POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
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「バンコク・ベトナム」旅日記1 - オーバーブッキング
ベトナム旅行
/
2007年12月21日 11時58分59秒
きょうからは、タイトルが変わります。「バンコク・ベトナム」旅日記です。
2005年にベトナムへ一人旅をしました。そのときは、マレーシア航空を利用し、クアラルンプール経由のビジネスクラスでした。
今回は家族3人で、バンコク経由で、エコノミーの旅です。ユナイティッド航空のUA853便で、18時30分発深夜23時45分着をマイルを利用しての旅行です。60,000マイルあれば、東南アジアへ3人で行けます。現在のところ、UAならば、サーチャージ(燃料費高騰による追加料金)がかかりません。
旅行初日(2007年12月21日)、出国手続きを終え、37番ゲートに並んで、バンコク行きの飛行機に乗ろうとしていたところ、「当便はオーバーブッキングになってしまいましたので、明日の便に振り替えていただける方を7名募集しています。」との案内。
振替便は翌日のタイ航空、10:45分発15時45分着のTG641便。午後の到着です。UAのように、深夜の到着ではありません。子供(9歳)には体への負担が少なくて済みそうです。
夫は、ちょっと興奮気味に「こういうことってあるんだね。ぜひこの話に乗ってみたら。いい経験になると思うよ。」「8時間到着が遅くなるだけだし、健人にも負担が少ないよ。」
というわけで、飛行機に“乗らず”にこの「いい経験になると思う」という話に“乗って”しまいました。
UAの担当者は、私たちを「ビジネス客用のラウンジ」に連れて行きました。その道すがら、その担当者は好奇心旺盛の私たちの質問攻めに遭います。
「こういうことって、よくあるんですか。私たちは初めてなのですが。」
「よくはありませんが、たまにあります。」
「どうして、こういうことが起こるのですか。コンピュータのミスなんですか。」
「いえ、アメリカの航空会社は国内線の感覚でキャンセル率を多く見積もっているんですよ。だから、予測が狂うとオーバーブッキングが起こることになります。」
「私たちが乗るタイ航空でもオーバーブッキングが起こったらどうなります?」
「それはないでしょうね。アジアの航空会社は、キャンセル率を私たちよりもかなり低く見積もっているんですよ。」
「アメリカの航空会社がそうしない理由は何ですか。」
「飛行機を空席で飛ばすのは、もったいないんですね。ごく稀に起こるオーバーブッキングに多少のコストをかけても元が取れるんですね。」
「なるほど。私たちのホテル代や迷惑料を負担しても十分にペイできるということですね。」
「そういうことですね。」
会話に弾んでいるうちに、UAの「レッド・カーペット・クラブ」のラウンジに到着しました。ここで手続きが行われました。ユナイテッド航空の離発着ゲートが、第1ターミナルの第3サテライトに移動し、「レッド・カーペット・クラブ」と「ユナイテッド・ファースト・インターナショナル・ラウンジ」が更に大きくなりました。「レッド・カーペット・クラブ」には約670席、「ユナイテッド・ファースト・インターナショナル・ラウンジ」には約150席があります。ビジネス・クラスの乗客は、ボーディング・チケットを提示することで利用できますが、そうでなければ「レッド・カーペット・クラブ」に年間500USD払って入会する必要があります。会員になると、配偶者と扶養児童を同伴者として入場させることができます。でも、500USDっておよそ5万5千円ですよ。もったいなくって、、、これが最後の機会かな。
ホテルは、私たちが車を3週間駐車しておくために前泊した「ヒルトン成田」の目と鼻の先、歩いて2~3分の「エクセル東急」でした。UAがこのホテルに払うことになるのは、請求書を覗き見たところ、3人で30,000円弱。
「ヒルトン成田」には、駐車している車に新しい下着を取り出しに行ったのですが、キーを受け取るときのスタッフとの会話。
「おや、XXさま、どうなさったのですか。」
「いや、オーバーブッキングでまだ飛んでいないんですよ。」
「え! そうなんですか。」
「ええ、明日のタイ航空の便になって、向かいのホテルに泊まることになったんですよ。」
「あら。」
「ヒルトンにして頂戴、と言ったんですが、そこまではしてくれなかったですね。」
「ありがとうございます。」
「こういう話って聞いたこと、あります?」
「私は初めてです。」
「普通にある話ではないんですね。」
成田空港の周辺にあるホテルのスタッフが聞いたことがないのですから、珍しい出来事なのですね。私たちを担当したUAのスタッフは、オーバーブッキングの処理を2・3度経験していると話していましたが、頻度から言うと本当に「稀」なのでしょう。
夫の言う「いい経験」をしました。夫が言う「お金を払ってでも、一度は経験するのはいいかも。」などとは、到底思いませんが。
(健人のパパの注) 預けた荷物は機内から下され、手元に受け取るかタイ航空に渡すかの選択になりましたが、受け取ることにしました。荷物の迷子を心配してのことです。パスポートに押された出国のスタンプは、どうなるのか。入国審査に並ぶのかと考えていたところ、別の出口に案内され、“cancelled”の赤いスタンプが出国のスタンプの上から押されました。最短の出入国になるのかと期待したのですが、残念! これを口にしたら、妻に「あなた、変!」と言われてしまいました。
(ここにパスポートの画像)
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