に出席した際に子供に「仮面ライダーの敵だ!」と蹴られたといい、これを振り返って「役者冥利に尽きます。子供の頃の思い出は、大切にしてほしいですね。」と語っている。

 「地獄大使」と「暗闇大使」を演じた潮健児は、1993年9月に肝硬変のために死去(享年68歳)。葬儀では出棺の際にファン達が、「世界征服の志半ばで散った地獄大使閣下に最敬礼。イーッ!」とショッカー戦闘員をまねたかけ声で見送った。


 う~ん、善か悪かなんて関係ない!! 問題は、どれだけの人の心に強く残る存在になれたかだ。

 次回はいよいよ、映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』勉強シリーズの最終回!
 「映画としての『仮面ライダー』」についてのココロだ~。
コメント (2)
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