雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

製品のネーミング   PDCEは、落雷バリアではありません

2016年08月04日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

分かり易い製品名は大事です。 「名は体を表す」という言葉のように、商品名を聞けばそれがどのようなものか直ぐに見当が付く名前は大事です。 しかし、実態よりも大げさな名前は誤解を生みますので注意せねばなりません。 昨日のブログと重なる部分があるのですが、弊社のPDCE避雷針に「落雷バリア」なる名称を付けたいとの相談があり、それはお断りしました。 名前が実際と異なるからです。

「バリア」が張られていると聞けば、どのような印象を受けるか? 映画で言えば、巨大なUFOが地球侵略にあらわれ、これを向け撃つ戦闘機から発射されたミサイルが、UFOの張ったバリアに触れると次々に爆発し、1発もUFOの本体に命中しない。 そんな強力なバリアを張るにはどれだけ巨大なエネルギーを必要とすることやら。 落雷を、もし、ハネ返すとしたらとてつもないエネルギーが必要になります。 落雷は数だけでなく1発当たりも強力なものが含まれることがあり、例えば600クーロン級の落雷であれば、100万トン級のタンカー数隻分の重さにも相当しますので、これをバリアなど張って跳ね返すことなど到底不可能なのです。

その不可能な事をできるが如く錯覚するような名称を用いるのは「誇大広告」のようなもので、そのような名称を付けるべきではありません。 世の中には、科学を語った「エセ科学」というようなものも多くあります。 そういうものと混同されないためにも、名前には分かり易さだけでなく、シッカリと説明できる根拠も必要です。 ということで、「落雷バリア」なる名称は、実際の機能を遥かに超える「誇大名称」でそのような名前を見たら「ウソ」と思った方が良いでしょう。

弊社製品の販売が広がると、弊社の手の届かない所で独自の解釈による説明がされたり、独自の名称が使用されたりすることのないように気を付けてはいますが100%、コントロールできません。 販売員の中には、「絶対に落ちない」と言い切ってしまう方もたまにはおられ、販売網の広がりと同時に「質の確保」も大事な局面になってきています。

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