珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

父のお墓へ

2012年05月04日 | 母のこと

昨日は父のお墓参りに行って来た。

お彼岸に行かれなかった罪滅ぼしと言うわけではないけれど、いつも連休のどこかで行くことにしている。

春のお彼岸は、墓石が雪に埋もれてどこにあるかももわからないからだ。

 

今回は、母がホームに引っ越してから初めてのお墓参りということになる。

天気予報ではほぼ雨だったから、朝、降っていたらやめようとおもっていたけれど、

意外にも晴れていて、それっとばかりに家を出た。

ところが、天気予報もはずれたわけではなくて、ホームへ母を迎えに行った辺りで、

ぱらぱらと降り出した。

車の窓から空を見上げて、「雨が降ってるね~」と、嫌そうな母だったけれど、

とにかく行くだけ行ってみようということになった。

お供え物はやめにして、途中のスーパーで、お花だけ用意した。

日ごろの心がけのお陰かどうか知らないけれど、40分ほど走って茨戸霊園に着いたころには、

雨はすっかり上がっていた。

というより、もともと降っていなかったようだ。

ラッキーと喜んだけれど、風は冷たい。

母に風邪を引かれても困るので、待たせた父には悪いけれど、お参りはそそくさと済ませた。

 

こんな時期にも、お墓参りする人は意外といる。

やはり春のお彼岸をパスした人たちだろうと思うけれど、意外なほどに次々とやって来る。

考えてみると、北海道のGWは概してお天気に恵まれない。

それに、まだまだ寒い。

だから、出かけようと言う気にならなくて、家でゴロゴロと過ごすことが多い。

そこで、家族でお墓参りにでも行こうか、という気になるのかもしれない。

お昼を外食にすれば、ちょっとしたお出かけ気分になるものね。

 

私達もそんな感じで、帰り道にファミレスに寄って、ランチにした。

お刺身定食のホッキが新鮮で、とても美味しい。

「ああ、美味しい」を連発する母を見て、少し胸が痛んだ。

母は老人ホームに住んでいる。

食事は栄養士さんが、しっかり管理して下さっているので、栄養面では何の心配もない。

けれど、好きなものばかりが食卓に並ぶわけではない。

特に食中毒などの心配からか、生ものは滅多にでないそうだ。

それは、仕方がないことだけれど、時々は食べたいだろうな。

といって、自分で食べに出かけようという気はないだろう。

やはり私が、もっと頻繁に食事に連れ出してあげたいと思う。

 

とにかく、母が気にかけていた春のお墓参りがすんでよかった。