Table with Colors 2016年3月のセミナーは…
















すっかり時間が経ってしまいましたが、3月のTable with Colorsセミナーの様子をご報告します。


3月のセミナーの日は、気分は春なのに、まだまだ肌寒い週末でした。そこで、また体を温めるチャイニーズをご紹介しました。


まず、スタートは餃子入りスープから。当初は焼き餃子にしようかと思ったのですが、寒かったので急遽スープに変更。濃いめの、とろみのついた鶏のスープに野菜たっぷりの餃子を加え、クコの実、白髪葱、生姜をたっぷりと添えて。皆様に大喜びしていただけました。その日の陽気に合わせるって大事ですね。


メインは鶏の蓮の葉包み蒸し。これは香港で食べて美味しかった味を再現してみたものです。香港には乾物をとても上手に使う料理が多いのですが、このメニューにも美味しい乾物をふんだんに使いました。鶏もも肉と干ししいたけ、干しえび、なつめ、きくらげ、シナチクなどを数え切れないほどの体に良い食材とたっぷりの根菜を大きな蓮の葉で包んで蒸籠で蒸しあげると部屋中に良い香りが。ボリューム満点の一品となりました。


デザートは香りのよいジャスミンティーとともに、八宝糖水を。香港では、日本の中華料理店ではあまり見かけないような温かなデザートがたくさんありますが、これもそのうちの一つ。八宝とは具沢山という意味もあり、糖水とは甘くて暖かいスープを指します。植物性コラーゲンいっぱいの白キクラゲ、パパイヤ、はどちらも整腸作用があり、肌をきれいにしてくれるそう。

素肌の美しさに重きを置く香港の人たちは、白キクラゲや魚の浮き袋、燕の巣といったゼラチン質が大好き。日常の食事の様々な場面でこまめに摂取しています。どちらも老化防止の働きもあるそう。そして1日3つ食べると老いないといわれるなつめ、やはり整腸作用や精神安定、不眠にきくというゆり根や蓮の実、ロンガンなども入れた、ほのかに甘い、体によいデザートを召し上がっていただきました。最近、老化防止は腸をきれいにすること、と言われていますが、このデザートはそういった意味で最強のデザートと言えるでしょう。


テーブルセッティングは、香港は英国領だったので、思い切りチャイニーズのイメージではなく、少し異国情緒漂うようなイメージで仕上げてみました。2月のカラフルなセッティングとはうって変わり、シンプル&クリーンにグリーン&ホワイトのみで。ジャスミンのようなきれいな小さな花はクレマチス。小さな花が次から次に開いて可愛らしい。この花に一目惚れして、鉢植えを中心にセッティングしました。そして、その日市場で綺麗だったムスカリ、ヒヤシンス、すずらんなど、可憐な白い花々も加えて。すっきりとしたグリーン&ホワイトが寒い印象になりすぎないよう、蒸籠のベージュ色やナチュラルな素材を取り混ぜて、ほんのり柔らかさをプラスしています。



白いランチョンマットの模様は、"Great Wall"という刺繍です。これは手刺繍でだんだんと作る人が減ってきているそう。大人の女性のためのエレガントな中華ランチには、昔からあるリチャード・ジノリのベッキオ・ホワイトが、レースや可愛らしい花々にも合い、ぴったりでした。














































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