喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



今日は旅行の核心部、立山黒部アルペンルートを立山側から横断します。立山黒部アルペンルートは車での立ち入りが禁止されており、立山からケーブルカー→高原バス→トロリーバス→ロープウェイ→ケーブルーカー→トロリーバスと6つの乗り物を乗り継いで横断する必要があります。お盆後とはいえ、混雑していたら乗車待ちが発生するかもしれないし、最終のトロリーバスに乗り遅れたら宿に着けなくなってしまうので中々気が抜けない一日になりそうです。



とりあえず5時10分起床で風呂へ。



昨日の豪雨も去り、朝からいい天気、、、のはずが起きたときは曇り空。おいおい予報外れるなよ!?と思いつつ、



宇奈月温泉は昨日全然散策できなかったので、見て回るなら今しかない!と思い、本当は昨日歩くはずだったやまびこ展望台の方へ向けて出発。


⑦宇奈月温泉街散策(6:15-7:15)


駅前を過ぎ、トロッコ列車の方の駅へ。この裏側からやまびこ展望台ルートが始まります。



階段でトロッコ鉄道の下をくぐりぬける。撮影スポットの1つです。この辺りから少しずつ青空が見えてきた。でも山に囲まれて陽ざしが差し込んでくるのはもう少し後です。



やまびこ橋。これも撮影スポットの1つ。ここは元々トロッコ列車が走っていた橋で、今走っているトロッコ列車の橋ができたことで観光用となったらしいです。真ん中あたりが広くなっていて、トロッコ列車と一緒に写真を撮るなどいろいろ楽しみ方があるようでした。まぁ自分は1人なのでそんなことできませんでしたが^^;



橋の真ん中からパノラマ写真



橋からは現役の新やまびこ橋も見える。



さらに進むと、トンネルが出現。朝から冒険心をくすぐってくれる。面白いぞ、この道!



トンネルの中は水が噴き出していたり、大雨の後ならではの様子も見られました。蝙蝠が出ることもあるとか。出口付近に冬季用の抜け道が。今の時期は蜘蛛の巣だらけか?



そして宇奈月ダムの展望台へ。トロッコ列車からみたものより遠目になりますが、立派なダムであることはわかります。このコースは朝の散歩にも最適ですね。宇奈月温泉にはこういった遊歩道が他にもいくつかあるとのことなので、何回か来ないと回り切りませんね。



戻るときにはやまびこ橋から太陽ものぞいてきました。このまま一気に晴れてほしい!



新やまびこ橋を上から望む。トロッコ列車と一緒に撮りたいところだが間に合わず既に通過してしまったところだった。本数が少ないのでタイミング合わないと結構待つことになります。



駅前の温泉噴水も天気がいいとまた違ってみえる。温泉街を少し歩いてみるとライオンをはじめ、ブロンズ像がいたるところに建っていた。ブロンズ像巡りも楽しそうだ。さぁ宿に戻って朝食。


朝食(8:15-9:10)


川を見ながらの朝食。自分はアルペンルートの乗り物ををどんな間隔で乗り継いで行けばよい観光ができるのかを考えていた。まず、立山黒部アルペンルートはただ乗り物を乗り継ぐだけでなく、それぞれの場所で絶景が見れたりするので、立ち寄り時間なども考慮しておく必要がある。今回は、一番標高の高いところにある、室堂の散策と黒部ダムの観光を交えるので、そこで各1時間半程度確保しておくとして、渋滞などを考慮するとどういった乗り継ぎタイミングが一番いいのか?こんなことを考えていた。立山黒部アルペンルートを観光するならプランはしっかり立てておいたほうがいいですからね。そして結論として、立山駅に行く前による予定だったホタルイカミュージアムをパスして、一日立山黒部アルペンルートの観光に充てることにした。



バイキングなので相変わらず大量に食べてしまった。体重は現在人生Max(75kg)です。食べた分だけ更新確実。今日の昼は食べないでもいいんじゃないか?

チェックアウト 9:45


ホタルイカミュージアムに行かない分、少しゆっくり目にチェックアウト。標高2450mの室堂における今日の気温は最高7℃と書いてあったから思わず質問してしまったが、現時点での気温だそうだ。14℃くらいまではお願いしますよ。後から気づいたがなんと腕時計を置いてきてしまったようで、ホテルに後から電話したけど見つからないとのこと。どこに行ったんだろ…



高速に乗って一気に立山駅方面へ。



山に近づくほど夏の自然を感じられる。本当に天気って重要です。山の方は雲かかっているように見えるが、天気はどうだろうか??



立山駅へ。駐車場は満車。停めるなら早くいかないとだな。さて、立山から扇沢(長野)へ横断する場合、立山に停めた車を回送する必要がありますが、そこは本日の宿のプランで回送サービス付きのものがあったので、そこでお願いしました。回送サービスをやっている会社はいくつかあるが、日星というところ。店の前に停車して回送手続きへ。(で、ここで腕時計がないことに気づくのだった。。。)



特に車検証などもいらず、傷のチェックと説明で15分くらいで完了。5時間くらいで回送されるとのこと。時間的に問題なさそうだし、いよいよ立山駅へ行きますか。



⑧立山駅(11:10着)


事前に券は予約できるが、高い買い物ゆえ当日買うことにしていた。行列もなく助かったが、お盆期間だとチケットを購入するのに並んで、乗り物に乗るのに並んでということが普通に起こるらしい。



と思ったら乗り物にのる行列は今回も健在。なんと予定していた便には乗れなかった。10分後に臨時便が出ているので安心したが。まずはケーブルカーに乗り込む。満員でかなり窮屈です。



立山ケーブルカー(立山駅→美女平 11:30発)


観光客もいるが、登山客も多い。昨日の大雨の後で大丈夫だろうか?リュックはスペースを大幅に取るので、ケーブルカーの外に籠がついていてその中に入れて運ぶような工夫がされています。



ケーブルカーは結構急なので後方の場所を取ると怖いと思う人もいそうです。後方に乗っていると急斜面を降下していくアトラクションに乗っているような気分です。



美女平に到着。ここからは高原バスで阿弥陀ヶ原〜終点の室堂まで進みます。今回は行かないが阿弥陀ヶ原もきれいな所だなとパンフレットを見て思いました。でも室堂・黒部ダムをじっくり観光するならばほとんど余裕がないと思います。


立山高原バス(美女平→室堂 12:00-12:50)


約50分の道のり。道がくねくねしているようだが、陽菜が酔わないか心配だ。良いのか悪いのかわからないが最後尾を確保。山道を進んでいきます。バスのガソリンはどうしているのだろうか?



途中姿を現した称名滝落差日本一(350m)であり、立山の観光スポットですがここから見るとかなり遠い!立山駅から有料道路を通っていくか、阿弥陀ヶ原から見る方法もあるのでそちらから偉大な姿をいつかは見てみたい、と思った。



阿弥陀ヶ原通過。このバスは室堂までノンストップなので停まりません。ここも見どころたくさんですが、寄っていたら間に合わん。最初は雲の中を進んでいた感じですが、だんだん霧が晴れてきて…



そして霧が晴れたとき、そこには絶景が!しかも今まで見た山の景色で一番かもしれないというくらいの。空の青は、普段見るものよりさらに澄んでおり、山も残雪とむき出しのグレーが際立ち、普段見ている景色とは全然違っていた。



こんな絶好のコンディションの中室堂に到着。こんな景色を見ずに陽菜は爆睡していたのだった。



⑨室堂・みくりが池コース(13:05-14:05)
バスから出るとめちゃくちゃ寒い。ホテルに書いてあった7℃とたいして変わらないんじゃ??上着を1枚しか持ってこなかったことを後悔したのだった。



ここを拠点に槍ヶ岳など難易度の高い登山をする人が多いだけに登山の格好をした人がたくさんいた。掲示板にはかなり丁寧に最新の山の状況が記載されていた。8/13にも死亡事故があったと書いてありました。滑落には本当気を付けてください。



外に出ようとするが、結構迷う。正解は階段を上ってテラスみたいところから出ます。事前にここまで調べられなかったわ。



外には名水と撮影スポットが。この景色本当に素晴らしいです。この広場は「室堂 ライブカメラ」で検索しても見ることができます。事前に天気や混雑具合を確認するのにも使えそうです。



水はもちろんキンキンに冷えている。ペットボトルに入れている人もいましたが、写真を撮る人がひっきりなしに来るので、混雑時はあまりゆっくり飲んだりするのは難しそうです。



室堂にはみくりが池周回コースがあって、1時間くらいのトレッキングができるようにコースが整備されている。コースの入り口まできましたが、、



これだけ寒いのとりっくんがゴツゴツした道を歩くのは危険なので妻にはまたもや待っていてもらうことにした。すまない、陽菜と2人で行ってみます。



みくりが池コースも絶え間なく絶景が飛び込んできます。写真を撮れば何でも絵になってしまうのがすごい。



こちらが近くで見たみくりが池。先日観光した白神山地の青池を上回る青さ。かなり寒いのでみくりが池で引き返そうかと思ったけど、陽菜が先に行きたいというのでもう少し進んでみる。道は1人通るのが精いっぱいだが、陽菜が「お先にどうぞ〜」ってずっと向かいからくる人を待っているものだから中々進まない。陽菜は楽しくてやってるみたいだが、譲り合いは遊びではないんだぞw



こちらの建物は一番標高が高い温泉らしい。父は前に来た時入ったそうだが今日は時間もないからスルーで。もう少し進んで地獄谷展望台まで見てきました。雷鳥は結局見かけなかったな。5月〜6月くらいに遭遇率が高いという話だけど、父母は10月でも見れたらしいので、今回ももしかしたらって期待していたんだけどな。



さて、次のトロリーバスの時間が近づいてきたから戻りますかね〜。こちらの景色も名残惜しいけど次の黒部ダムもきっと絶景だろう。



トロリ―バスの時間は結構ギリギリ。妻と合流してバスへ。



立山トンネルトロリーバス(14:15発)


かなりの待ち行列があったが、そこは臨時便があるのかバスが3台連なってお迎えに来ました。せまいトンネルを進んでいきます。工事の難所があり、そこを掘るのにすごく時間がかかったというナレーションが印象的でした。海底トンネルにしろ、ここにしろよく造ったなぁと。



⑩大観峰(14:25-14:45)


降り立った場所は大観峰



ここはほぼ乗り継ぎだけとなりますが、展望台からの景色は人気スポットです。



お土産やではここでしか売ってない酒とかあったので、今日は運転することはないと思い試飲。ちなみにロープウェイを待っている間の駅員の話が面白かった。セールストークがお上手

つづいてロープウェイへ。

立山ロープウェイ(14:30発)


これも高度があるので、空を飛んでいるような高さから景色が楽しめるのがいいですね。



ここは是非窓際の場所を確保したい所。


黒部ケーブルカー(15:00発)


ロープウェイを降りるとすぐに再びケーブルカーが。乗り換え多すぎ!ここを下るといよいよ黒部平へ。



⑪黒部ダム(15:20-17:00)


黒部湖からダムへは歩道を進んでいきます。距離があるから乗り継ぎの時間を考慮しておかないといけない。



こんな山の間にこれほどまでの人工物を建設するとは!技術はもちろんのこと、物資を運ぶのも相当大変だったろう。こんなのがバンバン作られていた高度経済成長期。どんな時代だったか見てみたいものだ。



そしてついに黒部ダムの放水を眺める!上から横から展望台からといろいろ見られるところはあるが、まずは上から。



天気がよいと虹が見えるというが、も見えました。やっぱり生で見るといいですね。すごい勢いで放水されているのに、遠くから見ると水がゆっくり噴出しているように見えて不思議な感じ。ダムの放水を楽しみにしていた妻もこれは満足だったでしょう。



ところでお腹もすいたから一旦何か食べようかなと思ったら、ほぼ売り切れ!これはショック。仕方ないので残っていたたい焼きと、バジルドッグみたいなものを注文。これを休憩所に持ち込んで食べる。お腹が空いていたから何でもうまい!お盆期間中は早めにいかないと食べるものも無くなってしまうので注意。



陽菜からのアイスの要求がすごいので、ソフトクリームを食べてから放水を展望台から見学してみよう。ちなみにチョコソフトが良かったらしいが、なかったのでバニラで。



上りの階段は長くてしんどそうなので下の展望台に行くか、子供がいると気を付けないと。



横から見るとかなり立体的!



こちらが下の展望台からの景色。パンフレットなんかでもよく見るアングルだ。



よく見るとメンテナンス用だと思うが、梯子や足場が用意されている。こういうところで点検の仕事をしている人、本当にお疲れさまです。こういう危険と隣り合わせの点検があってからこそ安心して観光ができるのですね。



黒部ダムの石碑の前で一枚。西日が強くてどうしたって逆光になる。他に思ったのは放水が日に当たっている時間帯にくるなら午前中ですね。今回は午後だったので、放水が少し周りから見て暗く見えたのと、折角の天気でも虹が見えにくくなってしまうかもしれません。



さて、足もだいぶ疲労が来ているのでそろそろ宿に向かうとするか。ここからは再びトロリーバスに乗って扇沢まで。扇沢側から黒部ダムまで往復する人も結構いるようで、ここで人が一気に増えた。



関電トロリーバス(17:20発)


しかし、その人数すら一気に運送する、まさかの6台連結。これだったら積み残しの心配もそうそうないですね。一番のボトルネックは案外立山駅から美女平までのケーブルカーなのかもしれません。そして扇沢へ。



非常に楽しい・感動的な立山〜扇沢への横断でした。現行のトロリーバスは今年度で運転が終了するのですね。日星のスタッフに迎えに来てもらい、わが車のもとへ。



立山駅〜大町営業所まで無事運搬されたわが車と再会!


⑫黒部観光ホテル(17:50チェックイン)


日星から目と鼻の先のロケーションでした。予定よりも早く着いたので、食事も早めに食べてしまおうと思ったが非常に混んでいるようなので19:30〜に予約。



宿に置いてきてしまったであろう腕時計を探すもやはりない!明日延対寺に電話してみるか〜。しばし休憩して風呂へ。



温泉は無色透明。非常に多くの人が宿泊するから混んでると思ったが、それほど混んでいなかったのでゆっくりは入れた。

夕食(19:30-20:30)


夕食はバイキングカニ、ステーキ、刺身、ひつまぶしなど美味しそうなものがたくさんあり非常に盛り上がりました。



ただ体重が気になるので最後の方はセーブしたが…。食べ始めるのが遅かったのもあるが、ゆっくり食べていたら最後になってしまったわ。



金曜ロードショーでとなりのトトロがやっていたので、途中まで見ていたが、自分は最後までは持たなかった。。。乗り継ぎとか結構気にしていたからそれなりに疲れもたまっていたんだろうな、自分。

観光して思ったのは立山黒部アルペンルートを楽しめるかは天気に左右されるといってもいいくらいで、よい天気の日の立山は素晴らしい景色だったな。昨日は散々な天気だったけど、今日が晴れて本当によかった!明日は別のアルペンルートへ行く予定(白馬の八方アルペン)。天気が予報通りよければ立山とはまた違った山並みが見れるだろうから楽しみだ。

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