Table with Colorsセミナー 2018年2月は…




2月はほんの2、3日短いだけなのに、
毎年のことながら、過ぎるのが本当に早いですね。
すっかり3月にはいってしまいましたが、
2月のTable with Colorsセミナーの模様をご報告いたします。

2018年の旧正月元旦は2/16。
ヴァレンタインも旧正月も過ぎてしまっていましたが、
今年は少しアレンジ版の旧正月&ヴァレンタインのミックススタイルで。

中華圏のお祝いの色は赤や黄色や金色。
この季節の香港もそれらの色で溢れかえります。
ですが、以前のセミナーでもそういう色合いのセッティングはご紹介したので
今回は少し変化球でパープル × イエローの旧正月に。

この季節、なんといっても元気でかわいらしいのはパンジー。
俯き加減に咲くその姿がまるで人が考え込んでいるかのようなので
pense(考える)というラテン語から派生してパンジーという名になったそう。
フランス語でも「考える」はpenserですね。
パンジーの花言葉は「私を忘れないで」
今でこそ、ヴァレンタインというと赤いバラ?のイメージですが、
昔はヨーロッパではヴァレンタインにパンジーの花束を贈ったそう。
これが広まったら、来年のヴァレンタインには
パンジーの花束が人気になるかもしれません!?
パンジーはスミレ科の植物ですが、
昔、あまりに香りが良いので人が集まって大変なので
神様にお願いして香りをとってもらったので
スミレの仲間なのに香りがない、というお話があるそうです。
いろいろ楽しい逸話のあるパンジーに
小さめのチューリップや八重のクリスマスローズ、ユーカリなどを合わせて
ナチュラルな雰囲気にいけました。
最後に、五穀豊穣を祈って小さな獅子のオブジェを。
獅子に頭を噛んでもらうと厄払いになり無病息災のご利益があるそう。

旧正月に縁起を担いで食べる物の一つに牡蠣があります。
香港では干し牡蠣ですが、今回は生牡蠣を使って潮州料理のオイスターオムレツをつくってみました。
2人1組でワイワイ作業、どのチームもふわふわと美味しそうにできました!
そしてうずらの卵や銀杏などいろいろな具材をいれた鶏肉のレタス包み。
きれいに切ったレタスはまるでお花のようで食卓を華やかにしてくれました。

デザートには寒い時期にぴったりな香港スタイルのおしるこを。
香港のおしるこは日本のおしるこに比べ、
さっぱりとしていて甘みも控えめ。
お祝いの時にはお団子を食べるので、
今回は白玉もいれてみました。
イライラを抑え疲労回復を助けるゆり根、
むくみをとる小豆に、免疫を強くし胃腸をととのえる蓮の実、
陳皮の香りが爽やかなこのおしるこは体にとても良く
セミナーの前後、私も毎日すこぶる体調がよくてびっくり。
冷たくしていただいても美味しいので、
これからも時々つくって食べたいデザートのひとつです。

3月中に次期のセミナーの日程のご案内をいたします。
初夏のテーブルもお楽しみに。