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原子力技術の火を消してはならない

2012年07月09日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

毎金曜日に行われている大飯原発への反対運動のある中でこのような事を言うと反感を買うかもしれませんが、私は日本は原発の火を消してはならないと思います。

福島を始めとして日本の原発は米国の指導の下で作られてきましたが、40年を経過してみると、日本の企業は米国の原発産業を飲み込み、今やまともな原子炉を作れるのは日本とフランスだけです。韓国、中国も国産を作り始めていますが、日本のレベルに追いつくにはマダマダです。現在、存在する原子炉も将来は、いずれ廃炉にしなければなりませんが、誰がそれをするのでしょう?原子炉技術を温存、発展させておかなければ貯まりに貯まったプルトニウムの処理だって誰がするのでしょう?日本の原発技術を無くして、それらの仕事はできません。ド素人の会社にはできない仕事なのです。

原子炉の事故を見て恐さのあまり、これらが目先から消えれば良いと言う思いは理解しますが、それだけではダメです。原子炉は運転していても、停止させていても熱が出ているのは同じ事で、安全管理は同じように必要です。運転をしなければそれで安全というものではありません。警備まで含めて常に厳重に管理しなければならないのは運転していても、停止していても同じ事です。

以前は、大学に原子力工学科があった時代もありましたが、その後の不人気でなくなりました。しかし、この産業を支えるには常に若い人も加わり、会社として蓄積した技術を継承していかなくてはなりません。若い人が使命感を持って参加する健全な産業にしておかなければなりません。日本では不人気であっても、世界の発展途上国は原子力に向かって進んでいます。そういう国々に安全な原子炉を提供していくのは日本しかないのです。

福島以後の政府の対応の仕方を見ていると、大飯原発の反対を叫ぶ方々の気持ちは分かります。大飯の運転再開に至るやり方だけを見れば反対するのは当然です。しかし、です。。政府の馬鹿なやり方にそのまま単純に反応してはなりません。日本の国力、今後の生き方を大局的に見れば、世界をリードできるのは重工業、とりわけ原子力です。今や産業技術といえども金でどうにかなる時代になり、太陽光パネルが良い例ですが、自社技術など何もなくても金を積めば製造装置一式が購入できて世界一の太陽光パネル・メーカに短時間でなってしまう時代です。その中で、簡単には他国に真似のできない産業、それは重工業、原子力です。転んでもタダ起きない。福島を経験し、より安全にした原子炉で世界に貢献すべきです。

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