国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

満州と南京に集中する遺棄化学兵器処理事業の謎:隠された財宝の回収と満州国再建の可能性

2007年02月17日 | 中国
これは私の想像だが、一九五〇年代から一九六〇年代にかけての中国は毛沢東政権の農業集団化・大躍進政策・文化大革命などの政策によって旧来の中国文明の遺産が破壊される危険があったと考えられる。そこで、中国政府の中の心ある人々が化学兵器処理との明目で、化学兵器の砲弾の中に財宝や重要な書類などを入れて保管したのではないだろうか?南京の化学兵器は国民党政権が首都南京を脱出する際に台湾に持ち出せなかったものであり、旧満州地区の化学兵器はかつての満州国に残された満州族やモンゴル族の財宝を含んでいるのではないかと想像する。満州族は旧清帝国の支配階級であり、現在でも旧満州地区や北京周辺(河北省含む)に多く居住し、漢民族と比較して都市住民の比率が高く大学進学率も高いなど、支配階層の中で一大勢力として残存していると想像される。彼らは大躍進や文化大革命の混乱期に、先祖から受け継いだ財宝を破壊されないように隠したのではないだろうか?更に、遺棄化学兵器の中に隠された財宝には日本のものも一部含まれているかもしれない。化学兵器の砲弾と混ぜて財宝を隠すというのは賢明な隠し方である。盗掘者は苦労して発掘したものが化学兵器であったことに非常に落胆し(あるいは落命し)、以後は盗掘者が寄りつかなくなると想像されるからだ。 中国での遺棄化学兵器処理事業が開始されたのは2000年である。ちょうどネオコンを中心とするブッシュ陣営が米国大統領選を戦い勝利した時期にあたっているが、米国の大統領選挙は外交評議会の決定した候補者を国民が追認する儀式である事を考えると、次期大統領をブッシュにすると外交評議会が決定したことをもって遺棄化学兵器処理事業が開始されたのではないかと想像される。そして、国際金融資本の敗北が確定する近い将来に、現在中国国内の倉庫に保管されている「遺棄化学兵器」が開封され、財宝などが日の目を見ることになると予想する。ハルバ嶺から回収される満州族の財宝を元に、満州国が復活することもありうるかもしれない。先日の中国での冬季アジア大会での中国政府の「長白山」キャンペーンは、瀋陽軍区を支配する満州族が、満州族の聖地である長白山を韓国人に奪われないための活動だったのかもしれない。 . . . 本文を読む
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