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ビジネス・コンテスト

2023年08月07日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 ベンチャーを支援するため、新製品の開発をサポートするため、などの目的でビジネス・コンテストはいくつも開催されます。弊社も過去、2回参加したことのある(すなわち2回落選した)団体から今年もお知らせを頂きましたが、今年は参加しない事にしました。 何故か?落雷など、受けるより受けない方が良い事は子供でさえ分かります。しかし、なまじ少しの知識のある大人になりますと、「避雷針が付いているから大丈夫」「接地してあれば雷電流は地球に流れるから大丈夫」などと誤った判断が加わります。そもそも「避雷針」と言う言葉、「雷を」「避ける」「針」とそのまま解釈すると大間違い。あれは、落雷を被るための「被雷針」であって、ワザワザ、落雷を招くために、先端を「針」にして放電し易くし、「お迎え放電」を上空に放出し、雷雲から降りてきた放電を招き寄せるためのモノなのです。 

 それが、接地工事をしてあっても、雷雨の時には激しい雨も降り、地面が冠水していれば電気は、流れやすい地表を流れ、必ずしも地球の奥に向かいません。落雷など、できれば受けない方が良いのです。電気/電子製品は増加する中で、社会のインフラの安定稼働の重要性は増していて、落雷など受けない方が良いことが理解できないというのは、私には信じがたい事です。

 しかし、審査員の多く恐らく学識経験者と言われる方々で、まあ、落雷被害など自分事としてはあり得ない事でしょうし、逆の体験で言うと、これはある展示会に伴う製品コンテストで、この一年で発売された製品の中から優れたモノを表彰するというのですが、審査員の先生が弊社の製品を見に来て「この製品を認めてしまうと大騒ぎになっちゃうんだよ」とポッリと漏らしました。それを聞いて、ナルホドと思いました。業界の中にいると既得権益の中で中立的な判断はできない。 すると、どっちみち、この種のコンテストに出てもまともな判定など期待できない。 と言う事で、今年はもうすぐ締め切りと連絡いただいたコンテストにも参加はしない事にしました。私の「避雷球」、世界初の製品で世界中の特許も取り、性能も抜群ですが、世界一と思うのは私だけ。世の中、中立公平を装っても、色々なバイアスが加わって判断されても珍しいことではありません。ですから、入選しなくても少しもガッカリすることはないのです。評価と言うのは2方向性で、「評価される」と思ったらされないのは悔しいですが、逆に「評価できない」と言うのは相手がアホだからと言うくらい位に思っておけば良いのです。

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