シンプル&ナチュラルなクリスマスのテーブルコーディネイト



いつもなら、日本で、家族や友達と集い、
そしてTable with Colorsセミナーで
クリスマスのテーブルを生徒の皆さまと囲んで
賑やかに過ごすクリスマス。
毎年この時期はクリスマスの準備で大忙しでしたが、
今年は香港で静かなクリスマスを迎えそう。

山ほどあるクリスマスグッズは全て東京にあるので
今年はなるべくクリスマス・グッズを増やさずに、
クリスマスだけのものではなく、いつでも使えるもので
シンプルなクリスマスのテーブルコーディネイトを考えてみることに。

クリスマスカラーの中からグリーンと白を選び、
落ち着いた優しいクリスマスのテーブルを。



ポインセチアやもみの木の代わりに、
年中楽しめるローズマリーに、小さな松ぼっくりを飾り、
余った松ぼっくりはケーキスタンドに積み上げてセンターピースに。



ユーカリの葉や松ぼっくりをテーブルに散らし、
ナプキンを松ぼっくりとユーカリで飾りお皿のアクセントにします。



今日は欲しい針葉樹がなかったのでユーカリにしましたが、
針葉樹の枝やキャンドルなどで
お部屋にクリスマスの香りを漂わせると、
さらにフェスティブ気分がぐっと増しますね。


Andōの天才シェフ



これは何だと思いますか?
和菓子の「練り切り」のように見えるこの美しいお菓子、
実はチョコレートのデザートなのです。

夏前からずっと行ってみたいなと思っていた Andō。

AndōのシェフAgustinはとても流暢な日本語を話します。
それもそのはず、魚の料理の仕方を勉強するために
日本でZurriolaと日本橋龍吟にて6年半も働いていたそうです。


ハマチのセヴィーチェ風

彼のお料理の繊細さは日本料理に通じるものがあり、
まるで歌を歌うように、いとも簡単そうに、
日本料理とスペイン料理を取り混ぜた、
彼独自の素敵なお料理の数々を作りだしています。


マグロのタルタル

彼の料理人生そのものが反映されたような、
美しくて美味しく革新的なお料理は、
このコロナ禍の6月にオープンしてから
ずっと満席が続いているほど香港で大人気。


大根の煮物 日本風でしょう?
でも80年もののスペインの生ハムが仕込まれています。

このような国際的で印象的な楽しいお料理に出会えるのは、
あらゆる文化にオープンマインドで、
成熟した食文化を持つ香港ならではの醍醐味だな
と思います。

簡単!シンプルリースのつくり方



お花を生けて余った草花や
お花だけ枯れてしまって残った葉っぱ類を利用して、
シンプルなリースを作ってみませんか?



先週末にお花を生けた時に余ったユーカリと黄色い蘭で
簡単なリースをつくりましたので、
つくり方をご紹介します♪


🌿シンプルリースのつくりかた🌿
材料:
・ワイヤーリング(私は花市場で買いましたが、
ワイヤーで作ったりワイヤーハンガーを利用してもOK)
・柔らかいワイヤー
・ハサミ(ワイヤーが太いとハサミを傷めるので注意)
・葉物、お花、松ぼっくりなど小さなオーナメントなど
(私は2種類のユーカリと黄色い蘭を使用)



(1) 先ずはまっすくで茎が太い方のユーカリから。
ワイヤーで根元をワイヤーベースに巻きつけます。
(太く作りたいときは2、3本まとめたものをつけていきます)



(2) 2番目の枝からは、最初の枝の下に根元が隠れるようにして
ワイヤーで巻きつけていきます。
ここからは同方向に巻きつけていきます。

(3) 枝を巻きつけるときは枝の綺麗な方を正面にして巻きつけます。
ワイヤーで実際に巻きつける前に、
枝をリースの上に置いてイメージを作ってから巻きつけてるといいです。



(4) 同方向に巻きつけて一巡します。
葉っぱがなくなるまで、ボリューム感を調整しながらつけていきましょう。





(5)最後にアクセントになる花やオーナメント、
リボン、ドライフルーツなどをお好みで飾りつけます。



もうすぐクリスマスなので、
常緑樹で作って小さなプレゼントとして差し上げても喜ばれそう。
また、おうち時間に家族でつくると、
それぞれ違うデザインのリースができて楽しそうですね〜♪

マロンタルト🌰



ネットフリックスの”アンという名の少女”はもうご覧になりましたか?
もしまだでしたら、ぜひ! とてもオススメです。

これはL. M. Montgomeryの”赤毛のアン”が原作で、
話はカナダのプリンスエドワード島にあるGreen Gablesに住むマシューとマリラ姉弟が、
アンを間違って引き取ったところから始まります。
アンが孤児だったことから話は暗い部分も含み、なんとなく悲しくて、
私は世界名作劇場でアニメ化されても見続けられませんでしたが、
ネットフリックスのこのドラマは自然描写が緻密・繊細で、
どのシーンをとっても非常に美しく、
見ているだけで心洗われ癒されます。

ストーリーは原作をキープしながらも、
アイデンティティ、偏見、いじめ、人種差別、ジェンダー、女性の自立など
最近私たちが対峙している問題も追加され、とても見応えがあります。



Marillaやその友人たちがパイを焼いたり、
アンやその友人たちがフラワーリースを作ったりする場面がたくさん出てきて、
お菓子作りや花が好きな人なら、
お菓子を焼いたり、花が生けたくてうずうずしてくるはず。
色々と心落ち着かなかった2020年の秋の終わりに
”アンという名の少女”の余韻に浸りながら、
マロンタルトを焼きました。
以前Table with Colorsでご紹介したレシピをココナツファインにアレンジ。
見た目にもイガグリ感アップ😋




花はクリスマス前の最後の秋の花。
イントロダクションの映像に出てくるテーマカラーに合わせ、
オリーブグリーン、セージグリーン、ブラウンにゴールドのアクセントで。
香港風にダンシング・レディ(イエローの蘭)、
ベルベットのようなカンガルーで秋っぽさを加えてみました。
紅葉した雪柳にユーカリを加えたので、
部屋中にユーカリの爽やかな香りとタルトの甘い香りが満ちています。


Petersham Nurseriesが香港にやってきました🎶



香港に長く滞在して気がついたことは、
気に入ったホームデコレーショングッズは
ほとんど日本に持って行ってしまっていたこと。
今年中は少なくともおうち時間が減る様子もなく、
どこかに素敵なものはないかな?と日々思っていたところ、
レーン・クロフォードにロンドンから
Petersham Nurseries @petershamnurseries がやってきました。





Petersham Nurseriesは、ロンドンに住む再従姉妹が大好きで、
よく彼女の素敵な投稿を見ながらいつか行ってみたいなぁと思っていた
ところです。
ロンドンにいつ行けるのか?わからない今の私たちに、
とてもうれしいポップアップです。





美しいクリスマスデコレーショングッズ、Astier de Villatte の食器類、
Petersham Nurseriesのオリジナルのお茶やジャム、
オリーブオイルやワイン、スキンケア・グッズやホーム・グッズ、
そして大きな扉棚やシャンデリアまで! 
フェスティブ・シーズンに向けて、
優雅なおうち時間を過ごすための素敵なものが
たくさんのグリーン類とともに美しく飾られて…







見ているだけでウキウキ、ようやくクリスマスが来るのだ
という気持ちがしてきました。

ディスプレイも綺麗なので、
クリスマスの飾り付けのヒントや
どなたかへのギフトも見つかるかもしれませんね🌲

東京だとこういうお店はたくさんあるかもしれませんが、
香港は狭いところにたくさんのお金持ちが住んでいて動けないでいるので、
高価なものでもこういう希少なものはあっという間に
なくなってしまうのではないかな?と思っています。

Afternoon Tea with Autumn Flowers...



自宅隔離が終わって、3ヶ月ぶりに香港のフラワーマーケットに行くと、
すでに夕方5時近くだったというのに、
まるで旧正月前のような人混みでびっくり。

香港ではやっと過ごし易い季節になって
お花を生けようと思う人も増えるのか、
大賑わいで、まるでコロナも何処かに行ったかのようでした。



秋になったらもう売ってないかと思っていた紫陽花や百合も健在。
それらと一緒にモミの枝も季節感なく並び、
「諸人こぞりて〜」とクリスマスソングが流れる中、
日本人としてはもう少しだけ深まる秋を楽しみたくて、
河口湖で母が飾った落ち葉(☞前の投稿)にインスピレーションを受け、
秋色の花を買い求めてみました。

日本はもうコートが欲しいくらい寒いようですが、
香港はやっとちょっと肌寒く感じるような秋の気候になったばかりなのです。



深くてリッチな紫が美しい秋色アジサイや、
触るとカサカサいう音が秋らしくて可愛いヘリクリサム(ムギワラギク)、
燃えるようなオレンジのローズヒップなどを部屋に飾ってみると、
ようやく香港の我が家にも、実りの秋が訪れました。
TiffinのAfternooon Tea Setとともにお家でゆっくりと秋の週末の午後を楽しみました。


Autumn Afternoon Tea at Home



先週末には、Grand Hyatt Hong Kongの
Tiffin Autumn Afternoon Tea Setを頼んでみました。

というのも、先週から香港は、外食制限が緩和され、
お店の75%までお客様を入れてよくなり、
1卓6人まで一緒に食事してよくなったのと、
Staycationが人気でどこのホテルも大混雑!
お昼の食事もお茶も予約なしでは
なかなか外食できない状態になってしまったからです。

それならお家でゆっくりと、マイペースに楽しめる
アフタヌーンティーを頼んで見ることに。



このTiffin Autumn Afternoon Tea Setは
ピックアップオンリー,
11月2日〜30日まで。12月にはWinterバージョンがあるのかも。

湾仔のホテルは少し離れていて不便ですが、
程よいサイズ感とお値段もあり人気で、
私が取りに行った時も次々とお客様が取りに来ていました。

私が特に気に入ったのは、
ざくろのゼリーが載せられたホームメイドのフォアグラのテリーヌ。
濃厚で香り高く美味しかったです。



スコーンはプレーンとシトラスの2種類があり、
トースターかオーブンで少し温めてからいただくと
美味しさ倍増です。
クロテッドクリームとストロベリージャムの他に、
レモンカードもついているのがいいですね。



添えられたお茶はJingの緑茶。
ここにも日本ブームが伺われます。

Lunch at Tate Dining in Hong Kong



2回めの自宅隔離終了とお誕生日のお祝いに、
香港の友達が
とても素敵なランチに連れて行ってくれました。



コロナでは色々と大変なこともありましたが、
もしコロナ禍がなかったら、
出張の多い私たちは同じ香港にいながらも
友達になってなかったかもしれないと思うと
人生は不思議。
共通の趣味を多く持つ彼女のおかげで
この夏はとてもポジティブに過ごすことができ感謝しています。




友達とよく笑うこと、家族を大切にすること、
自分の大切に思うことを追求すること、
よく働くこと、学び続けること…
つらい状況にあるとつい忘れて
心配ばかりして落ち込みがちですが、
幸せな気持ちでいるためには
目の前のこういう小さなことの積み重ねが大切
と彼女と過ごしていて再確認しました。




これからまだ大変な冬が来そうですが、
自分と周りの人を応援して
心身ともに健康に過ごしていきたいと思います。





"Ode to Tea"は、Vicky Lauシェフが
一つの食材に特化して創作する金・土のランチ限定のメニュー。
今回はお茶がテーマ。
テーマ福建省の白茶、京都の玉露、台湾の東方美人、
武夷の大紅袍 、雲南の古樹滇紅など
7種類のお茶をお料理とペアリング。

最初は香りの柔らかい白茶から。
次は玉露。
甘海老の下のソースに玉露が使われていたり。
最後はチャイティ〜のアイスクリームのデザート。



香りだったり、味だったり、色だったりと、
ペアリングの仕方も色々。

どのお料理もお茶もとても美味しく、
よく考えられていて、素晴らしかったです。
器も一つ一つ楽しく、食材もお料理もお茶も、
全て世界の様々なものが上手にミックスされていて、
香港ならではの、また、シェフの細やかな素晴らしい才能が
自在に発揮されているコースでした。

香港も外食産業は厳しく制限されて大変だったはず。
そんな中でもぶれずに
自分たちの料理やサービスを追求し続けているのだと思うと
胸が熱くなります。

秋の色



秋色のテーブルとパンプキンタルト。
2~3年前の"Table with Colors"より。



豊かな秋の実りの色は見る人を
暖かく幸せな気持ちにしてくれますね。








やっと自宅隔離が終わりました。

外はもう秋の香港。
少しずつ香港なりの秋を見つけにいきましょう。



と言っても、
香港の秋は”食欲の秋”になりそうです🍂

コロナ禍の香港で最高のテイクアウト&デリバリー



2回目の自宅隔離は慣れ過ぎてしまったのか、
10日目の検体提出を危うく忘れそうになる程でしたが、
まもなく自宅隔離が終わるのでうれしいです。

慣れてももう一度したいかというと、
できればしたくない。
コロナとどこかで折り合いをつけない限り、
これは続くのでしょうか…

私が帰国した時はちょうどタイミングが良く、
空港でのPCR検査の結果を待つホテルはそれほどひどいホテルではなく
自宅隔離へと移行できました。
その1週間後には別のホテルが指定ホテルになり
そこがひどい状況だと泊まった人たちが訴えています。
次回はどんなことになっているでしょう。毎回状況が変わるので
この辺りのストレスは慣れようにも慣れられない。
目を瞑って息を止めて我慢してやり過ごすしかなさそうです。

私の自宅隔離が終わる頃、香港の状況は良くなっているのか
悪化しているのか心配していましたが
運よく好転し、外出規制や外食に関する規制も緩和され
1卓4人までだったのが6人に、午前0時が2時まで営業可に。

ようやく落ち着きを見せつつある香港の外食産業。
このコロナ禍の中の香港で感激した
テイクアウト&デリバリーをもうひとつご紹介します。
落ち着いてきた今はもうやっていないので
ある意味貴重な体験でした。



3ヶ月くらい前、香港で第3波がやってきたころの
Roganic Hong Kongのテイクアウト&デリバリー。
イギリスのお店が本店でそちらでも同様に行っていたようですが
その土地の食材に合わせメニューは少し違ったようです。



きちんと小分けにされた全ての材料には
ひとつひとつ番号が振られていて、
細かなインストラクションと、
Youtubeのシェフの実演動画に沿って作業すると、
お家にいながら、まるでレストランでいただくように
美しくおいしいお料理をいただけるというもの。


フタをあけるとこんな感じです!

メニュー開発からビデオの準備まで、
大変なご苦労だったと思いますが、
まさに完璧でした✨ 
さすがミシュランで星を取っているレストラン、
工夫と手間に自分たちの誇りとクリエイティビティへのこだわりも感じます。


ビートルートでしめたサーモンの前菜


Pork Belly, Potato Terrine, Onionのメインコース


人気のアップルタルト トフィーソース添え

お客様に自分たちの表現を正しく伝え、
お家でもお店での体験となるべく同じように
美味しく楽しんでいただきたいという熱意がとても感じられて、
ほんとうに素晴らしかったです👏
香港人のInstagramのStoriesにも
毎日のように色々な人が
お家で楽しんでいる様子がアップされていました。

ともすると落ち込んでしまう状況の中の、
予想外にとても楽しい経験でした。
どんな時でも何かを一生懸命することは人の気持ちを明るく照らすのですね。

菊の節句



香港や中国では、この週末は月曜まで、
重陽節の三連休。
この時期は菊がきれいに咲いているので、
「菊の節句」ともいうそうです。



写真はちょうど3年前の今の時期に行った
"Table with Colors"セミナーより。

先日の、秋の草花を大きく、自然に草原のようにいけたスタイルとは違い、
小菊をお月さまのように丸くモダンに仕上げて、
これもお気に入りのフラワーアレンジメントのひとつ。



シンプルなフォルムですが、
紫陽花ならはさみを1〜2回入れたらすむところ、
小菊だとその何十倍も前処理やはさみを入れなくてはならないので、
実は時間と手間がかかるアレンジメント。



重陽節には、
菊のお茶や菊を使ったお料理をいただいて
邪気を払うそうです。

アレルギーテスト



先日の"Table with Colors"セミナーでも大好評だったフィリカヒューベセンス。

フワフワしているので、もちが悪いかな?
と心配しましたが、
かなり長い間、きれいにふわふわのまま、
私たちを楽しませてくれました。

日本にいる間にインフルエンザの予防接種を受けてきました。
香港についてから、まだ始まっていない
香港のインフルエンザの予防注射が足りないかもというニュースを読んで、
受けてきてよかったと安心。
もっとも、マスクをして手洗い消毒していたら、
しなくても今まで罹らなかったなら、罹らないような気がします。

香港ではインフルエンザの予防接種が子供、介護を受けている人妊婦、
患者、医療従事者、など
90万本分、無料だそうです。日本より対象者が多いような?

予防接種をけたクリニックで、
受付に案内があったアレルギーテストも受けてみたところ、
イネ科の植、物にアレルギーがあることがわかりました。
どうりで、お花を生けているときにくしゃみが止まらなくなったわけです。
それらしきお花が今回のアレンジメントに含まれていました。
知った方がいいのか、知らない方がいいのか、
よくわかりませんね。

いつもの週末なら…



いつもならお花を買いに行く香港での土曜日ですが、
隔離中のため出かけられません。
香港では空港でGPS機能のついたリストバンドをつけられているので
外出すると捕まってしまいます。



前回帰国前に最後に行った香港の花市場では
紫陽花が終わりかけていましたが、
今はどんな秋の花が出ているでしょう。



秋になったのでダリアや菊など
入荷しているでしょうか?



あと少しは過去のお花の写真をみて過ごすことにしましょう。
良い週末を!




栗尽くしで楽しい隔離生活🌰



先日行った 丸の内のHIGASHIYA manのお隣に、
去年の誕生日にお友達からいただいてとてもおいしかった
Cadeau を発見。
こんなところにあったとは、
すっかり勘違いしていたので見つけられてラッキー。
嬉しくて香港での隔離生活を楽しく過ごすために
マロンケーキを。
考えてみると、友達から体に良さそうな
クレンジングの情報をもらったのにもかかわらず、
隔離中のお供に、弟からもらった栗蒸し羊羹や
マロンケーキと、栗尽し🌰
一番良い季節に合計1ヶ月も自宅隔離しているので
よしとしましょう。



HIGASHIYA manで購入した
日本のお紅茶を合わせてみましたが、
爽やかなお紅茶はこれにもぴったり。
私がお店に行った時は和紅茶は売り切れで、
入荷後にお電話くださって助かりました。
マロンケーキは季節限定で、その日の最後の一本でした。
もしご興味ある方はどちらもお店にお問い合わせしてから
行った方がいいかもしれません。

コロナ渦の中、Table with Colorsセミナーを終えて



春に予定していたセミナーは、当時は流行の様子やウィルスの特徴がわからなかったため、
2回延期し、そのまま保留させていただいていましたので、
今回、実施できて本当によかったと思います。
次回は来春を予定していますが、
その頃はどんな状況になっていることでしょう。

今回はアクリルのシールドなどを使わずに、
たくさんある窓を全開にして換気をよくし、
対面の方と重ならないように席を配置した上で、
中央に通常より花を高めに生けて、
会話しても互いの息がかからないように留意しました。

テーブルコーディネイトの教本では、
「テーブルから20cm以内の高さに花をいけましょう」
というようなことも言われているようですが、
テーブルシーンも状況に合わせて変化させる必要があります。
教本を作った昔の人たちも、
今だったらきっと違う内容にしていたのではないかな?
と想像しながら生けていました。

どんなに準備しても、
これは大丈夫と今言われていることも来週になれば変わったり、
国によって異なったりしますので、何が正しいか、
どうするべきかを完璧に知ることはできませんが、
主催者側と参加側、両方の努力の結果、
今は人が安心して集まることができるのだと痛感しました。
ご協力くださいました皆さま、本当にありがとうございました。

「このセミナーがコロナ始まって以来始めてのお出かけ」
とおっしゃる方もいらして、
皆さまが毎日緊張して生活していらしたことがよくわかりました。

こんな時にセミナーをするのは正しいのか?と
震災直後同様、今回のコロナ禍でも考えさせられましたが、
集まって何かをその場で感じたり共有することが人には大切であり、
直接会うこと、その場にいることは
本やSNSで得ることの何倍ものことを得ることができるのだと
今回のコロナからも学びました。

また会社の方針等でご参加いただけなかった方、
コロナではなくても発熱した人が近くにいたのでご遠慮くださった方など、
今回はお会いできなくて本当に残念でした。
また状況が良くなって、晴れてお目にかかれる日が
1日も早く訪れることを心より願っています。
それまでお元気でお過ごしくださいね。




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