雷ブログ

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光と電磁気  ファラデーとマクスウェルが考えたこと  小山慶太 講談社ブルーバックス

2017年01月05日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ファラデーは、貧しい鍛冶屋に生まれ、病気がちの父親のため学校にも行けないまま13歳から製本屋の使い走りとして働きはじめたが、その製本屋で製本技術を身に付けただけでなく、製本に預かった本の内容に興味を持ち、その本を通じて勉強したそうで、これは、避雷針を発明したベンジャミン・フランクリンがやはり印刷屋の小僧をしながら、印刷原稿の中身から勉強したというのと同じような話で、偉い人は環境の悪い中でも自分で芽を出すものです。 

トマトも枯れる寸前まで水をあげないで育てると糖度が高くなるとか、岩場の水分の少ない場所で育ったヒノキのほうが環境の良いところでスクスクと育ったヒノキよりも丈夫であるとか、真理というのは共通するものがあります。 ただ、自分自身、きつい環境では育たなかったであろうし、そして私の息子もしかりで既に手遅れではありますが。。。

ただ、若いころにキチンとした教育を受けていないので、彼の論文には数式で説明したものは一切なく、自分でも数学を学べなかったことを残念に思っていたそうです。 昔は、教育を受ける機会は恵まれた一部の人にしかなかったのです。 日本でも義務教育が徹底されると、学校に行かない不登校が出たり、学校の後は塾での勉強と、周囲から勉強の過飽和状態にされて芽が出なくなってしまう現代の子供たちの対極にあるような環境だったのです。 現代日本の教育環境は、「過ぎたるは及ばざるがごとし」といえるかもしれません。

かたや、マックスウエルは、裕福な大地主の息子として生まれ、キチンとした教育を受け、持ち前の才能が開花し幼少のころから天才として世に認められた存在であったそうです。 この二人の名前は、電気を勉強した人であれば知らない人はいない位に電磁気学の理論を固めました。 しかし、その生い立ちは天と地のような差がありながら、ファラデーさんはご立派です。

ファラデーさんは、いくら有名になっても清貧を貫き、富や名声は少しも求めず、通常であればその功績に対し贈られる爵位なども受けず、王室科学協会の会長に推されるもこれを固辞し、そこまでやるとまるで形を変えた貪欲のように見えてしまう位、これまたヘンクツ男であったようです。

英国王立科学協会って昔は世界の科学界をリードしてきた組織で、かのニュートンも協会長をしていた時期があります。今、生きていれば、きっとノーベル省も辞退したような人であったそうです。何かを成し遂げた人というのは、かなり偏った強靭な精神の持ち主のようで、周囲を気にする常識人ではないようです。

才能と業績では大きな隔たりがありますが、周囲を気にしないという点でだけは私もファラデーさん並みなのですが。。。。才能という背景が私にはありませんので、ただの「ヘンクツジジイ」ですが、こういう偉人のお話は、子供の時には理解が及ばなかった事も、同じくらいの生活を重ね、自分と照らし合わせるとその偉大さがよりよく理解できます。

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