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元国税調査官による歴史本

2016年05月30日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

大村さんは、元国税調査官との肩書で節税対策の本をたくさん出されています。 私も何冊か拝読し、お名前は存じ上げていました。 正直、国税庁という取り立てる側にいた人が、そこを辞めると今度はいかに節税するかの指南をされることに多少の違和感を感じていました。それが、歴史本で大村さんのお名前を見つけ、意外でした。 大村さんはお金のエキスパートとして歴史をお金の流れで見直すということで、「お金の流れでわかる世界の歴史」と同じく「お金の流れで分かる日本の歴史」、その他、歴史本を30冊も以上も書かれているそうですが、今まで別のペンネームで書かれていたので、「大村=節税」と思い込んでいました。 今回、この2冊を読んで見直しました。 

世の中の争い事は、「正義のため」などの大義名分が表にあり、裏の事情までは見えにくいものが多いなかで、ほとんどの場合、お金の事情で動いているのが世界です。 歴史もお金の事情で解説されると、非常に分かりやすいものになります。世界の歴史は、人類が財や富をいかに求めてきたかの歴史であるというのはまさにその通り、歴史を動かしているのは政治や戦争ではなく、お金、経済なのです。 

織田信長の比叡山の焼き討ちですが、比叡山は戦国時代の八大財閥のうち4つ(山門使節、青蓮院、興福寺、比叡山三搭)が寺社関連で、このうち興福寺を除く3つが比叡山関連という日本最大の財閥で、信長はこの既得権益を奪うために対立したというのは実に分かりやすい。 この時代の寺社は裕福な所が多く、イエズス会宣教師の報告書にも日蓮宗本圀寺について贅沢な衣食をしているとの記載があるそうです。 その起源は平安時代から広大な荘園を持ち、多くの寄進を受け、コメが大量に集められ、比叡山の日吉大社はそれを「出挙」(スイコ)として貧しい農民に種もみとして貸し出し、秋に利息を付けて返還させたそうで、宗教として金銭の貸し借りや利息を取ることを禁止したいたイスラム教などと異なり、日本の寺社は金融業で成り立っていたそうで、お金による説明というのは説得力があります。

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