Table with Colors 2017年6月のセミナーは…

香港から来ると、たとえ梅雨でも、日本の空気はなんて澄んでいるのだろうと思います。
毎朝、外に出るたびに「ああ、気持ちいい〜」と嬉しくなります。
そう思うと、いるだけで幸せな空間にいたら、それほど多くの物事がなくても
幸せに毎日を過ごせるのかもしれません。

インプレッションの庭で
クチナシがそろそろお別れを告げ始め、
レモンにオリーブのような小さな緑色の実がつきはじめる頃、
紫陽花にも青い花がつきはじめます。



紫陽花はたっぷりの水が必要なので、この時期は雨がたくさん降った方がいい。
薄暗い中で、雨に濡れて青く浮かぶ紫陽花は生き生きとして綺麗なので
足元が悪い中いらしてくださる皆様には申し訳ありませんが、
セミナーの日も雨だったらいいなと思うほど。

6月のセミナーではこの時期恒例の紫陽花のテーブルでお出迎え。



今年はどんな紫陽花がいいかしら、と、花市場に行くと、
私の身長より高いような、大きな、紫陽花をたくさんにつけた紫陽花の束を発見!
切り花で売っている紫陽花は一輪一輪がそれは見事で美しいのですが、
淡いグリーンからブルーに変わりかけの小さな花から、
大きな鮮やかで深みを帯びたブルーまで、
大小様々な表情の紫陽花が混ざっている紫陽花も
自然な風情があり素敵なので、今回はこちらを選びました。

そして霧雨をイメージして、
紫陽花の中に含まれる赤みと繋がるような
やわらかなピンク色が美しいスモークツリーをプラス。
ピンクファーというこのスモークツリーは、
ほのかに甘く爽やかな、とてもいい香りがして
活けていてとても癒されます。

お料理はリクエストの多い中華料理で。
ジメジメした時期にすっきりと食べやすい、キクラゲときゅうりの酢の物からスタート。
美味しいキンキが手に入ったので、豆豉や生姜、ネギをたっぷりと添えて蒸し物に。
そして最後の〆にはキノコ類や野菜がたっぷり入ったヘルシーなイーフーヌードルを。
デザートには素材そのものの甘さが優しく心地よいスイカのゼリーをよせた杏仁豆腐。
蒸し暑い日には、ペパーミントティーとあわせるとさわやか。

テーブルセッティングに合わせてくれたのか、セミナー当日は
まさにスモークツリーのような霧雨でしたが、
皆様が帰る頃には晴れてきました。
お家にいるなら雨もいいですが、外を歩くならやはり晴れていると気持ちがよいですね。







『家庭画報』7月号掲載



少し遅くなってしまいましたが、4/21に投稿しました、素敵な見晴らしの、
知る人ぞ知る場所で撮影を行った『家庭画報』7月号が発売されました。

毎年恒例の人気のホテル特集「極上ホテルを愉しむ」のページでは、夏休みを目前にして、
国内外の様々な素敵なホテルでのおすすめの過ごし方を紹介しています。

私たちはパークハイアット東京にある、とある、知る人ぞ知る空間をご紹介しています。
ご家族やお友達との大切な集まりをさらに特別な時間にする
素敵なアイディアだな、と思いました。
ご興味のある方はぜひ特集をご覧ください。(p56~57)

撮影後、パークハイアット東京のピークラウンジでアフタヌーンティをしました。
青竹が美しい、開放感あふれる空間が気持ち良く、
そこにいるだけでも嬉しい気持ちになりますが、
お菓子もお茶もとても美味しく、フィンガーフードやマカロンなども続々と登場し、
食べきれないほど!
非常に充実した内容で感激しました。
アフテヌーンティが好きな方は機会があればぜひ😊おすすめです。

Table with Colors 2017年5月のセミナーでは…



すっかり初夏になってきたようですね。

香港も気温32℃、今年は湿気も多く、ほとんど真夏です。


庭では咲きほころんだ白いバラがそよ風に揺れ、ハスの花が開く5月に、
久しぶりに行いました、Table with Colorsセミナーの模様をご紹介します。

改修工事のために少しお休みをいただいたセミナー。
皆さまに久しぶりにお目にかかれ、また、新しいメンバーも増え、うれしい会でした。
セミナー時は時間がなく、とても自分の写真など撮ってもらっている時間がないのですが
写真が上手なMさんがちょっとした瞬間を捉えて撮ってくださっていました。
すごく大笑いしていて、たしかにうれしそうですね!

ちょうどその週末から気温が30℃近くになってきたので、
初夏に体を優しく元気にしてくれそうなメニューをご紹介。

鶏肉やキノア、ナッツやビーンズたっぷりのヘルシーな季節野菜のサラダ、
鶏のレバーペースト、海老とレンコン等の細巻き春巻き、
そして暑い時にリフレッシュさせてくれる甘酸っぱ〜いレモン・バーをつくりました。
潔い白と深い緑を効かせたセッティングは、少しシンガポールの思い出も重なって、なんとなく植民地風。
今回初めて使用したお箸は先日の台湾旅行時に買い求めたもの。
風邪をひいていて大してチェックしないで買おうとしたところ、
一緒にいた友人夫妻が1本ずつ吟味し直してくれて選んで買ったお箸たち。
見るたびに二人の優しさを思い出すことができます。


壊れたところを直したりというマイナー改修をしたのですが、思ったより工期が延びて
皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
時間がかかったわりにはあまり変わらなかったかしら?と思ったのですが、
ドアを開けた途端、口々に「あら!変わりましたね!」と皆様がおっしゃっていたので
やはり少しは変わったのでしょう。

壁を塗りなおしたので明るさが違うようです。
いちばん大きな工事部分はサンルームのガラスの交換。
そこはしなくても大丈夫かと思っていたのに
一部ヒビが見つかり、工務店の方が絶対直したほうがいいとおっしゃるのでそうすることに。
今までガラスに入っていたワイヤーの線がなくなっただけで
空間に明るさが満ちました。

こんな少しのことで与えるインパクトの大きさを考えると、
たとえば、まつげが下がっているとか、たいしたことがないことの与える影響も意外と大きいのではないか、とか、
一つ直すと他も直せば良かったかも、と思うところなど、きっと美容整形にも似ていて
”お直し”というものは余裕をもってしないと、エンドレスワールドの始まりなのでは?
と関係ない連想につながってしまいました。

しばらく工事の残りの片付けなどが続きますが、
今年は整理の年として、これから暑いので気長に取り組んでいこう、と思ってます。