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ベター・コール・ソウルのシーズン3が始まった件。

2017-04-12 23:00:00 | 海外ドラマ


今年は洋画のゴールドラッシュの時期が遅く、3月末のつい最近に始まったばかりだ。海外ドラマも同様で、なかなか見たいと思えるタイトルが出てこない。以前から楽しみにしていた「レギオン」を追いかけているものの、思ったほどではなく。。。

そんななか、Netflixから「ベターコールソウルのシーズン3が始まります!」のメールを受け、飛び上がる。さっそく再加入し、配信ホヤホヤの第1話を見た。それにしてもNetflix、相変わらずコンテンツの鮮度が素晴らしい。

前シーズン同様、冒頭、「ブレイキングバッド」後と思われる現在のソウルの様子をモノクロ映像で映し出す。彼は極甘ハイカロリースィーツ店「シナボン」の店長をやっていて、頭部の毛量はかなり減っている。「ブレイキングバッド」で起きた事件により身を隠すような生活をしているが、万引き犯を目撃するシーンで弁護士魂は消えていないことを示唆する。さりげない描写のなかに、伏線を偲ばせるところは「ブレイキングバッド」と同じだ。なお、第1話の脚本と監督は「ブレイキングバッド」の生みの親であるヴィンス・ギリガンによるもの。

シーズン3も引き続き、弁護士ソウルことジミーと、仕事人マイクの両輪でドラマが展開する。

シーズン2の最終話から、そのまま続いているエピソードであり、ジミーは書類の偽装を兄チャックに打ち明けたところから始まる。彼がやったことは紛れもない犯罪であるが、「証拠がない」と強気を見せるジミーだ。ジミーの自白をチャックは録音していたが、その後、法廷で使える証拠にはならないことが明らかになる。しかし、その事実はチャックも織り込み済み。チャックの思惑が気になるところだ。ジミーは相方のキムと共同経営の弁護士事務所で老人相手に仕事を続けているが、前回、CM撮影のために騙した軍人が乗り込んでくる。CM放映をやめなければ告発するというが、ジミーに巧く言いくるめられる。チャックと軍人、2人が共通してジミーに話したのは「いつか報いを受ける」。本シーズンでジミーに大きな災難が待ち受けている予感がする。

一方のマイクは、前シーズンのラストで誰かに追跡されている事実に気付く。自身が運転する自動車で発信器を探すシーンが、ギリガンっぽい演出だ。「発信器」という言葉は一切出てこないが、マイクの無言の動きから予測するのは簡単で、車を分解するシーンを長尺撮影&早回しで見せるあたりは芸が細かい。発信器を見つけるまでの過程や、その後にマイクが逆襲に転じる様子は見ていて非常にスリリングだ。余計な説明は不要であり、見る側の想像力を信じて楽しませる作りは本シーズンでも健在だ。もともとおじいちゃんのマイクだが、本シーズンでますます老けこんでいる印象。老体に鞭打って、今後、巨悪と戦えるのか心配になる。

北米と同時配信のため、毎週1話のペースでアップされる。あと2カ月待ってイッキ見の選択もあったが、最近見たい海外ドラマもないため、待ち切れなかった。

シーズン3の予告編をみたら、あの「ガス」が登場するようだ!本家「ブレイキングバッド」におけるウォルターの宿敵であり、多くの名シーンを生み出した最重要人物だ。もちろん彼が経営するフライドチキン店「ロス・ポジョス」も登場する模様。ガスを思い返せば、もともとウォルターにガスを紹介したのはソウルだったし、マイクはガスの裏仕事を手伝っていた関係がある。本作でガスが登場することは自然かもしれない。きっと、ソウルとマイクがガスと関わることになったきっかけが描かれるのだろう。今後が楽しみだ。


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