季節外れの雪



雪の中のチューリップ。
花にはかわいそうですが、
週末の雪は外出自粛を手伝ってくれる恵みの雪に感じました。

今の東京の状態は2週間前のニューヨークだそうです。
政府の警告はうまく国民に伝わっていないようです。

香港でデモが行われていた数ヶ月間は
ずっと外出自粛のような毎日でした。
長引くほどもっと辛くなりますから、
そういう事態を避けるためにも今がほんとうに大事。



時期外れの冷たい雪は、
私たちに何かを伝えようとしているように感じます。

ルピナスのようにたくましく!



ルピナス…
色も好き。香りも好き。葉っぱの形も好き。
ムスカリやクリスマスローズにもよく合っています。

花言葉は、

・想像力

・いつも幸せ

・あなたは私の幸せ

・貪欲

・制覇



ルピナスが昔ヨーロッパで食べると
心が明るくなったり想像力が湧いたり、
荒れた土地でもよく育つところから、
これらの花言葉ができたそう。



想像力を働かせて、
たくましく、
コロナウィルスを制覇する、
まさに今にぴったりな花ですね!

いま自分にできることは?



ヤグルマギク。
ブルーの花を見て、
深呼吸して、
心を鎮めましょう。

一輪一輪どれも美しいけれど、
同じ花でも、それぞれ微妙に
色も形も違います。

私たち人間も同じ。

それぞれの立場や考え方も
少しずつ違うと思いますが、
今はそれぞれが自分にできることは何か、
よく考えて行動し備えることが大切に思います。

うぐいすがお手伝い



昨晩は考え事をしていたらまんじりともせず夜が明けてしまいました。
これではいけない、と、重い腰を上げて家の中で掃除をしていると、
庭からうぐいすの「ホーホケキョ」という朗らかな歌声が✨

昨日母と、「これから河口湖では夏にかけてうぐいすや鳥の声がすごいのよね。
あれがたまらなく気持ちいいのよね〜」と話していて、
「今年はその頃は香港にいるから鳥の声も聞けないんだろうなぁ」
と残念に思っていたので、さては呼んでしまったかな?
「きっとフラフラ掃除している私を励ましにきてくれたんだわ」
と勝手に心の中で喜んでいました。

すると、母が、今日はお彼岸だから、河口湖の家を母に託した祖母が、
そろそろお昼だというのになかなかお墓参りに出発しない弟たち家族を待ちきれずに
うぐいすになって早く早くと急かしに来たのよというのです。

生前の祖母は働き者でせっかちだったので、
朝からうぐいすになってやってきて私を励まして掃除を応援し、
弟たちを急き立てて…
たしかにあの甲斐甲斐しいうぐいすは祖母の化身だったのねと思ったのでした。

春の花がつぎつぎに✨



ラッパスイセンが咲きました✨

こんなに長い間日本にいることがないので、
春の柔らかな花々をいろいろ楽しめて、毎朝起きるのが楽しみです。

種まき、水やり…毎日コツコツの積み重ね大切さを庭と母から学びます。

このラッパスイセンは、母の幼稚園からのお友達がドイツからのお土産でくださったもの。
ドイツも日本と同じく大変な時期ですが、きれいに咲いた花を見て、
会いたくても会えないけれどお互いがんばりましょうねと、思いを馳せます。

こういう時期は友達や家族、周囲の方々の温かさのありがたさを痛感しますね。

香りから春を運ぶ



新しい香りで部屋に春を迎えました。
この白い花と柑橘、グリーンの爽やかな香りはNYの定宿で使われていたのと同じもの。
この香りがいつも、刺激的な街からホテルに戻ってくると、
毎日ふんわりと優しく私たちを包み込んでくれました。
NYでの楽しかった日々を思い出させてくれます。
今日は外では強風が吹き荒れて寒い朝でしたが、
室内は明るい春模様になりました。




重いから小さめを購入しましたが、
すぐになくなりそうなので
大きいのを買ってくればよかったかもしれませんね。



トレイは実は20年前にタイで買ったもの。
すっかり記憶の隅にあったものを思い出して
初めておろしてみました。
思い出の詰まったものを取り出して
ゆっくり楽しむのにも
ちょうど良い時期ですね。

今日を楽しむ



三寒四温とはよく言ったものですね。
暖かいのは今日までで明日からまた寒いよう。
今日を楽しみましょう!

ヒヤシンスが伸びてきました。そしてムスカリも頭を出してきました✨
今年は色々なところにランダムにあるヒヤシンスやムスカリ。

なぜそうなったのか母に聞いたら、

「だって土が固かったんですもの」

至極ナチュラルな答えです。
今年はどこから出てくるかわからないところと
お庭のいろいろなところからよい香りが漂うのが楽しみのポイントです。

予想外のことが多いこの頃、
「もしこんなことが起きたらどうしよう?」
そう考えて日頃から気になることを片付けたり、準備したりすることも大切。
それと同時に、ある程度、起きてしまうことや流れに身を任せて
その中で楽しむことを見つけるのも大切な気がします。

春の木



「椿」と漢字でうってみて、あらためて、つばきは春の木なんだと気がつきました。
冬の花のイメージもありますよね。
冬から春にかけて、春の訪れを伝えてくれる花なのでしょう。

昨年春に城南宮に梅を見に行った時、
枝垂れ梅の下にはたくさんの椿の花が落ちていて、
雨に濡れて蒼さを増した苔の上で補色の紅色が
それは綺麗に映えて見えたのを思い出します。

おひなまつりの名残。



おひなまつりの名残の桃の花。

暖かな春の到来を伝えようとする桃の花と
まだ青く鋭い、冬を手放そうとしない朝の光が
拮抗して、まるで綱引きしているように見えます。

日本に行けなくなってはいけないと思って早めに帰国したら、
今度は香港から日本に入ると2週間どこかで隔離されることになり
簡単には香港に戻れなくなりました。
香港に住み始めてから、こんなに日本にいるのは初めてという
長期滞在になりそうです。

香港は中国と地続きでありながら
日本より患者数はずっと少なく、今日も104人。増えても1日1人。
全ての感染者がトラックできています。
マカオはたった10人の感染者をキープ。
SARSの経験を活かし、街中マスクをし、消毒を怠らず
人口密度も高いのによくコントロールできているので、
韓国や中国と同じように規制がかかり、
かなりがっかりしています。

香港でマスクがなくなり出した頃、
日本のメンバーで手分けして入手したマスクを少し持っていってあげました。
最近になって中国のメンバーが入手できるマスクが気に入らないというと
いつまで在庫が持つかわからないのに、
自分たちのマスクを削って中国に送ろうとしたり、
日本でもマスクがなくて大変とニュースで見ると
送ってもらったマスクを日本に送り返そうかとか、
代わりに消毒ジェルをプレゼントしようかとか
(アルコールは送れないのに)
こんな時でも香港の人たちは温かくて
パッとしないニュースが続く毎日ですが、
大変なときに見えてくる人の温かさもあり、感動します。
早く会いたいなあと思います。

冬籠りしていた虫が出てくるように…



Our hyacinths are about to bloom.
今日は啓蟄。
冬籠りしていた虫などが這い出してくるという春3番目の節気。

インプレッションの庭では、母がランダムに植えたヒヤシンスの花も頭をもたげ始めました。
紫陽花の若葉はどんどん増え、グリーンの色も濃くしっかりしてきています。

ご近所から沈丁花の香りがしてきて気持ちの良いこの頃。
沈丁花の香りをかぐと、もうすぐ学年末だなぁと思いながら
学校に通っていた頃の気持ちに引き戻され、
なぜだかなんとなく切ない気持ちになります。
香りと記憶は密接な関係にありますね。

植物はちゃんと芽を出し花をつけて、
いろんなことで右往左往する私たち人間に
「あまり動じず、まずはシンプルにやることを淡々とやりましょうよ」
と話しかけてきているようです。

冬籠りしていた虫が出てくるように、草木が芽を出すように、
私たちも自粛しながらも
できることを考えて生き生きと過ごしたいですね!

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