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キャッシュカード

2023年07月31日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

50年も前の昔の話ですが、自分のキャッシュカードを自分の銀行ではない他の銀行でCD(当時は多機能のATMではなく、現金引き出しし専用のCDだけでした)にキャッシュカードを入れるとどのように対応するかを興味本位で調べてみた事がありました。その対応は3種類ありました。

1)CDを停止させ、カードも戻ってきません。 係員が出て来ての対応。怪しまれるので対応の準備が必要。 ただひたすら、二日酔いでフラフラしていて間違えたと弁解。

2)暗証番号まで入力させてから、CDで「当行のカードではありません」と拒否

3)暗証番号、金額まで入力し、センターに送られてから「当行のカードではありません」と拒否

 この頃から、キャッシュカードと暗証番号の関係は、何の進化もなく、現在に至り、暗証番号をキャッシュカードに記録しておくのは実は危険であることが露呈し、最近は、ATMにキャッシュカードを入れると、システムがカードに記録されている暗証番号を消しているようです。と言うのは、暗証番号はCD側でチェックするだけで、カード上に記録された番号が同じであれば、引き出しを認めてしまうのです。 ATMの周囲には、利用明細を捨てていく人がいますが、あれは絶対に捨ててはいけません。それを参考に偽造カードなど簡単に作成可能で、その時の暗証番号は勝手な番号を偽装したカードに記録するだけで、銀行のセンターまでは送りませんので、ATMで偽造した暗証番号を入力すれば、カードを正当なカードと判断され、その口座から現金が引き出されてしまうのです。 カードリーダーの仕組みと電子回路を扱いになれていれば、初心者でもこのような工作は簡単に可能で、それを防ぐために、銀行側はヤット、カードから暗証番号を消去し始めたのです。 50年以上も薄氷のようなセキュリティで使用されてきたのです。 現在は、カード上の暗証番号は消して、センターで照合するので、少しは安全になっている様です。 マイナカード、興味もありませんので調べていませんが、個人の暗証番号は、カード自体に記録がなければよいのですが。。

 当時は、銀行間の相互乗り入れなどしていませんでしたから、その場で拒否する1)と2)では相互乗り入れが始まると、全国のCDのプログラムを全て入れ替えねばならず、3)の一応、センターまですべて送るシステムであれば、どこの銀行のカードでも扱えるという点では先進的でした。 ただ、悪いことをする人がいるという前提では無かったので、セキュリティは甘かったのです。 身の回りに普通に使用されているものでも、案外、危険なものはあるのです。

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