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自律運転の前に安全運転の補助を

2016年05月12日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

最近、高齢者のアクセルとブレーキの間違いによる事故や運転中の意識障害による事故が多発しています。 高齢化は世界各国の問題ですし、高齢化に伴い、運転者の制御機能としての役割に機能の低下を起こすことは仕方のないことで、潜在的な危険運転予備軍は増加する一方なので、車の方もそれに対応することが必要です。

車の自動【自律】運転が注目を浴びていますが、それを目指す前に実現してほしいのは、高齢化によるウッカリ・ミスの防止や運転中の健康問題による事故の発生を未然に防ぐ安全運転の補助機能です。 例えば、正面1m以内に壁がある場合のアクセルペダルの踏込みは、制御信号の入力【アクセル・ペダルの踏込み】を前方監視カメラの映像で検証したうえで動力系に伝えるなどして、高齢者による間違いを防止する機構や、また、職業ドライバーの過労による運転中の意識障害や心臓発作にも、即、路肩の安全な場所に自動停止すしたりする機能です。

米国の運輸省道路交通安全局によると自動運転は次のレベルに分類しています。

レベル0 すべて運転者の操作
レベル1 すべて運転者の責任 自動緊急停止などの安全運転支援
レベル2 運転者の監視により自動化
レベル3 緊急時のみ運転者が引き継ぐ
レベル4 自律運転【ハンドル、ペダルもないかも?】

道路交通に関するジュネーブ条約では、車には必ず人間の運転者がいなければならないという決まりがあり、完全な自動運転までにはまだまだ長い道のりがありそうです。 自動運転の車など製造できる国は、米国/ドイツ/日本程度に限られ、単なる車の技術というだけではなく、今後の産業政策にもかかわる一大事なのです。 車の延長というより、IT技術の延長という点からはグーグルのようなIT系の会社もこの巨大市場を狙っていて今後の話題としては最も社会的なインパクトがありそうな分野です。

高齢化による交通弱者の増加に、無人タクシーが解決策になるのでしょうか? 無人タクシーが一般的になればタクシーの運転手という仕事が無くなるのです。 そのころになると、二足歩行のロボットも一般的になるでしょうから、そのロボットが無人タクシーで移動するって、何か人間が機械に追いやられる社会のようにも見えます。 これは遠い未来の話ではなく、20年以内の話です。 しかし、そこにたどり着く前に自動車産業としては、まずは、レベル1「緊急自動停止」をすべての市販車に標準機能として付けていただきたいものです。

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