雷ブログ

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戦国の城と59名の姫たち  濱口和久  並木書房

2016年12月26日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

NHKの大河ドラマも今年は終わり、来年は女戦国大名で有名な井伊直虎とのことですが、西洋でも女王が君臨したように日本でも女性が大名をしていたのはスゴイ事で、来年の大河ドラマが楽しみです。 これは史実に概ね沿っていれば、あまり厳密でなくても楽しいドラマがいいですね。

戦国時代は男の時代かと思うと家督を継ぐために裏方の女性たちも、それぞれに戦っていた逸話をまとめています。 今年の真田の話の中で、兄は徳川方に、父と弟は豊臣方にと袂を分かつ「犬伏の別れ」ですが、上田城に戻る昌幸・幸村親子は、途中の沼田城に立ち寄ると、沼田城を守っていた兄信之の妻である小松姫は、敵側についた義父/義弟に対し沼田城の門を開くことなく追い返したことになっていました。 城を開けなかったのは事実のようですが、実は城の近所の正覚寺に昌幸・幸村親子を招き、暖かくもてなして昌幸にも孫達を合わせたそうで、昌幸は「さすが、本田の娘。 これで真田の血脈は安泰ぞ」と満足して上田に向かったそうです。

敵と味方の「義」は守りつつ、家族としての扱いもするバランス感覚。 ダブルスタンダードは必ずしも「悪」ではなく、大人の知恵として必要なのです。

感心するのは、この小松姫をはじめ、戦国の姫たちの頭の良さです。 現在のように通信もままならず、情報に乏しかったであろう時代にも拘わらず、姫たちは立派な動きをしました。 いつの時代も賢くなければ生きてはいけない。 私のような愚か者には賢い方々がどのように行動したかということは良い手本になります。こういう話は日本の宝です。 

生きるのが辛いなどと嘆く前に、戦国の人達は毎日が生死をかけたもっと辛い中で生きてきたことを思い浮かべると、現在は甘く優しく楽な時代です。 歴史の表舞台に立っている信長/秀吉/家康だけでなく、当時の時代を支えた一人一人が、皆、偉かったと感心します。「凛」の文字を思い浮かべる女性の活躍です。 私がブログで女性を題材にするとと、「甘い」と言われる先輩がおられますが、今回も」甘い」と言われますかね?

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