雷ブログ

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パラダイムシフト

2017年03月14日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

最初にこの言葉を聞いたのは約20年ほど前でしょうか。。全盛であった大型コンピュータがPCに取って代わられる時代でした。集中処理から分散処理へと時代が変わっていく。 パラダイムシフトの先駆けでした。 この20年間、いろいろな分野でパラダイムシフトが起きました。ガソリン車から、ハイブリッド車、そしてEVへ、などもその一つです。  世の中が変化することを好まない集団もありますが、これは時代の流れというか、変化することそれ自体が進歩というか、対抗しても仕方のない事です。 ただ、このパラダイムシフト、世の中で市民権を得るには時間がかかります。

避雷針業界のパラダイムシフト、これは積極的に落雷を招く方式から、なるべく落雷は発生させない方式への変化です。 以前は、落雷は自然現象であり、人智の及ばない事なので、とにかく受け止めようとの発想でした。 避雷針が発明されたのは、エジソンさんの生まれる約百年も前のことです。 電気の無いオイルランプの時代から使われ続けてきた避雷針。 「雷」を「避ける」のではなく、雷を呼び込んでいるのです。 「ヒライシン」という読みにピッタリなのは「被雷針」。 すなわち、「雷」を「被る」「針」なのです。 ちなみに、英語ではただの Lightning rod で「避ける」などの意味は全くありません。

最近の身の回りの電化の勢いは凄まじく、一般家庭でさえ、太陽光発電から大容量電池、EVの充電などがあったり、マンションでもセキュリティから宅配便のお知らせまで、付帯設備はだんだん豪華になってきています。 そういう便利なものが壊れるとその費用は莫大ですし、もっと危険なのは落雷が避雷設備に落ちずに建物に損傷を与、屋上からコンクリートの破片が落下する事故が多発しているとのNHKの報道もありました。 そのような事故が発生しているという事実に対し、建物を建築する側が積極的な対処をしないことがおかしいのです。 これは高層のタワー・マンションができてからの事なので、比較的新しい、昔の常識の外の話なので対応には時間がかかるようです。

先日お訪ねしたマンションの開発会社様ですが、今はコストの引き下げが一番の課題で、その方針に合わないものはダメとの事でしたが、それは購入者が選定の優先度を価格第一で考える限り変わりません。 お客様のそういう背景と、私の自社製品への自信は相容れず、こんなに良いものを何故?? と思いますが、一人で焦っても仕方ありません。 世の中、全て自分の思うように動くわけではありませんから、まあ、忍耐の一言でしょうね。。。

しかし、大きな流れでいえば、地球温暖化で落雷は増え、落雷に弱い社会インフラが増え、対抗策が必要になる。。という点では正しいのです。 大きな流れの中で正しい方向であれば、いつかは認められると信じています。 しかし、お客様との出会いは恋人との巡り合いようなものです。  I am what I am and you are what you are. But if we find each other that's beautiful!!

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