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アメリカ海軍の全貌  河津幸英  アリアドネ企画

2016年05月10日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

460ページの大作で写真も豊富。 部隊編成から最新の技術まで米海軍の全貌を解説しています。 元々、月刊誌の「軍事研究」に連載していたものを1冊にして加筆したものだそうで、米海軍の大きさには驚愕です。 何と戦うためにここまで巨大にしたのか? これでは圧倒的に独り勝ちの巨大海軍なのです。 その内容は次のような大艦隊で、かっこの中は日本(横須賀/佐世保)を母港としている数です。

空母  10隻  (1)
潜水艦 72隻  (5)
巡洋艦 22隻  (2)
駆逐艦 62隻  (7)
その他 19隻  (4)
揚陸艦 32隻  (5)
合計 217隻 347万トン

空母への搭載戦闘機 1000機

言うまでもなく、空母と潜水艦はすべて原子力推進です(という事は、地震よりも激しい揺れが数日間も連続する大シケの中で82か所の原発が安全に稼働しているということで、原発が地震に弱いなどということはなく、揺れに対して準備があるか、なかったかの差なのです)。 最近、海洋進出の盛んな中国海軍は、185隻/80万トン、ちなみに我が海上自衛隊 137隻/45万トンと比べると、数字ももちろんのこと、その内容も大人と子供の差があります。 。 米国民がトランプさんの「Make America Great again 」とのスローガンに魅かれる理由の一つに米国の世界での地位が低落しているというフラストがあるかもしれませんが、軍事的には米国は Great で、これほどGREATな国は他にありません。 この他、世界中に800か所の米軍基地があるのです。米国民ですら、米軍の全貌を理解している人は少ないのではないのでしょうか? 

これだけの国防支出は、経済支出の面からは米国民の大きな負担であることは間違いないでしょう。 このモンスターを作り上げた自分たちの責任に触れずに、自分で勝手に育て上げたモンスターのエサ代を負担しろという前にモンスターのダィエットをすべきです。

もし、トランプ大統領になって、日本にも応分の負担をさせると言った場合、この巨大な海軍力のどこまでを日本の負担と言うのかが見ものです。 海軍の艦船だけでなく、地球上には800もの米軍基地の経費負担を基地のある国に求めれば、これ幸い、払わないから出て行ってくれという国ばかりです。 これだけの軍事力を世界中に展開しているからこそ米国が世界一であったのを自ら縮小させると言えば、それは、「Make America Great again 」に反することとなり、喜ぶのはロシアと中国で彼らはトランプさん大歓迎でしょう。 しかし、何事もバランス。 これだけの軍事予算の一部を他に回せば、国内には America is Great と感じる人も増えるかもしれません。

以前、会社勤めしていた時には外国人上司に日本の事情が分かってもらえなくて苦労しましたが、そのアホ上司の典型のようなトランプさん、どこまでアホなのか? 怒りを通り越してアホさ加減が楽しみになりました。 米国には大統領となるべき優れた方が他におられるのに、この程度の人物しか候補が出なくなるというのは民主主義の限界というか、世界が破局に向かう加速度を一段と大きくした感じです。 

しかし悪い面ばかりではありません。トランプさんの発言は暴言ともいわれますが、暴論ばかりではないのです。 自分の国は自分で守るというのは当然中の当然のことで、日本国内でもトランプ・ショックで防衛問題を真剣に考える人が増えてくれることを期待しす。 トランプさんのような超現実主義者の前に現実離れした空虚な日本の憲法論などブッ飛びます。 自分の国を守るのは「憲法」ではないのです。 そのような国内の事情など他国にとってはどうでもいいことですし、自らの憲法で自縄自縛になるアホな国は侵略する側には最適なのです。

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マッカーサーと日本占領   半藤一利  PHP研究所

2016年05月09日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

かろうじてマッカーサーなる名前が出てくるのは、東京の新橋駅の近辺から虎ノ門に至る環状二号の一部分が開通しましたが、これは70年前の占領下に計画された道路がヤット開通したとのことで、マッカーサー道路という俗称があります。 本書は、日本の敗戦にから7年間、日本を統治した占領軍最高司令官のマッカーサーが東京を離れる話から始まるのですが、戦争に疲れた日本人が新しい時代をもたらしたマッカーサーに好感を持っていた事が伺い知れます。 離日する日は、羽田までの沿道に20万人以上の人が見送りに集まり、羽田には、吉田内閣の閣僚全員、天皇陛下の名代、東大総長、日銀総裁まで見送りに参集し、万歳三唱でお見送りしたそうです。 20万人もの人に別れを惜しまれるという機会を持てる人は今後、現れることはないのではないでしょうか? 当時はマッカーサー記念館を作る話まであったそうですが、それは実現せず、今や、厚木基地に目立たない銅像が残っているだけとなりました。 今は英雄の出にくい社会になりました。

軍隊の役割は戦うことと、占領下においては治安を維持することでしょうが、それよりも大きな日本の国を憲法からして作り変えるという軍隊の役割を大きく超えることを成し遂げるには、軍人の枠を飛び出た歴史観、国家観を持ち合わさねばできない、並みの人間ではできることではありません。 今でこそ日常的になった自爆テロですが、その元祖、神風攻撃をするような日本兵が敗戦時には、陸軍を主体として57個師団257万人、1万6千機の兵力が日本国内に残っていたそうで、この武装解除と共に、天皇制という欧米人には分かりにくい日本の伝統を残しつつ、産業力が壊滅した日本で餓死者も出さず国内を安定させた功績は当時の日本人が働き者であったこともありますが、マッカーサーの功績もそれなりのものがあります。 軍部がクーデターを起こして軍政を引く国もありますが、日本の戦後復興のように成功したものはありません。 日本での占領政策があまりに成功したために、米国はその後、世界の民主化を甘く見過ぎたようです。 リーダーの資質よりは国民の資質の方が大事なのです。

マッカーサーは、陸軍士官学校を開校以来、最も優秀な成績で卒業したばかりでなく、父親も太平洋軍管区司令官という育った環境も社会のリーダーとなるべくしてなったような超エリートであったこともあり、軍人の枠を超えた行政官としても立派な業績を残し、古い日本を残しつつと新しい日本をもたらしましたが、行政官としてのやりすぎ、朝鮮戦争でもたついた責任、大統領選への出馬表明などで本国政府と摩擦をおこし解任されたのですが、日本人にとっては占領軍の最高司令官といえば、当時の天皇よりも力のあったマッカーサーでさえ、本国政府から解任され1週間もしないうちに米国に戻されるそのスピード感にビックリしたそうです。

当時は、憲法も「マッカーサ―憲法」と呼ばれたそうですし、この頃は、古い日本の法律がすべて根底から変えられてしまったのは「戦勝国」といえどもやり過ぎの行為でした。 憲法のみならず、学校教育の基本も米国の様式が持ち込まれ、その「生きた化石」が今も残っています。 それはPTAです。 Parents Teachers Association、悪い組織ではありませんが、この英語名称をそのまま残した無神経さはいかにもアメリカで、それをそのまま受け入れてしまう日本もいかにも日本。 今や、PTAという名称は全国の学校に残り、その名称の由来も気が付かないほど社会に溶け込んでしまっています。 息子が学校に通っていた頃、PTA役員というのはなり手のない不評の役でしたが、私は、占領軍の置き土産のような「PTA]という名前自体が気に食わず、役員をするならこの名称の改定から始めると言ったところ、波風を嫌う校長先生からPTA役員に適格ではないとされ、PTA役員の役は回ってきませんでした。


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飛鳥II の出港

2016年05月06日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ふと外を見ると「飛鳥II」が出港するところでした。 このタグボートのプロペラからの水流、前方に流れ、タグボートが後進をかけているのが分かります。 岸壁に接岸している船の舳先を外に向けねばなりませんので、このタグボートが引っ張っているのです。 タグボート、というのは私の目指すところです。 船体は小さいのに力持ちで、自分よりも大きな船を押したり、引いたり、自分もタグボートの様でありたいといつも思っています。 ズングリした形だけはピッタリ同じなのですが。。。



最近の船の中には「サイドスラスター」という船の前進方向と90度の角度で横向きに取り付けられたプロペラがあり、推進方向と90度の向きに力を加えられますから、接岸/離岸の場合にタグボートの力を必要としません。 船首付近についていれば、「バウ・スラスター」、船尾付近についていれば「スターン・スラスターと呼ばれ、船体を横に貫通するトンネルに取り付けられているので、船体を右にでも左にでも動かすことができます。

地球深部探査船「ちきゅう」の見送りに行った時も感動的でした。 「ちきゅう」には、サイドスラスターの他、船底に360度回転する推進ポッドが6基も付いていて、その方向を岸壁の方向に向けると、あの6万トン近い大きな船体が横に向かって動き、岸壁から平行移動するのです。 まるでジャンボ・ジェットの垂直離陸でも見ているような感じで、あの巨体が360度、どの方向にも動けるというのはスゴイことです。 これは、海底をボーリングする際に海中や水面での潮の流れや風に対抗して海底のボーリングをしている穴の真上に位置し続けるための機能です。

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国連旅館に泊まった日本一家  憲法記念日を前に

2016年05月02日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

久々の家族旅行で「国連旅館」に泊まると、案内された部屋は二間続き、洋風に言えばスイートルームで、一つは「個別自衛の間」その奥に「集団自衛の間」があり、「どうぞゆっくりと二間をお使いください」と案内され、今まで一間きりの生活に慣れた子供とお父さんが「広い部屋はいいな」と言いながら、「集団自衛の間」入ると、お母さんが大声で、「そっちはダメよ。 我が家の掟(オキテ)では一間しか使ってはいけないの」と金切り声をあげました。 「二間あるんだから、使えばいいじゃ」と思うお父さんをしり目に我が家の掟を主張するお母さんは、今までの生活様式が変化することが心配で、「集団自衛の間」には足を入れようとしません。 国連旅館では全ての部屋を二間続き「個別自衛の間」と「集団自衛の間」で用意しているのですが、数多いお客様の中で、「日本一家」だけが、二間は必要ない、個別自衛の間だけでよいと頑張るのです。 

このお母さん、世界の動向など無頓着、ただただ「我が家の掟」だけを守り続けたいのです。 日本語の「守る」には、「ルールに従う」という意味の「守る」も、「防衛」という意味での護るも同じ「マモル」という発音で、掟というルールを守ることは必要ですが、これを時代に合わせた改定からも「護って」、絶対に変えてはいけないと思い込んでいるのです。「ルールは守らなければならない」と言う共通理解がある中で、これを改訂しようとするとまるで、ルールをマモラナイ悪者のように聞こえてしまうのが日本語の曖昧な所です。

この国連旅館、お客の懐具合を見て料金を決める悪徳旅館でして、日本一家は、実際には一間で生活するくらいの質素な生活なのですが、数多い国連旅館の客の中で上から2番目の高い料金を払わされているのです。 この旅館を仕切る常連の5か国にはさらにもう一部屋多い、3間続きが用意され、普段はあまり開けない扉で仕切れらえた先の部屋は「侵略の間」でして、常連のお客様は、国連旅館のお許しもなく勝手に「侵略の間」を使う特権も残しています。 この旅館では全て御常連様たちの御意向で決められていますから、御常連は好き勝手のし放題。チベット/ウィグル、ウクライナ、イラン/イラク/アフガンなど、御常連のそれぞれが勝手に「侵略の間」を使おうと、国連旅館は何もできません。

この旅館、元々は会員制のクラブで、日本一家に対抗して「勝ち組」の方たちが結束した会員制クラブであったのを日本が無理やりお願いして会員になったもので、日本一家には未だに「負け組」のレッテルが張られたままです。 そんな中でも、負け組ニッポン一家は、お人好しさを発揮して、他の会員さんのお役に立てればと涙ぐましい努力をして国連旅館をサポートしています。

世界中には200以上の国があり、紛争などいくらでもある中で国連といえども紛争の仲裁をする権限などなく、自分の国は自分の経済力/外交力/軍事力で相手の挑発を防ぐしかありません。 憲法という国内向けの論理で決めるのではなく、海外の情勢から判断せねばなりません。 安保法制が違憲かどうか憲法学者の意見を聞くなど愚策中の愚策。 こんなに問題のある憲法について今まで何一つ改善案を提起してこなかった憲法学者など偉そうな顔おして文句を言うだけで全く無用。ご意見をうかがう価値などありません。 学者先生のご意見は、国内にだけ目を向ければある程度正しくとも、日本を取り巻く状況から判断すると正しくはありません。 国内の論理だけでなく海外情勢との複眼で判断すべきものです。

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