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経済で読み解く 織田信長  上念 稔  KKベストセラーズ

2017年03月29日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

織田信長の名前が本のタイトルに使用されていますが、織田信長については一番最後の第4部で出てくるだけです。 しかし、織田信長が現れるまでの時代背景を経済という側面で分かり易く解説しています。 戦国時代を単に戦国武将の武力対決と見るだけの戦国モノよりは、世間は経済で回っているという事実から、軍事的な背景よりは経済的な背景での解説は、やはり上念さんの世界です。 

織田信長の話といえば、桶狭間から始まり、戦いの話ばかりが有名ですが、戦国武将もただ戦いに強いだけではなく、いかに城下の経済を発展させるか、軍事政策だけでなく経済政策が大事という点んで、やはり日本を統一するくらいの方は、経済政策という面からも大したものです。

というより、誰でも経済的な利益については、一番敏感ですから、それが第一優先で、それを保つための軍事力であったという方が実情でしょう。 ただ、軍事オタクや戦国物の読み物は装備、兵力などの面ばかりから見ようとしますが、それよりは、その裏の経済の方が大事というのは納得です。 

今でこそ、経済学や経営学、組織論など巷に情報があふれ、多くの人がソコソコの学歴のありますが、現代と異なり、いくら信長の視点が高くても、それを理解し、補佐できるような人材はそうは多くなかった中で、よくやりました。 臣下の領主にその地でのことは経済/軍備など一切任せ、検地など全てに共通する部分を抑えるというのは、中央からの管理水準をそれほど高くできない時代ですから、任せるところは任せる、今で言えば地方自治はこの時代の方が進んでいたのではないでしょうか?

組織の大きさにより、中小企業の経営者と大企業の経営者では必要な資質は異なります。零細のうちは実行力。大組織では管理能力が大事です。 零細のうちは、開発部門がのびのびと活動できたのに、組織が大きくなるにつれ、管理部門が強くなり、自由な開発もできなくなるというパターンは良くあります。 最初は零細企業の信長さん、組織が大きくなるにつれて管理体制をどのように変化させていくか? このあたりの間違いが本能寺につながったのではないでしょうか?

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