秋の色



秋色のテーブルとパンプキンタルト。
2~3年前の"Table with Colors"より。



豊かな秋の実りの色は見る人を
暖かく幸せな気持ちにしてくれますね。








やっと自宅隔離が終わりました。

外はもう秋の香港。
少しずつ香港なりの秋を見つけにいきましょう。



と言っても、
香港の秋は”食欲の秋”になりそうです🍂

コロナ禍の香港で最高のテイクアウト&デリバリー



2回目の自宅隔離は慣れ過ぎてしまったのか、
10日目の検体提出を危うく忘れそうになる程でしたが、
まもなく自宅隔離が終わるのでうれしいです。

慣れてももう一度したいかというと、
できればしたくない。
コロナとどこかで折り合いをつけない限り、
これは続くのでしょうか…

私が帰国した時はちょうどタイミングが良く、
空港でのPCR検査の結果を待つホテルはそれほどひどいホテルではなく
自宅隔離へと移行できました。
その1週間後には別のホテルが指定ホテルになり
そこがひどい状況だと泊まった人たちが訴えています。
次回はどんなことになっているでしょう。毎回状況が変わるので
この辺りのストレスは慣れようにも慣れられない。
目を瞑って息を止めて我慢してやり過ごすしかなさそうです。

私の自宅隔離が終わる頃、香港の状況は良くなっているのか
悪化しているのか心配していましたが
運よく好転し、外出規制や外食に関する規制も緩和され
1卓4人までだったのが6人に、午前0時が2時まで営業可に。

ようやく落ち着きを見せつつある香港の外食産業。
このコロナ禍の中の香港で感激した
テイクアウト&デリバリーをもうひとつご紹介します。
落ち着いてきた今はもうやっていないので
ある意味貴重な体験でした。



3ヶ月くらい前、香港で第3波がやってきたころの
Roganic Hong Kongのテイクアウト&デリバリー。
イギリスのお店が本店でそちらでも同様に行っていたようですが
その土地の食材に合わせメニューは少し違ったようです。



きちんと小分けにされた全ての材料には
ひとつひとつ番号が振られていて、
細かなインストラクションと、
Youtubeのシェフの実演動画に沿って作業すると、
お家にいながら、まるでレストランでいただくように
美しくおいしいお料理をいただけるというもの。


フタをあけるとこんな感じです!

メニュー開発からビデオの準備まで、
大変なご苦労だったと思いますが、
まさに完璧でした✨ 
さすがミシュランで星を取っているレストラン、
工夫と手間に自分たちの誇りとクリエイティビティへのこだわりも感じます。


ビートルートでしめたサーモンの前菜


Pork Belly, Potato Terrine, Onionのメインコース


人気のアップルタルト トフィーソース添え

お客様に自分たちの表現を正しく伝え、
お家でもお店での体験となるべく同じように
美味しく楽しんでいただきたいという熱意がとても感じられて、
ほんとうに素晴らしかったです👏
香港人のInstagramのStoriesにも
毎日のように色々な人が
お家で楽しんでいる様子がアップされていました。

ともすると落ち込んでしまう状況の中の、
予想外にとても楽しい経験でした。
どんな時でも何かを一生懸命することは人の気持ちを明るく照らすのですね。

菊の節句



香港や中国では、この週末は月曜まで、
重陽節の三連休。
この時期は菊がきれいに咲いているので、
「菊の節句」ともいうそうです。



写真はちょうど3年前の今の時期に行った
"Table with Colors"セミナーより。

先日の、秋の草花を大きく、自然に草原のようにいけたスタイルとは違い、
小菊をお月さまのように丸くモダンに仕上げて、
これもお気に入りのフラワーアレンジメントのひとつ。



シンプルなフォルムですが、
紫陽花ならはさみを1〜2回入れたらすむところ、
小菊だとその何十倍も前処理やはさみを入れなくてはならないので、
実は時間と手間がかかるアレンジメント。



重陽節には、
菊のお茶や菊を使ったお料理をいただいて
邪気を払うそうです。

アレルギーテスト



先日の"Table with Colors"セミナーでも大好評だったフィリカヒューベセンス。

フワフワしているので、もちが悪いかな?
と心配しましたが、
かなり長い間、きれいにふわふわのまま、
私たちを楽しませてくれました。

日本にいる間にインフルエンザの予防接種を受けてきました。
香港についてから、まだ始まっていない
香港のインフルエンザの予防注射が足りないかもというニュースを読んで、
受けてきてよかったと安心。
もっとも、マスクをして手洗い消毒していたら、
しなくても今まで罹らなかったなら、罹らないような気がします。

香港ではインフルエンザの予防接種が子供、介護を受けている人妊婦、
患者、医療従事者、など
90万本分、無料だそうです。日本より対象者が多いような?

予防接種をけたクリニックで、
受付に案内があったアレルギーテストも受けてみたところ、
イネ科の植、物にアレルギーがあることがわかりました。
どうりで、お花を生けているときにくしゃみが止まらなくなったわけです。
それらしきお花が今回のアレンジメントに含まれていました。
知った方がいいのか、知らない方がいいのか、
よくわかりませんね。

いつもの週末なら…



いつもならお花を買いに行く香港での土曜日ですが、
隔離中のため出かけられません。
香港では空港でGPS機能のついたリストバンドをつけられているので
外出すると捕まってしまいます。



前回帰国前に最後に行った香港の花市場では
紫陽花が終わりかけていましたが、
今はどんな秋の花が出ているでしょう。



秋になったのでダリアや菊など
入荷しているでしょうか?



あと少しは過去のお花の写真をみて過ごすことにしましょう。
良い週末を!




栗尽くしで楽しい隔離生活🌰



先日行った 丸の内のHIGASHIYA manのお隣に、
去年の誕生日にお友達からいただいてとてもおいしかった
Cadeau を発見。
こんなところにあったとは、
すっかり勘違いしていたので見つけられてラッキー。
嬉しくて香港での隔離生活を楽しく過ごすために
マロンケーキを。
考えてみると、友達から体に良さそうな
クレンジングの情報をもらったのにもかかわらず、
隔離中のお供に、弟からもらった栗蒸し羊羹や
マロンケーキと、栗尽し🌰
一番良い季節に合計1ヶ月も自宅隔離しているので
よしとしましょう。



HIGASHIYA manで購入した
日本のお紅茶を合わせてみましたが、
爽やかなお紅茶はこれにもぴったり。
私がお店に行った時は和紅茶は売り切れで、
入荷後にお電話くださって助かりました。
マロンケーキは季節限定で、その日の最後の一本でした。
もしご興味ある方はどちらもお店にお問い合わせしてから
行った方がいいかもしれません。

コロナ渦の中、Table with Colorsセミナーを終えて



春に予定していたセミナーは、当時は流行の様子やウィルスの特徴がわからなかったため、
2回延期し、そのまま保留させていただいていましたので、
今回、実施できて本当によかったと思います。
次回は来春を予定していますが、
その頃はどんな状況になっていることでしょう。

今回はアクリルのシールドなどを使わずに、
たくさんある窓を全開にして換気をよくし、
対面の方と重ならないように席を配置した上で、
中央に通常より花を高めに生けて、
会話しても互いの息がかからないように留意しました。

テーブルコーディネイトの教本では、
「テーブルから20cm以内の高さに花をいけましょう」
というようなことも言われているようですが、
テーブルシーンも状況に合わせて変化させる必要があります。
教本を作った昔の人たちも、
今だったらきっと違う内容にしていたのではないかな?
と想像しながら生けていました。

どんなに準備しても、
これは大丈夫と今言われていることも来週になれば変わったり、
国によって異なったりしますので、何が正しいか、
どうするべきかを完璧に知ることはできませんが、
主催者側と参加側、両方の努力の結果、
今は人が安心して集まることができるのだと痛感しました。
ご協力くださいました皆さま、本当にありがとうございました。

「このセミナーがコロナ始まって以来始めてのお出かけ」
とおっしゃる方もいらして、
皆さまが毎日緊張して生活していらしたことがよくわかりました。

こんな時にセミナーをするのは正しいのか?と
震災直後同様、今回のコロナ禍でも考えさせられましたが、
集まって何かをその場で感じたり共有することが人には大切であり、
直接会うこと、その場にいることは
本やSNSで得ることの何倍ものことを得ることができるのだと
今回のコロナからも学びました。

また会社の方針等でご参加いただけなかった方、
コロナではなくても発熱した人が近くにいたのでご遠慮くださった方など、
今回はお会いできなくて本当に残念でした。
また状況が良くなって、晴れてお目にかかれる日が
1日も早く訪れることを心より願っています。
それまでお元気でお過ごしくださいね。




Table with Colors 2020年9月は…



9月の日本帰国の目的のひとつは、
コロナのためにずっと延期させていただいていた
"Table with Colors"セミナーの開催でした。

秋晴れの、最高に気持ちの良い日に、感染対策をしつつも、
皆さまと無事にやっと集まることができて本当に嬉しかったです。

今回はまた厳しい自粛になったとしても、
おうちで簡単に楽しんでいただけるような、
秋の味覚をたっぷり使った(他の食材でも代用可能な)
メニューをご紹介。

南瓜のニョッキ、ズッキーニソース、
秋鮭と秋の果物のオーブン焼き、
アジャン・プルーンのファー・ブルトンをつくりました。

窓を開け放ち、初秋の爽やかな風の中、
数え切れないほどたくさんの種類の秋の草花を、
前の方のお顔があえて見えないように高くいけ、
食材でも使用した南瓜や栗を飾り、
まるで秋の森の中で食事ををつくり、
みんなで楽しんでいるような空間をつくってみました。

ご参加くださいました皆さま、本当にありがとうございました。
幸せや楽しさは分かち合うと何倍にもなりますね。
また集まれる時を楽しみにしております。
これから楽しい秋本番、どうぞお元気でお過ごしください!

秋の訪れ in Kawaguchiko



私が訪れた時より秋はさらに一段と進み、
河口湖では紅葉が少しずつ始まっているようです。
中庭の木々が黄金色になって来ました。



アナベルも秋の装い。



ガマズミも一層、色鮮やかに。



見てください、この完璧に磨かれた窓!
母がいかに働き者で、
この家を大切にしているかがわかります。

「私はけっこう働き者みたい」という母。
今頃気がつきましたか?

アフタヌーンティーの後は…



こちらはフォーシーズンズのThe Loungeにディスプレイされていたお茶。
香水のように美しい小瓶に入っています。

フォーシーズンズのアフタヌーンティーで頂いた
日本の紅茶が気になったので、ホテルの方に聞いてみると、
Higashiyaのお茶で、丸の内にも支店があるというので
そちらを訪ねてみました。



白い暖簾が目印。Dean & Delucaの並びにあります。



さまざまなお茶の他、
ひと口果子やアフタヌーンティーにも含まれていた
季節の羊羹や棗バターやおまんじゅうも。






パッケージも綺麗でプレゼントにもいい感じ。

店内奥でお茶もいただけます。


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