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落雷事故 その2

2011年09月08日 08時35分58秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

息子がお世話になっている学校で自動販売機数台が落雷で使用不能になったそうです。正確な台数、その他の被害については不明ですが、誘導雷の被害はしばしば選択的で不可解なことが多いのです。全ての電気器具ではなくて、選択的に破壊されます。

建物の中の電気配線はバス配線ですから、ここを伝わって来るサージは、全ての電気器具に同様に印加されているハズですが、壊れる器具と壊れない器具があります。電気器具により、その耐圧の差が10倍も100倍もあるのでしょうか?以前、イグノーベル賞の粘菌の話しを書きましたが、私は、サージの伝搬も粘菌が成育するのも同じ法則ではないかと思っています。すなわち、伸びることが無理な状態になると養分【電荷】の補給が止まり、伸びることのできるもののみが強く太くなるということです。先頭を進む斥候のような部分が、ある閾値以上のものには進まず、閾値が低い所、低い所とパスを伸ばした跡に本隊が通過して破壊されるのではないでしょうか?すなわち、弱い部分がやられるのです。

大気中の放電する経路にしても、大気中の「絶縁濃度」が一様でなく、その間をくぐり抜けるのであのようなギザギザになるのではないでしょうか?

人身の被害がなくて不幸中の幸いでした。落雷対策をしている私の家族が落雷被害に会ってしまったら笑い話どころではありません。という事で、以前、この学校にも落雷対策を「寄贈」に近い形で提案をしたのですが、残念ながら本当に痛い目に合わないうちは本気になれる人はあまりおりません。リスク対策をとるには、「想定」の幅を大きく広げる想像力が必要です。

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