カラーコーディネイトとフラワーアレンジメント




2006年7月のデザートセミナーの写真です。




今年の7月のセミナーも偶然同じものを使いましたが、色や花の合わせ方で雰囲気が変わって面白いですね。昨年は青の類似色でまとめ、お菓子のイエローをアクセントカラーにしました。















デザートセミナーや日常生活でいろいろな花を活けますが、花の色には本当にたくさんの種類があり、組み合わせでとても素敵になったり、野暮ったくなってしまったり、微妙なさじ加減でいろいろに変化します。私は色が大好きなので、イメージにぴったりの色を花や葉っぱ、デザートやお皿など全てのもので演出できるととても嬉しくなります。小型版のオーケストラの指揮者の気分といったらいいのではないでしょうか?すべてがぴたっと収まると、それぞれの色の魅力がさらに引き出されて、空間に魔法がかかったかのようになります。

花の色あわせを上手にするには、花びらや葉、茎に存在する微妙な色のグラデーションをいかに拾っていくかがひとつの鍵になりますが、暑いこの季節でも持ちが良いことで人気のプリザーブドフラワーは染色されているので、花の色が均等過ぎて、生花にあるような自然のグラデーションがないため、間違えるとコーディネイトがどぎつくなってしまったり、逆に単調になってしまったりしてしまい、プリザーブドフラワー自体の色あわせや花器との取り合わせのセンスがとても大切で、生花より、花自体が助けてくれないので、一層カラーの知識やセンスが重要になります。

そこで、チェルシーフラワーズの石川妙子さんからご依頼いただき、秋から、プリザーブドフラワーとカラーのセミナーをすることになりました。秋の最初の講座はトレンドカラーを花に取り入れる企画です。秋冬のトレンドを私がお伝えし、石川さんがトレンドを意識したプリザーブドフラワーのアレンジを製作なさいます。トレンドの色や自分に似合う色、インテリアに合う色やテーマやイベントにあった色など、様々な形で色を意識的に取り入れ、生活に抑揚をつけるのはとても楽しいことですね。