『こうもり』










以前にもオペラにご一緒したお友達と新国立劇場に『こうもり』を観にいきました。新国立劇場には『ドン・キ・ショット』を観に行って以来でしょうか。知り合いにオペラ愛好家の方やオペラ歌手の方がいるので、幸運にも触れる機会はあり、楽しみに観に行くほうです。

今回も突然お誘いいただき喜んで伺ったところ、またまたとても素敵でした!なんと幸運なことでしょう!それもそのはず、新国立劇場の広報の渡辺さんから伺ったところ、この『こうもり』は喜劇、オペレッタの最高峰であり、普段はオペラしか上演しないウィーン国立歌劇場でも大晦日に上演するほどの演目だそう。最初のプロローグからとても心地よい美しい曲が目白押し。6:30の開演にあわせ大慌てで行きましたが、一瞬前の気忙しさから、あっという間に異次元につれていってもらえすっかりリフレッシュ!

オペレッタであることもあってか、会話の要所、要所に「あの日本人テノール歌手の甘い歌声には弱いのよ」「しゃぶしゃぶ、てんぷーら」など、日本の観客に合わせて脚本がアレンジされていて、そのフレキシビリティにも感激。オペラやミュージカルでは映画ほどドラマティックに舞台の変更はできませんが、限られた空間の中での舞台セットの様変わりのさせ方にもいつも感嘆させられます。

オペラが終わったあとは同じ新国立劇場内のイタリアン・レストラン「マエストロ」で軽く夕食をとることに。席に着くと、今回の演目『こうもり』のためのメニューは出演者の方々の直筆サイン入り。心憎い演出です! お食事がはじまりしばらくするとどこからか拍手が起こってきました。振り返ると、先程まで舞台で歌っていた出演者の方々がにこやかに続々と登場!その日はちょうど出演者の方々のパーティもあったからだそう。いらしている方々はどの方も上品なオペラがお好きそうな方々でそれぞれ楽しそうにお食事していらっしゃいました。お忍びである元首相もいらしていたとか…。

よく雑誌で「オペラを観にいくときなら…」というような特集があります。このようなちょっとした機会をもっと楽しく素敵にするのは「おしゃれ心」。日本の劇場では、仕事帰りのせいか、かなりカジュアルな人も多いのでドレスアップしていくことに恥ずかしさがあったりするかもしれません。が、場の雰囲気を盛り上げるのは「人」。特に女性ならなおさらのこと。敢えて華やかな色をさし色にしたり、いつもと違うメイクアップでワンランク上のドレスアップを心がけると、同じ時間もよりワクワクと楽しいものにすることができると思います。前回の演目『蝶々夫人』のときはお着物で来場する女性が多かったとか。日本の女性もどんどん素敵になってきていますね。

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ekki Bar & Grill in Four Seasons Marunouchi













年始に大学時代の友人4人で久しぶりに集まることになりました。
どこで会うか…久しぶりに集まるとなると他の人がどんな場所や食べ物が好みか考えすぎてなかなか決まりません。日にちだけはかなり前からフィックスされていましたが、場所が決まったのはほとんど前日。そうして集まったのはフォーシーズンズ丸の内のEkki Bar & Grillでした。

以前にこちらのホテルでエトロの新作発表会があり、その際にこれから始めるオリジナルのアフタヌーンティを紹介していただきました。とても気に入ったのですがそれ以来実際にEkkiで頂いたことがなかったので試してみることに。土日なら、子供がいる友人もその日は特別に旦那様にあずけて羽を伸ばし、ゆっくり午後を過ごせます。

今の時期は冬のメニューで、モンブランや生チョコ、ブラウニーやドーナツなどのチョコレートを使ったお菓子、クロック・ムッシュ、ミニハンバーグはは牛のほほ肉の赤ワイン煮込みでアレンジされています。前回のイチゴのムースは今の時期はチョコレートのムースになっていました。季節にあわせて年に何度かメニューは変わるそうです。飲み物は23種類もある紅茶、中国茶、ハーブティ、コーヒーやカプチーノ類などから、好きな飲み物を好きなだけいただくことができます。ハーブティーに合わせ4種の蜂蜜のサービスもかわいらしい。

プレゼンテーションもインテリア同様、モダンでコンテンポラリー。少し日本の野点のような、重箱のイメージもあり、素敵です。毎日暴れる子供と格闘している友人は「たまには現実から離れたい」と思っていたので、クールな大人の空間はぴったりなようでした。

サービスもとてもタイミングよく感じよく、皆すっかり気に入りました。そのせいか、まるで大学時代に戻ったかのように、時間を忘れて何時間おしゃべりに花をさかせたことか!お尻に根が生え花が咲いてしまうほど、久しぶりの再会を存分に楽しむことができました。








『ワルキューレ』




トム・クルーズの軍服姿も渋みがでてきました。



今年はなるべくアップしようと思っていましたが、やはり年が明けると忙しく、先週は1つもアップできませんでした。
心を亡くすと書いて「忙しい」になりますが、心がどこかにいってしまいそうなほど忙しいときに見る映画は「心のオアシス」ですね。
先週は3月20日公開のトム・クルーズ主演の映画『ワルキューレ』の試写会にいきました。この作品は、昨年ブログでご紹介し、今月劇場公開される『MAMMA MIA!』とはまったく異なるシリアスな戦争の映画です。同じ気分転換といっても、種類は違いますが、身の回りの細かなことに追われて時が過ぎてしまいそうなときに、異次元に心を馳せることによって現実に戻ったときに心の中がリセットされ、新たな視点を得られるという点ではどちらも同じで、映画は心にとってなくてはならないものです。

100年に1度の大不況がやってきたというわりに、政治家達は自分達のことばかり考えていて日本、まして世界のことまで、とても気が回らなくなってしまってるような今の日本。この映画にでてくるトム・クルーズ演じるシュタウフェンベルグ大佐はヒットラー独裁のナチス暗黒時代を終わらせるべく、命がけの「ワルキューレ作戦」に身を投じます。極限の状態になったときの本当の指導者は無私なのだろうと思います。どんな決死の作戦でも1人では不可能。移ろいやすい弱い人の心をいかに導きまとめていくか、タイミングの大切さなど、歴史からはたくさんのことが学べます。






『Tea Time』 











昨年11月の香港出張前に掲載された『Tea Time』。
取材してくださったライターの方は、いつお会いしてもとてもエレガントでセンスの良い大好きな方なので、今回も取材いただきとても嬉しかったのですが、掲載号の到着が出張と重なってばたばたとしているうちに記事アップのタイミングがずれてしまいました。もう掲載号をご覧いただくことはできないと思いますが、せっかくなのでご紹介させてください。

『Tea Time』は京王百貨店の京王友の会のくらしの情報誌です。2008年冬号ではこれからのホリディシーズンやお歳暮シーズンに先駆けてギフト特集でした。

そこで「贈る楽しみ、贈られる喜び」として親子でインタヴューを受けました。私達の周りには、素敵な贈り物の達人が大勢いらっしゃりいつも感激させていただいていますが、母の記憶の中の最初のギフトの達人は母の祖母。ギフト・ルームと称した部屋には色とりどりの千代紙や包装紙、リボンがいつもきれいに納められていて、何かの機会にはお菓子やおもちゃを何色ものセロファンを重ねリボンをきゅっと結んでくれたそう。子供の目には夢のように見えたことでしょう。そんな母の祖母の影響か、私の祖母(=母の母)も大きな鏡台の扉の後ろにたくさんのリボンがあり、やはり何かというときれいにリボンをかけてプレゼントしてくれ嬉しかったのを覚えています。

こうして我が家のリボン&ラッピング好きは代々受け継がれてきましたが、これからはどうなることやら。甥ときたら、どんなにきれいにラッピングしても「うわ~!」と一瞬喜んだかと思うと、次の瞬間にはバリバリバリ~!ものの見事にラッピングは破壊されています。まあ、男の子だからしょうがないですね。





『CREA』4月号 取材









ただいま発売中のCREAはお腹やせ特集。
お正月後にはとくに魅力的!




文芸春秋社会議室にて。
今回は前回よりはちょっと少なめで楽?
それでもこの数です。










新年初の取材『CREA』4月号(3月7日発売)の「ファンデーション特集」がありました。

昨年の10月号の「肌色測定チャートで選ぶあなたにベスト・マッチなファンデ!」がその号の表紙を飾った仲間由紀恵さんの特集に次ぎ、人気ランキング第2位と大好評だったため、再度、春の新作ファンデーションの特集をすることになったそう。嬉しいです!それだけ自分の肌色にあう化粧品の色がわからない方が多いようです。

今回も、たくさんの肌色を赤み⇔黄色み、明るい⇔暗いをもとに色チャートにし、そのチャートにファンデーションの色を分類した、それは細かなファンデーション・リストを作成。各メーカーさんの色傾向の自己申告をもとに、まず編集者の方やライターの方がだいたいに分類してくださり、それを私がさらに1つ1つ肌に塗り比べてチェックしていきます。一体何枚のウエットティッシュを消耗したことでしょう!

ファンデーションは色はもちろん、より一層質感にも充実がみられ、各メーカーごとに目指したい肌の方向によって、色や質感が異なり、細分化されてきています。選んで使う側も自分がつくりたい肌のイメージや自分の持っている肌の質感や色といった特徴をよく把握して選ばないとファンデーションの迷宮にはいってしまいそうなくらい、豊富な品揃え。

ファンデーション選びに自信がないかたは「パーソナル・カラーコンサルティング」や「メイクアップコンサルティング」でも似合うファンデーションをアドバイスしていますのでご活用くださいね。メイクの色に流行があるように、肌の色や質感にもシーズンごとに流行があります。色は合っていても質感が今どきNG!なんていうこともありますから、いつもきれいでいるには、お気に入りのアイテムも時々見直してみることが大切。

ぜひ掲載誌をご覧頂いて、春の新しいファンデーション探しにお役立ていただければと思います。


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初 SKY BUS!




「はやく乗りたいよ!」
バスが準備中でも待ちきれません。


緑のジャケットが赤の補色で映えています??


国会議事堂前。真剣でこちらを見てくれません。


運転しているとなかなかじっくり見られない建物も見られます。


一番暖かい格好と思ったら、みんな赤。
バスと合わせたということに。






甥の場合、ほとんど何でも「初」になります。
お正月のある寒い日、前から母が「いっしょに乗ろうね」と甥に約束していた「SKY BUS」に乗ることになりました。これは私達にとっても「初」の経験!

SKY BUSは丸ビル近辺から出て皇居の周りを一周してくれるロンドンバスのような赤い2階建てバスです。丸の内を通るたびに、乗り物好きな甥は「あの赤いバスに乗りたい!」と叫んでいました。

ほんとうは春の桜の季節や初夏の新緑の季節、秋の紅葉の季節などに乗ればよかったのですが、よりによって一番寒い冬に乗ることになりました。

せっかく乗って風邪をひいては大変!と、まず近くのレストランでランチ。たくさんモリモリ食べて身体を暖めます。ちょうどランチしていたレストランに同じくらいの歳のお子さんを連れたご家族がはいってきました。その子のテーブルを見るなり、「たっちゃんもあれが欲しい」

なんだろう?と見ると、手元になにかパンフレットのようなものを持っています。よ~く見るとSKY BUSのパンフレットのようです。字も読めないのによくわかる!!

それぞれこれ以上重ねられないくらいの超厚着の完全防備にひざ掛けまで持参で切符売り場でチケットを買いました。冬でも2階席(オープン)しかないのだそう。(いっぱい持ってきてよかった!)

それでもやはり寒いといけないのでスターバックスに行き、カフェオレをGET!「はやく、はやく~!」と甥が急かすので、時間より少し前にバス乗り場へ。

「うわぁ~、SKY BUSだ!」「たっちゃん、写真撮ろう」
「写真はもういいの」となかなか撮らせてくれません。
「じゃあ、ママと撮ろう」と妹が言ってやっと一枚撮らせてくれました。
可愛いからつい写真を撮りたくなりますが、最近大人になってきたのか
私がしつこいのか、写真を嫌がるようになってきました。(悲しい)
でもしつこく後ろ姿をパチリ。記念だものね。

バスには一番に乗れました。チケットの順番の若い人から乗れるのです。
2階にあがり、たっちゃんは一番前の右端の席に。
「どうしてそこにするの?こっちのほう(左側)が見やすいんじゃない?」
「ここは運転席だから。たっちゃんが運転するの」
「あ、そうか。じゃあよろしくね」
「うん」「たっちゃん、カーブ、左にカーブして」
「OK!」と両腕を大きく広げて、まるでバスの大きなハンドルを回しているかのように動かしています。バスに乗っている間中、写真は撮らせてくれませんでしたが、
ちいさな両手はずっとハンドルを握った形のままで真剣に運転してくれました。

ちなみに、一番前の席はガラス窓カバーと屋根がついているので、予想以上に暖かく、「一体この人たちはどこに行くのか」というほどの厚着をしてきた自分達が可笑しくなってしまうくらい快適でした。ちょうどビルの2階と同じ高さだそうなので、いつも見ている景色がより広く明るく感じられ、休日で道も空いていて、とても気持ちがよかったです。





初焼き




じゃ~ん!はじめて僕が焼
いたクッキーだよ。
もっといっぱいできたけど
おいしいからあげない!
ぜんぶ僕のだからね。
でもママにはあげる。


はやく~!はやく食べたい
よぉ。もう、写真とるの
いいかげんにしてくれない?



2009年「初焼き」は甥の大好きなクッキーでした!
新年のご挨拶にきてくれた甥に大好物のクッキーをつくってあげようとしたところ、「僕がつくるよ!」
「本当~?もうできるの?じゃあ一緒にやってみよう!」
休ませてあった1cmほどの厚さのクッキー生地を取り出して伸ばそうとすると、その前に甥がう~ん!とクッキー型を押し始めています。
「はやく、はやく食べたいよ~」
「たっちゃん、これじゃ厚すぎて焼けないわよ。まず薄くしよう」
「じゃあ、たっちゃんが薄くする」
小さなめん棒を渡すと喜んでのばしてくれました。
「これ、持って帰っていい?」なぜかめん棒を気に入ったらしい。
「上手にのびたね。じゃあどんな形にする?クマさん、鳥さん、いろいろあるよ」
「えっとね、ママ、パパ、ぞうさん、ペンギンだぁ~!」
次々に型で抜いてくれます。
「ねえ、美味しくない」「え、たっちゃん、焼かなくちゃ美味しくないのよ、生だから口から出して」「でもはやく食べたいよ~」
「すぐ焼けるからちょっと待っててね」
「じゃあ、たっちゃんがオーブンに運ぶ」「OK!おねがい!」
やっとオーブンへ。
「まだ~?」「もうすぐよ」待つこと20分。「ピッピー!(オーブンの音)」
「できた~!!いいにおいだね~」「そうね、いいにおいねぇ。楽しいね」
「たのしいねぇ。たっちゃんが焼いたから全部たっちゃんのだよ」
「え~、1枚くださいな」「じゃあ200えんです」「はい、200円(まねだけ)」
「おいしいねぇ、たっちゃんが焼くと。」「そうね!たっちゃん、また焼いてね。」
「うん、いいよ。焼いてあげる!」
たっちゃんの人生はじめてのクッキー作り、まさに「初焼き」でした。




あけましておめでとうございます!









皆様、あけましておめでとうございます。
昨年もたくさんの方々にお目にかかることができ、また大変お世話になりましてありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
お年賀状を差し上げられなかった方々にもこの場をかりてご挨拶申し上げます。

今日から2009年始業です。
年末年始は、整理整頓もでき、心身の調整もでき、新年に向けしっかり準備ができたので、気持ちよく仕事をはじめられました。これから日本、そして世界はどうなるのだろうと思わせるようなニュースが続く中での2009年はじまりですが、すべての始まりはそれぞれの身のまわりの小さなことからだと思います。そんな小さなことを楽しく、より幸せなものに感じさせてくれる、暮らしの中の、なくてはならない”スパイス”のようなものの1つがカラーだと思います。より情熱をもって、衣・食・住をはじめあらゆる分野で、カラーの素晴らしい働き、大切さ、楽しさをお伝えし、皆様と分かち合っていけたらと思っています。