こんにちは。落雷抑制の松本です。
凧の事件で有名なベンジャミン・フランクリンですが、もし、まともな雷電流を喰らっていたら無傷であったとは思えませんし、事実、同じように雷雨の中、凧をあげて死亡した方は4名ほどいたそうです。雨の中、濡れた綿糸を伝わってきた電流ですから手元の金属【鍵と言われています】で火花が飛んだとしても、それほど強い電流ではなかったと推察します。糸の長さが200mとして45度の角度で上がっても、せいぜい高さは120m程度ですから、雷雲には届かなくてもタコ糸には静電気が帯電します。帯電した分だけであったから感電死しないで済んだのではないでしょうか? ベンジャミン・フランクリンは、米国の100ドル札の肖像になるくらいの方ですから、実力、努力もあった事でしょうが、運の良さもありました。雷雲もいつも強力な電荷を蓄えている訳ではないのです。雷雨の中での凧あげは非常に危険です。絶対にしてはなりません。
放電の火花、恐ろしいように思えますが、電流が小さい場合には大したことありません。私が中学生の頃に体験したのは、クラブ活動で暗くなった夜道で145,000ボルトの送電鉄塔の下で、小雨が降って送電線自体がッジージーと音を立てている真下で、傘の軸と私の親指の腹の距離を5mm位にするとその間で紫色の放電が発生するのを発見したのです。これなら、大きな金網を送電線の下に用意すれば電気を盗めるのではないかと気が付きました。その後、これが電磁誘導という現象で電流が流れると電線の周囲に電磁界が発生し、それを金属の傘が受け止めて傘から私の体を通じて地面に流れるという事で、電気に興味を持ち始めました。 また、暗い部屋の中でセーターを脱ぐと静電気により発光する現象にも驚いたことがありました。セーターを脱ぐ時に発生する静電気、かなりな電圧なのですが、電圧が高くとも、電流が小さければ人体に大きな影響はありません。
街の中にも、高電圧をかけた椅子に座ると万病に効果があるとかで高齢の方を集めた体験会なるものを散見しますが、平賀源内さんもエレキテルで静電気のショックを与えると病気が治ると信じていたようですが、電気の無い時代にエレキテルのショックは江戸時代の人々には驚きであった事でしょうね。電気や電磁波が生体に影響を及ぼすのは確実な事で、それがどのような周波数がどのような症状に有効かというとこまで進んできています。昔の発明家に現在の状況を見せたら、さぞ驚く事でしょう。
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