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文章術

2013年09月24日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

以前、テクニカル・ライターをしていた時に合計で170冊余りのマニュアルを書きました。最近も、土日を除く毎日このブログも2年近く書いていますが、文章の書き方については永遠のテーマで、「文章のスキル向上」などというタイトルには興味を引かれ、先週、「6分間文章術」なるセミナーに参加しました。

送った信号が正確に届かないと言うトラブルでは、1】送信側が悪い 2】受信側が悪い 3】送信/受信の両側が悪い の3通りの原因があるのですが、事が文章となると一方的に書き手【送信側】に責任を求められ、分かり易い文章を書くにはというような本やセミナーが色々と開催されます。

英語では Reading Levelが定量的に規定されています。これは、使用される単語のレベル、1行に含まれる単語の数などで、難易度が小学生向け、中学生向けなど1行毎に分析され、文書全体でのレベルが計算され、公文書、お役所からのお知らせの類はその難易度がチェックされています。ここまで文書を作る側がチェックされれば、それを理解できないのは読み手の責任という事になるのですが、その様なレベルのチェックが困難な日本語では、理解できない読み手側の立場に立って文章を書く側の努力が一方的に求められます。しかし、これは困ったものなのです。

私の子供時代に本格的になったTVにより読書の習慣が影響され、それがさらに最近ではスマホやSNSの影響で、文の長さに制限があったり、絵文字など感覚的な理解で通じあう事で、読み手の方にも文章の解読力にも問題が生じているのではないでしょうか? 文語体の理解度などでは、私の年代は先輩方よりも劣りますし、ましてや若い世代には暗号に思えるかもしれません。ツィツターやチャットなども短文で反射しあっているだけで文章を読んで理解すると言う作業からは程遠いことで、あのような表層的な理解で良いのだろうかと心配するはジジイの余計なお世話になりつつあります。

今回参加した文書術についてですが、一言で言えば、何を書くかという事を書く前に何を書くのか整理する、その整理術であると理解しました。文章の読解力が低下している読み手が増加する中では、書き手にも相当の準備が必要とされる時代なんですね。「優しさ」が要求される今日この頃ですが、優しさよりはスパルタを望むテンションオヤジとして、読む側を甘やかしたままでの解決はあり得ないと思っています。

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