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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム 【感想】

2012-03-19 00:33:39 | 映画
「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム 」を昨日観た。

これまでにあった名探偵ホームズのインテリなキャラに大胆な解釈を加え、
頭脳派かつ、武闘派な新たなホームズが誕生した前作。
近年パッとしなかった本作監督のガイ・リッチーは前作で大きな賞賛を得て、
ホームズを演じたロバート・ダウニー・JrはGG賞を獲得。
自分も好きな映画だ。

最近の傾向である、シリーズものにおいて過去作を最新作が上回る傾向は本作にもあてはまった。
ド派手な演出、アクションは前作よりもさらにパワーアップ。
スリリングでエキサイティング、重量感とスピード感を兼ね備えたアクションの連続は、
これぞガイ・リッチーといったところ。
興奮しっぱなし2時間だった。

今回の敵役は前作の黒幕でもあったモリアーティ教授。
元ボクサーという無理くりな設定も手伝い、無敵なホームズの相手としては不足なしだ。

ロバート・ダウニー・Jrのホームズはやはりハマリ役。
アイアンマンな彼も無条件に好きだが、これも捨てがたい。
知性と男の色気が同居し、マッチョな体つき。そしてヤンチャな性格。
そのキャラクター像は男子憧れの存在だ。

前作でも好きだった彼演じるホームズの推理・先読み格闘アクションは本作でも健在。
本作ではより複雑になり、ボリュームも増え、そのシーンを観るのが病みつきになりそう。

同い年で親近感を勝手に抱いているノオミ・ラパスは本作で全米メジャーデビュー。
彼女のミレニアムシリーズでの高い評価で、世界は彼女をほっとかなかったわけだ。
北欧女優がジプシー役を演じたが、意外なフィット感。スペインの血筋もあるとのことで納得。
ヨーロッパを駆け回る物語にあって、不可欠なエッセンスになってる。
夏公開の「プロメテウス」ではどんな表情を魅せるのか楽しみだ。

個人的に好きなレイチェル・マクアダムスの扱いが切なかったのが、ちょっと残念。

ワトソンの愛犬かつ、ホームズの実験対象となっているブルドッグのワンちゃんも
前作から、引き続き可愛い。

脚本が早足で、本作においては良い意味で粗いので、
その展開に置いてきぼりを食らうことも多々あり、何度か意識が飛んだが
それは二度見三度見して発見する楽しみがあるということで消化。

本作のホームズならではの、軽快でシャレオツなラストも好きだ。

興行収入は2億ドルを超えたようなので、
また続編が製作されるだろう。
歓迎である。

【75点】

コメント
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