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主語の不要な言葉を使用している弊害

2016年08月18日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

日本語では、自分を表に出さない表現をするのが普通で、ことさら「私は」を前面に出すような物言いはしません。 主語を意識しない生活の中で、その弊害なのでしょう、主語が何であるのかを全く間違えた理解をしていることが多くあります。「誰が」を常に意識して理解せねばなりません。

例えば、古い話ですが、ポツダム宣言。 全面降伏を求められたのは「日本政府」ではなく「日本軍」なのです。 これをズルイ、占領国が拡大解釈で「日本軍」だけでなく「日本政府」にまで広げて解釈し、敗戦国の憲法まで変更するというのは、ハーグ陸戦条約第43条「占領地の現行法律の尊重」に違反した占領軍による「戦争犯罪」なのです。 このような戦争犯罪により制定された憲法をありがたがり、改定してはイケナイと絶対視するのは、オツムの程度がよほど悪いとしか思えません。 

最近の話ですと、国債の残高。 政府の借金なのですが、主語が「政府」から「国民一人当たり」にすり替えられても、それを大人しく認めてしまう。 800万円もの借金をした覚えはないのに、人口当たりの割り算というナンセンスで借金をした人の主語が「政府」から「国民」にすり替えられても、「主語不感症」の国民はそれを認めてしまう。 何故、このようなウソがまかり通るのか?  

日常生活のウソはまだあります。 円高で経済が苦しくなる。 それは某自動車会社のような輸出の割合が大きな会社に当てはまる事で、一方、輸入の側を考えれば、石油も食料も海外からは廉価で購入できるし、海外旅行だってお土産をたくさん買えます。悪い事ばかりではないのです。 通貨価値げ変動すれば、日本国内にいる買う側と売る側では反対の作用がありますが、そこで儲けることのできる人は声をひそめ、マスコミは、悲観的な話が好きで、損をする側だけの話を大げさに報道します。 これも「誰が?」に対して、無頓着な言葉を使う影響でしょう。

だからと言って、日本語を使うなというのではありません。言葉と領土こそが国の根幹で、日本語を大事にしなければならないのですが、言葉も道具でして、道具の良し悪し、特性をよく理解したうえで使うことが大事なのです。我が子に、幼少期から英語を習わす親御さんも多いのですが、失礼ながら、ほとんどの場合、ご自分では英語は不得手で、その反動で我が子に習わせている場合が多いように見受けます。 自分のできなかったことを子供に押し付けるべきではありません。 日本の子供に大事な事は日本語をシッカリと習わせることなのです。日本語の基礎がしっかりとできていれば、英語など大人になってからでも十分間に合いますし、英語が苦手という方の多くは日本語もダメなのです。 日本人であれば日本語は話せるでしょうが、単におしゃべりをする能力と言語力は異なります。逆に言えば、英語を話す程度の事は、言語能力に関わらず英語圏で生活していれば子供でもできることなのですから、日本に暮らしながら幼少期から教えるほどのことではないのです。 言葉についての見識が無いからこそ、子供に英語を習わせるという軽率な事をするのです。子供に英語を習わせる前に自分自身が良く勉強し、親御さんが、言語についての見識を持つ事の方が重要です。

最近、駅で見かける光景で不安に思うのは中学生のグループがゲームで対戦しているのでしょうか、少しの会話もないままゲーム機に夢中な「沈黙のグループ」を見かけることです。 反射神経と指の運動機能は高まるかもしれませんが、人との対話、議論の中で言語能力も発達する大事な時期に、全員が押し黙って、ゲーム機に夢中になっている。。日本の将来が心配な光景です。

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