雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

同一労働同一賃金??

2016年08月02日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

政治家の方が安易に「同一労働同一賃金」を約束していますが、これは安直な平等論のように思います。 

例えば、コンビニやスーパーで、仏頂面でレジを叩いている方と、単純な仕事であっても創意工夫をして笑顔で応対する人をこれは同じ仕事であるから同じ賃金であるというのはプロ精神を認めない愚策と思います。 高度な専門性を必要としない単純作業などみな同じと思うのが間違いであり、人から見れば単純と思える作業の中に如何に創意工夫を入れられるかというのは人それぞれなのです。 古くは、冬、主君の草履を懐で温めて出世の機会を得た木下藤吉郎の話もあるように、仕事に取組む姿勢の違いこそが大事で、当たり障りなく時間だけこなせば、皆、同じ賃金であるというのは昔の共産主義そのもので、総理大臣が「同一労働同一賃金」と言い出すとは日本はいつから共産国家になったのかと耳を疑いました。

最近は、マックにはほとんど行きませんが、注文時に笑顔でもう一品勧めたり、レストランでも、客への気遣いなど細やかな接客態度など素晴らしい人は本当に見事なのです。以前、よく通ったレストランで聞きましたが、大皿から取り分ける時にフォークとスプーンを片手で箸のように使えるスキルがあると時給が高いレストランで働けるとのことでした。ウェートレスと一言で言っても、そのスキルはピンキリなのです。 同じ仕事をしている限り、全くの新人さんも、10年選手で仕事の隅々まで熟知した、気の利く人と同じというのは悪平等です。しかし一方、10年もやっているのに新人よりデキが悪いという方がいるのも事実です。同じ仕事をしていても差が出るのは世の常ですが、何を基準に賃金を決めるかは難しい問題ではあります。 

社員が自分の成果を仲間にアピールし、社員同士で給料を決める会社があり、そらは上手く機能しているそうです。 仲間内の評価というのは、案外正しいかと思います。 人間は自分自身よりも他人の観察が好きで、己の自己評価よりは他人の評価の方が上手な人が多いのです。 今回は、非正規社員が正規社員より低賃金でコキ使われることを防ぐためなのでしょうが、単純、安直に過ぎるように思えます。 賃金の不満というより、制度の透明性の問題もあります。 賃金を決めるルールが明確で公開されていれば、納得できるものでも、非正規というだけで差別されるのは不愉快と思われるのも理解しますが、雇用形態が軽い、非正規を好む方もいたり、働き方の多様化もあり、複雑な問題であるのですが、「同一労働同一賃金」という単純な掛け声でプロフェッショナルな方の賃金が下げられないことを願っています。 

資本主義の下では、経済性が第一で立場が異なれば利益も異なり、どちらか片方の意見が正しいという「正解」はありません。 巨人軍だけでなく、不条理、不公平は永久に不滅なのです。 選挙では、それを正すという公約をよく目にしますが、所詮、無理な事でそれを約束するのが嘘つきなのです。 政治が介入して解決できる問題でもありません。

〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
http://blog.goo.ne.jp/img/static/admin/editor/btn-entry.gif

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする