本の交換場所で
アルフレッド・ヒッチコック
の本を2冊見つけたので持って帰ってきた。『ヒッチコックって、本も書いたんだね』とソクチくんに言ったら、『これは、
別の人が書いて
ヒッチコックの許可を得て出版したんだったと思うよ』と言われた。背表紙にも表紙にもアルフレッド・ヒッチコックの名前しかないのに。前文もヒッチコック名義で書かれているけれど、実際にヒッチコックが書いたのかどうかは不明らしい。作中にもヒッチコックが有名な映画監督として登場するし、時々ストーリーに対してコメントもしている。
著者は本扉に書かれている。写真右のオウムの本がロバート・アーサー著、左の龍の本がロバート・アーサー原案によるニック・ウエスト著。
さて、このシリーズの原題は「Alfred Hitchcock and the Three Investigators(アルフレッド・ヒッチコックと3人の探偵)」なので、本の表紙にあるAlfred Hitchcockは、タイトルの一部だったのか。
日本語版では「ヒッチコックミステリー」として何冊か翻訳されていて、3人の探偵団は「カリフォルニア少年探偵団」と名乗っているらしい。ドイツ語版では「drei ???(3つの???)」となっている。
どちらの本も、ヒッチコックが少年探偵団に持ち込んだちょっとした事件(犬がいなくなったとか)がどんどん大きくなり、最終的にお宝がかかわってくるので、少年探偵団もそこそこ危ない目に逢う。
ストーリーとしては面白いのだと思うけれど、ドイツ語のレベルが11歳以上のようで私にはまだちょっと難しく、少し先を読んで「あれはこういう意味だったのか」と分かることが多かった。特に、ヒッチコックが作中でするコメントについてはストーリーにもついていけていなかった分、さらに難しく、ソクチくんにヘルプをお願いすることが多かった。