から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

嘆きのピエタ 【感想】

2014-01-13 08:13:05 | 映画
新作DVDレンタルの寸評。



嘆きのピエタ 【70点】
キム・ギドクの新作。やはり面白い。キム・ギドクにしか描けない残酷な寓話。
天涯孤独に生きてきた借金取りの男の前に、母親と名乗る女が現れる話。
借金の取立てに手段を選ばない残虐な男が母性愛の虜になる。
親子愛を軸に、キム・ギドクならではの「因果応報」が鮮やかに浮上する。
主演2人の造形が見事。そのパフォーマンスも圧巻。見入る。

ホワイトハウス・ダウン 【65点】
ローランド・エメリッヒの新作。ドンチャン騒ぎのアクション大作。まずまず。
テロ組織に占領されたホワイトハウスで警察官の男が大統領を救出する話。
先に公開された「エンド・オブ・ホワイトハウス」と似過ぎている。何とかならなかったか。。。
チャニング・テイタムが阿呆くさい。ジェイミー・フォックスが大統領に見えない。
子役の女子がやたらと演技が上手くて煩い。伏線がどれもハマっていない。。。
文句を言えばキリがないが、期待していなかったし、大味な映画なので仕方なし。
ハリウッド大作ならではの、爆破アクションを普通に楽しむ。

暗闇から手をのばせ 【55点】
障害者専門のデリヘル嬢の話。興味深いテーマだったが、物語は陳腐。
自由に性を享受できない障害者ためのビジネス。需要と供給が成立している実態。
「障害者にプライバシーはない」という言葉が痛い。考えさせられてしまったが、
映画自体はダメダメなフィクション。感動を狙ったような展開もシラケるだけ。残念。








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