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戦争好きな国民性

2013年09月20日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ナショジオとディスカバリーチャネルを見ていますと、番組構成に戦争好きな国民性であることが反映されている事に気が付きます。週末は武器や兵器の解説、過去の戦いの記録など延々と4時間(1時間番組4つ)も続いていました。精密誘導兵器ベスト10、戦車ベスト10、長距離兵器ベスト10のような、まるで雑誌「丸」の特集記事のような番組で、拳銃、ライフル、機関銃、グレネードランチャーまで比較のために実弾をバンバンと撃ちまくって紹介しています。日本的な感覚ではこのような番組自体に異議を唱える人も出てくるでしょうが、かの国では軍備、兵器などが当り前の市民権をえているのです。

その番組がまた極めて高度な内容まで含んでいるのが驚きでして、先日は磁気機雷に対する「消磁」の説明までしていました。この言葉、かな漢字変換にも出てきませんし、かなりのミリタリ・オタクでなければ知らないことかと思います。

軍艦のような大きな鉄の塊が地球の地磁気の中で活動すると磁気を帯びてしまいます。潜水艦であればその磁気で上空の対潜哨戒機から発見されてしまいますし、水上艦艇でも磁気機雷が反応してしまいます。その磁力を消すための大きなコイルを艦内に装備して磁力を打ち消す仕掛けが軍艦にはあるのです。あるいは軍港の海底にコイルが仕掛けてあり、その上をゆっくり走ることで磁力を消すのです。これはかなり機密のレベルの高い部分ですから、海上自衛隊が護衛艦を一般公開する場合にもその付近には近づけません。

こういう番組を日常的に見ていると現在の兵器のレベルなど国民の常識として理解していることでしょう。日本では防衛大学でしか講座の無い軍事学なども普通の大学でも珍しくは無いですし、軍事アレルギーの日本と世界の常識のかい離は大きなものがあります。集団的自衛権を認めないとか核廃絶とか一人で理想主義に走るのは馬鹿げています。現実の世界は、戦争好きが支配しているのです。日本が真似をする必要は無いもののこの違いについては理解が必要です。軍事の技術レベルを理解せずに集団的自衛権を認めないなどとの発言は寝言に近いのです。データリンクと通信は今の軍備には必須のもので単独の行動では意味がないのです。

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