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報道のインチキ   日本中の米軍基地の75%が沖縄にある

2013年09月25日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

沖縄が日本のために大変な思いをしている。。その証として日本の米軍基地の75%が沖縄にある。。。沖縄と米軍基地を語る時に枕詞のように使われていますが、実はこの数字、かなり意図的に作られ数字です。この数字は、全ての米軍施設の比率ではなくて、米軍専用施設の比率なのです。 「専用」、即ち米軍のみが使用している施設を対象とした数字なのです。パーセンテージを計算するための分子は沖縄の米軍基地で分母は日本国内の全ての米軍基地ですが、専用施設の割合ですから、自衛隊と米軍が共同使用している部分は除かれているのです。沖縄県外の日本にある米軍基地で大きな所は自衛隊との共用になっていますのでそれらは除外されていますから分母は小さくなります。それで75%という大きな結果になっているのです。

例えば、米海軍横須賀基地。大部分を米海軍が使用し、家族のための小/中/高校、映画館やボーリング場まである広大な基地ですが、片隅に海上自衛隊は潜水艦部隊がいるということで、専用施設からは除外されています。騒音問題で有名な厚木基地。ここも海上自衛隊と共有ですからカウントされていません。三沢も、横田も、岩国も含まない純粋に米軍だけの施設の中の75%【実際には73.9%】というのが実態でして、自衛隊との共用施設まで全て含めると22.6%なのです。 そこまでは注意を払いませんから、75%という大きな数字だけが印象に残ってしまいます。

この算出方法が正しくないのは、もし、沖縄の米軍基地を将来、自衛隊が共同で使用したとすると分子までゼロになってしまいますから沖縄での米軍基地負担はゼロ%になってしまう事を意味します。

数字で示せば客観的で正しいものと思い込みがちですが、その数字をどの様に算出しているかが重要なのです。 この75%の先入観で判断してはなりません。この他にも「普天間の周囲は住宅地で危険である」。確かにそうですが、伊丹、福岡の周囲だって住宅地で同じです。伊丹に着陸する旅客機は、もっと人口の多い新幹線の新大阪駅の上を低空で飛んでいます。日本においては、都市の住宅密集地と空港の問題は全国にでもあり、普天間だけが特別ではないのです。数字の根拠がおかしいからと言って、今のままで良いとは言いません。正すべき事は正すべきですが、では、何を正すか? という基本的なところで、ウソ/誇張を基にしてはならないのです。

外国軍隊の基地がある事がおかしいと言う前に、もっとおかしい事は自国を護るべき体制がシッカリしていない事なのです。憲法に手足を縛られたままの状態が異常なのです。米軍基地の排除は、順番からすれば憲法を改正し、国防軍ができて、単独でも防衛できるような状態になってからのことです。外国軍隊に護られていることで自前の軍備をシッカリ行わず、それでいて外国軍隊の排除を主張するのは、親の庇護のもとにいる子供が駄々をこねているように見えます。自前の国防がシッカリできないまま米軍を追い出してしまったフィリピンは、当然、かの大国に島々を占拠されてしまいました。かの国の軍隊の役目は純粋に軍事だけでなく、このような宣伝による世論の撹乱も目的にしています。そういう意味で75%を主張するのは既にかの国の謀略に引っかかっているのです。マスコミもどこの国のマスコミなのか。。。 気をつけましょう。


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