徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

教会から離籍する

2018-04-09 22:38:09 | ソクチくん
ドイツでは、教会に在籍していると

教会税

を支払わなくてはならなく、会社員などでは

源泉徴収

される。教会税の金額は、州によって異なるようだけれど、所得税の8~9%らしい。教会に在籍しないとできないことの1つが

教会で結婚式を挙げる

ことで、私の友人は

結婚式を挙げた直後に離籍

と言っていた。

ソクチくんは、クリスマスやイースターを含め、全く教会には行かないけれど、赤ちゃんの頃に洗礼を受けているのでクリスチャン。

教会税が高いことに加え、ここ数年、司祭が自分の住む家を予算を大幅に超えて豪華にした、など、教会関連でスキャンダルがあったり、例えば、自分が通う教会の鐘を取り換えようと思ったら、地元の人の寄付がメイン、など、教会税が正しく使われているのかどうか疑問もあり、離籍することにした。

私たちが結婚した直後も『教会から離籍しよう』という話は持ち上がったけれど、当時は

自分の教会の神父・牧師から許可が必要

だったので、実行しなかった。その後、『自分をよく知っている神父さんや牧師さんと話をして離籍の許可をもらうのは、心理的に難しい。信仰の自由に反する』ということで、教会からの許可は不要になったらしい。


さて、離籍の手続きはどこの役場が担当なんだろう、と調べたら

Standesamt(戸籍役場)

だった。私の認識では、Standesamtは出生・結婚・離婚・死亡の登録を担当する役場だったけれど、どうやら

個人のステータスにかかわるすべて

を担当しているらしい。教会に在籍しているかどうかが「個人のステータス」なんだ…

離籍の手続き自体は、書類にサインし、離籍料として

43ユーロ(市によって異なるらしい)

支払って5分で終了した。


ちなみに、私が最初にドイツで住民登録をした際、登録用紙に「信仰する宗教」を記入する欄があった。役所が個人の信仰を把握するんだ、と驚いた覚えがある。

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