Table with Colors 6月は…



















今年は空梅雨になってしまのかしら、と思いきや、最近は梅雨らしい天気が続いていますね。こんなじめじめした気候のときは体調を崩したりしがち。
このところアジア出張が多い私たちが、あちらでちょっと疲れたときにとても癒されるお食事がHainan Chicken Rice(海南チキンライス)。今回はいつも香港にいくと必ず、疲れている時はもちろん、元気な時も、一度は頂くあの味にかぎりなく近づけたレシピをご紹介しました。

中国広州の近くに海南島という島があり、リゾート地として有名だそう。もともとその場所の農民のメニューだった海南チキンは、チキンを丸ごと、あますことなく使ったお料理です。海南島からいまやアジア各地にひろがり、香港はもちろん、シンガポールやマレーシア、ベトナムなどでも同じようなメニューがたくさんできていて愛され続けています。

鶏がメインのお料理ですから、大好きな鶏肉専門店でとびきり美味しそうなもも肉を手に入れ、これまた大好きな生姜や葱をたっぷり加えてスープから作りました。スープは冷まして翌日に見てみると脂はほとんどなく、プルっプル!コラーゲンたっぷりです!きっとセミナーの翌日は皆様肌の調子がよかったのではないでしょうか?このスープに、目に良いだけではなく、肌質改善の効能もあるというクコの実をたっぷりと。ダイエット中の方はもも肉ではなく胸肉でもよいですね。その美味しいチキンからとった美味しいスープで炊いたチキンライスも添えます。そして海南チキンには、生姜葱ソース、スイートチリソース、甜麺醤、豆板醤などの中からたいてい3種類のソースが添えられていますが、セミナーでは青唐辛子味噌もプラス。これが海南チキンにぴったりで、実は4種のソースのうち、一番の人気でした。香港やアジアの人たちにも教えてあげたいくらい!

健康的メニューを愛する私たちには野菜が必要なので、青梗菜と香菜を添えて。そして搾菜と胡瓜のサラダもつくりました。このサラダはさっぱりとしていて歯ごたえがコリコリと美味しいと大評判。たくさんつくりましたが、みるみるなくなりました。

食後のデザートには、さっぱりとしたココナツプリンがぴったり。これに極上の小豆の冷たいお汁粉を添えて、オリエンタル風プリンに。プリンは、チキンをたくさん召し上がったあとにちょうどよい加減のリッチさとさっぱりさと甘み、とろみ加減を微妙に調節してみました。香りのよい茉莉花茶とともにご紹介しました。シンプルなのにおいしいデザートなので、きっとこのデザートも皆様に頻繁にご活用いただけるでしょう。

今回のテーブルセッティングは、今の季節とても美しいオリエンタルムード満載のシャクヤクが主役。中国の清王朝のときには国の花とされたシャクヤクは花の王様ともいわれ、豊かさと栄誉の象徴とされてきたそう。豪華な花の姿とは意外に、花言葉は「はにかみ」だとか。重なる花びらがため息がでるほどきれいです。鬱陶しい雨の季節に爽やかさを呼び込むように、高さの異なる幾つかのガラスの花器や光を反射する銀器に投げ入れて、ふんわりと満開の花々が宙を舞うようなアレンジメントを楽しみました。お皿はフランス製でなんとなく植民地ムードの漂うものを選択。昔、タイで購入したバンブーモチーフのカトラリー類を合わせるとオリエンタルムードが盛り上がります。























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