から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

2011年 第85回キネマ旬報ベスト・テン 結果発表

2012-01-17 23:44:17 | 映画
今日、昨年のキネマ旬報ベスト・テンが発表された。

日本アカデミー賞は2流の選定のため、
この賞の方が映画ファンにとっては信用度が高い。

で、その結果。

【個人賞】

 ◆日本映画監督賞

  園子温(冷たい熱帯魚、恋の罪)

 ◆主演女優賞

  永作博美(八日目の蝉)

 ◆主演男優賞
 
  原田芳雄(大鹿村騒動記)

 ◆助演女優賞

  小池栄子(八日目の蝉)

 ◆助演男優賞

  でんでん(冷たい熱帯魚)

 ◆新人女優賞
 
  忽那汐里(少女たちの羅針盤、マイ・バック・ページ)

 ◆新人男優賞

  松坂桃李(アントキノイノチ、他)

 ◆外国映画監督賞
 
  王兵(無言歌)

キネ旬はちゃんと、キワモノ扱いされがちな
園子温映画にもスポットを当てるから嬉しい。
「冷たい熱帯魚」のでんでんは圧倒的得票数ではなかっただろうか。
主演男優でもよかったと思うな。
作品性から日本アカデミー賞からは100%敬遠されるだろうけど。

小池栄子の受賞には拍手。ようやくとったかという印象。
タレント活動を兼ねているにも関わらず群を抜いて巧い人だ。

あと、ブーイング。。
新人男優賞は絶対「奇跡」の前田兄弟だ。
新人男優賞の松阪桃李、新人女優賞の忽那汐里、よくわからない。
対象映画観てるけど、2人の印象はイマイチだった。

【2011年日本映画ベスト・テン】

 1位 一枚のハガキ
 2位 大鹿村騒動記
 3位 冷たい熱帯魚
 4位 まほろ駅前多田便利軒
 5位 八日目の蝉 (蝉の文字は旧字です)
 6位 サウダーヂ
 7位 東京公園
 7位 モテキ
 9位 マイ・バック・ページ
 10位 探偵はBARにいる

ぶっちゃけ、上記あんまり観てない。。
冷たい~、八日目~、モテキ、マイ・バック~くらい。
私的邦画ベエストワンな「冷たい熱帯魚」が上位でよかった。
テレビシリーズとして初のランクインとなった「モテキ」は快挙といえそう。
ドラマサイズな映画だったけど普通に面白かったな~。DVD予約したし。
是枝の「奇跡」が入っていないのが個人的に意外でブーイング。

【2011年外国映画ベスト・テン】

 1位 ゴーストライター
 2位 ソーシャル・ネットワーク
 3位 英国王のスピーチ
 4位 無言歌
 5位 ブラック・スワン
 6位 マネーボール
 7位 トゥルー・グリット
 8位 ヒア アフター
 9位 灼熱の魂
 10位 家族の庭

キネ旬らしいランキング、選考員がオール映画評論家ならでは。
1位のゴーストライターなんて、ホント玄人好みな映画だったし。
あと、今年もさりげなく8位にクリント・イーストウッド作品が。。
日本の映画評論家のイーストウッド贔屓が甚だしい。
「ツリー・オブ・ライフ」が入っていないのが意外だ。
評論家と名乗る人たちは絶対好きそうなのに。

キネ旬の受賞結果を載せた特大号が楽しみだ。





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第69回ゴールデン・グローブ賞 受賞結果。

2012-01-17 00:38:51 | 日記
今年度のゴールデン・グローブ賞が発表された!

結果を振り返ってみる。

<ドラマ部門>
◆作品賞
 
 ★ファミリー・ツリー(アレクサンダー・ペイン監督)
  ヘルプ 心がつなぐストーリー(テイト・テイラー監督)
  ヒューゴの不思議な発明(マーティン・スコセッシ監督)  
  スーパー・チューズデー 正義を売った日(ジョージ・クルーニー監督)
  マネーボール(ベネット・ミラー監督)
  戦火の馬(スティーヴン・スピルバーグ監督)

前評判、予想とおりの「ファミリー・ツリー」の受賞。
内容はありふれた話っぽいのに、そんなに面白いのか。。。

◆主演男優賞

 ★ジョージ・クルーニー(ファミリー・ツリー)
  レオナルド・ディカプリオ(J・エドガー)
  マイケル・ファスベンダー(SHAME シェイム)
  ライアン・ゴズリング(スーパー・チューズデー 正義を売った日)
  ブラッド・ピット(マネーボール)

これまた、前評判、予想とおりのジョージ・クルーニーの受賞。
応援していたファスベンダーとゴズリング、やっぱダメだったか~。
ジョージ・クルーニー、オスカーも堅いか。。。

◆主演女優賞

  グレン・クローズ(アルバート・ノッブス)
  ヴィオラ・デイヴィス(ヘルプ 心がつなぐストーリー)
  ルーニー・マーラ(ドラゴン・タトゥーの女)
 ★メリル・ストリープ(マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙)
  ティルダ・スウィントン(少年は残酷な弓を射る)

これもまたまた、前評判、予想とおりの結果のメリル・ストリープ。
サッチャー~映画自体は凡作と言われているようだけど、メリル・ストリープがすごいらしい。
ラストキングオブ~のフォレスト・ウィテカー のパターンか。。。
オスカーも堅いな。

<ミュージカル/コメディ部門>

◆作品賞

  50/50 フィフティ・フィフティ(ジョナサン・レヴィン監督)
 ★アーティスト(ミシェル・アザナヴィシウス監督)
  Bridesmaids(ポール・フェイグ監督)
  Midnight in Paris(ウッディ・アレン監督)  
  マリリン 7日間の恋(サイモン・カーティス監督)

希望とおりの結果、外国語映画かつ無声映画で受賞とは痛快。
オスカーレースではファミリー・ツリーと一騎討ちだな。

◆主演男優賞

 ★ジャン・デュジャルダン(アーティスト)
  ブレンダン・グリーソン(The Guard)
  ジョセフ・ゴードン=レヴィット(50/50 フィフティ・フィフティ)
  ライアン・ゴズリング(ラブ・アゲイン)
  オーウェン・ウィルソン(Midnight in Paris)

これまた希望とおりの結果にホっ。
まあこの部門の中では敵なしだったか。
オスカーノミネーションはこの部門からは、おそらくジャン~だけだろう。

◆主演女優賞

  ジョディ・フォスター(おとなのけんか)
  シャーリズ・セロン(ヤング≒アダルト)
  クリステン・ウィグ(Bridesmaids)
 ★ミシェル・ウィリアムス(マリリン 7日間の恋)
  ケイト・ウィンスレット(おとなのけんか)

希望とおり、ミシェル・ウィリアムス。おめでとう!!
オスカーはたぶんメリル~だろうけど。。。

<共通部門>

◆監督賞

  ウッディ・アレン(Midnight in Paris)
  ジョージ・クルーニー(スーパー・チューズデー 正義を売った日)
  ミシェル・アザナヴィシウス(アーティスト)
  アレクサンダー・ペイン(ファミリー・ツリー)
 ★マーティン・スコセッシ(ヒューゴの不思議な発明)

唯一のサプライズ、まさかのスコセッシ!!
スコセッシが描いた初のSFが大絶賛。
ヒューゴ~早く観たいな。。。

◆助演男優賞

  ケネス・ブラナー(マリリン 7日間の恋)
  アルバート・ブルックス(ドライヴ)
  ジョナ・ヒル(マネーボール)
  ヴィゴ・モーテンセン(A Dangerous Method)
 ★クリストファー・プラマー(人生はビギナーズ)

万歳!な結果。
前哨戦総ナメのアルバート・ブルックスの予想は外れたけど。
このままオスカーもプラマー爺さんにとってほしい。

◆助演女優賞

  ベレニス・ベジョ(アーティスト)
  ジェシカ・チャステイン(ヘルプ 心がつなぐストーリー)
  ジャネット・マクティア(アルバート・ノッブス)
 ★オクタヴィア・スペンサー(ヘルプ 心がつなぐストーリー)
  シャイリーン・ウッドリー(ファミリー・ツリー)

同作のジェシカ・チャステインとの票割れもなんのその、な結果。
ヘルプの予告編見た感じ、オクタヴィア・スペンサーが
ユーモアたっぷりな役ドコロとみた。ヘルプも楽しみである。

授賞式始まる前は混戦と予想されていたが、終わってみれば、
監督賞のスコセッシを除いては、結構テガタい結果となった。

来週の1月24日、いよいよオスカーノミネーション発表だ。
今回のゴールデングローブ賞の結果でおおよそ見えた気がするけど。

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