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活断層=危険=原子炉停止は短絡的に過ぎる       大前研一

2012年12月22日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

週末はブログはお休みなのですが、昨日【21日】に配信を受けた大前さんのメルマガに活断層についてのご意見がありまして、私のブログで先日【18日】に「活断層は本当に危ないのか?」というタイトルで掲載したものと結論は同じですので、このブログにも掲載させていただきました。大前さんは、原子炉の開発にも携わった方で、私が最も信頼している人のお一人です。図らずも、大前さんと同じ見解で心強く思います。 渡る世間は「ウソ」ばかり。何が本当で何がウソか。。自分で勉強するしかありません。

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 ▼ 活断層=危険=原子炉停止は短絡的に過ぎる          大前研一さんのメルマガより掲載
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日本原子力発電敦賀原子力発電所の断層問題について協議した原子力規制委員会の評価会合は10日、問題となっている断層について、活断層の可能性が高いとの見解をまとめました。

また13日には東北電力・東通原発で断層の調査を開始したとのことです。

「活断層=危険=原子炉は止める」というのはあまりにも短絡的な議論ですが、何とかして原子炉を停止させたいと考えている原子力規制委員会にとって、絶好の材料となっています。

他の理由で原子炉を停止させるとなると、いろいろと面倒な議論が出てきますが、「活断層がある」と言えば話はすぐに済んでしまいます。
 
原子炉が動いていると何か問題が起こった時の責任を問われますから、その責任を逃れたいというのが原子力規制委員会の狙いだと思います。

実際には、活断層の近くに原子炉があったときどうなるのか?と言うと、柏崎刈羽原発の例を見るとよく分かります。

柏崎刈羽原発沖には活断層が確認されていて、新潟県中越沖地震が発生しました。原子炉の耐震設計は600ガル、制御棒は300ガルに対し、圧力容器に1200ガル、その上のクレーンには3000ガルの加速度が観測された巨大地震でした。

しかし、無事制御棒が挿入され原発は安全停止しました。後は私が提案している冷源と電源が確保されていれば、冷温停止に持ち込むことが可能です。つまり、活断層がどんなものであっても原子炉を停止させることが出来るのです。

こうした事実を無視して、「活断層=危険=原子炉は止める」というのはお粗末に過ぎると思います。原子炉に関する理解不足です。

マスコミも一緒になって話題として取り上げているのですから、 目も当てられません。

原子力改革監視委員会で一緒に働いているデール・クライン委員長も、米国にも活断層はあるがそんな議論は聞いたことがない、と驚いていました。

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