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落雷抑制システムが運営するブログ

弊社の目標  高層ビルへの落雷を防ぐ

2018年04月16日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。  落雷抑制の松本です。

一昨年の12月ですが、NHKの「クローズアップ現代」と言う番組で恐ろしい内容を放送していました。 高層ビルでは避雷設備に落雷せず、ビルの外壁を壊して数キログラムのコンクリートの塊が地上に落下する事故が増えているとのことでした。 弊社にも、タワーマンションでの落雷対策の相談が数件ありました。 武蔵小杉、橋本(相模原市)で30階を超すタワマンの屋上付近からコンクリの塊が落下したのです。 これだけの番組が放映されたのに、世の中では依然として高層ビル建て続けています。 まあ、仏様が出ないと動かないのが日本の体質です。 被害に遭われたらお気の毒ですが、タワーマンションの所有者も寝ている間に加害者になってしまう可能性もあり、本当は深刻な問題なのです。

落雷と言うのは、高い所に落ちると一般的には思われていますが、何事も例外ありで、必ずしも一番高い所にばかり落雷している訳ではなく、鉄塔に囲まれた低い場所や、ビルの脇の道路にも落雷しています。 鉄塔も一番上の避雷針ではなく、その下の方の側面に落雷したり、避雷針に落雷するという前提自体が正しくないのです。 正しくない前提をよりどころに対策をしているのが自然界を相手にする限界ですから、仕方ないことかもしれません。

以前、あるビジネス・コンテストでプレゼンした時に審査員の有識者(大学教授)から、「落雷なんて、電気力線の通りに電気が流れるに決まっているではないか」との意見を頂いたことがあります。「電気力線」と言う言葉をご存知なので一応、その分野の方なのでしょうが、真空中の清浄な空間、あるいは机の上の話であればその通りでしょうが、大気中にはエアロゾルと呼ばれる微粒子が多数う浮揚しそれらも電荷を帯び、風の流れや湿度の勾配等もあり、電気力線だけで解決できるほど単純な話ではありません。 雷がどこに落ちるかなど究極のギャンブルとも言えます。 

この種の事故を防ぐために最初に考案した水平型PDCEは、PDCEの断面をそのまま金太郎飴のように引き伸ばしたものですが、PDCEの断面をそのまま伸展するのは、コストがかかり、実用化は諦めました。 次に考案したのは、これをもっと廉価に実現できる方法です。 これでしたら、高層ビルの屋上に並べるだけで、屋上付近への落雷を防ぐ事が出来ますし、更にビル全体にもこれを適用すれば、ビルのどの場所への落雷も抑制できるのですが、それには、設計会社様、ゼネコン様、建築金物のメーカ様との協業が必要になります。  残念ながら、そのような広い働きかけが不足していまして、実現にはまだ、道は遠いですね。

〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会



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