POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





妻「ミャンマーについて、知識は深まった?」
私「いや、全然。忙しくてね。」
妻「何もミャンマー通にならなくてもいいのよ。」
私「基本的なことを知らないと、見るべきものを見落とし、食べるべきものを食べ損なうからね。」
妻「でも、専門的な本が増えていくような気がするけど、、、」
私「言語と歴史は基本的なことだよ。」
妻「そうかしら。ミャンマー語の本や辞書は必要ないと思うけど、、、」
私「メニューぐらいは読めた方がいいと思ってね。」
妻「この上下2巻ある、歴史物語ミャンマーは?」
私「歴史を知らなきゃ、何を見るべきかはわからないと思ってね。」
妻「どのくらい読んだの?」
私「まだ、全然。忙しいんだよ。」
妻「…」
私「…」
妻「来年はベトナムにしようよ。」
私「え!」
妻「ベトナムだったら、もう調べなくていいでしょう。何回か行ってるんだし。」
私「…」
妻「メコンデルタをメインにすればいいじゃない。カントーに1週間ぐらいいようよ。」
私「…」

 妻「あみ」がブログ記事「「カントーへ」-メコンデルタツアーはカントーからがいいのかな」を2009年6月9日に書いてから3年と6か月ほど経ちました。2013年の家族旅行の行き先は「ミャンマー(ビルマ)」を考えていたのですが、仕事で忙しく、ミャンマーについての知識を深めることができません。それなりの出費をするのですから、十分に楽しむ必要があります。準備不足だと見るべきものを見逃し、食べるべきものを食べ損ねることが起きてきます。ミャンマーへはまだ多くの人が行ってはいず、情報を十分には集めることができません。旅行先が決まらないことに妻の苛立ちも増し、ミャンマーを旅行先にすることに今回は断念しました。で、旅行先に決まったのは、ベトナム。妻の一人旅を含めて幾度か訪れているベトナムです。カントーをメインにすることになりました。久しぶりにカントーについて調べ始めています。

妻「カントーについて調べは進んでる?」
私「全然。忙しいって言ったよね。」
妻「忙しいという割には、ノロウイルスについての記事はUPされているけど。」
私「自分や家族の健康を守るためには、流行している病気についての知識は必須だよ。」
妻「それはそうだけど、またまた懲りすぎていない?」
私「…」
妻「感染したときの備えと言って、スポーツドリンクや正露丸を買ってくるし、、、」
私「罹ってから買いに行くのじゃ遅いと思ってね。」
妻「予防が一番よ。」
私「それはそうだけど、備えあれば憂いなしだよ。」
妻「それでね、カントーの調べは進んでなさそうだから、カントーの滞在を短くして、バスでプノンペンに行くことにした。」
私「え!」
妻「それ、調べておいてね。」
私「…」

 「ホーチミン(Ho Chi Minh City、サイゴン(Sai Gon))」からカンボジアの「プノンペン(Phnom Penh)」へは、例えば「シンツーリスト(Sinh Tourist、旧名は「シンカフェ(Sinh Cafe)」で2009年に名称変更した。www.thesinhtourist.vn)」は、オープンバス(Open Bus)を、10米ドルで運行しています。



(参考) 「「ベトナムへ」日記12-どれがシンカフェの本物?」(2007年09月23日投稿)

(注) サイゴン(ホーチミン)の「ファングーラオ通り(Pham Ngu Lao Street)」に「コーヒーハウス(coffee house)」がありました。いろいろな国からの旅行者はここに集い、コーヒーをすすりながら明日からの旅行の計画を練っていました。そのコーヒーハウス「シンカフェ(Sinh Cafe)」は、旅行者にベトナムでの旅行を気楽に楽しんでもらうために、移動手段などの旅行情報を提供するようになります。1993年、「シンカフェ(Sinh Cafe)」という旅行代理店が立ち上がります。サイゴンで産声を上げたシンカフェはやがて、ベトナム国内に、ダラット(Da Lat)、ムイネー(Mui Ne)、ニャチャン(Nha Trang)、ホイアン(Hoi An)、ダナン(Da Nang)、フエ(Hue)、ハノイ(Hanoi )、そして、カンボジアにプノンペン(Phnom Penh)、シェムリアップ(Siem Riep)と支店を持つようになります。2009年、シンカフェは商号とロゴを「シンツーリスト(TheSinhTourist)」に変更します。(注の終わり)



 ホーチミン市でほぼ東西に走る「ファングーラオ通り(Pham Ngu Lao Street )」とその南に並行して走る「ブイビエン通り(Bui Vien Street)」。それと交差して、ほぼ南北に「デタム通り(De Tham Street)」が走っています。ファングーラオ通りとブイビエン通りにはさまれた地域には安価に宿泊できる宿が集中しています。外国人バックパッカーが集まってくる地域であり、旅行代理店や食堂も散在しています。

 デタム通り周辺にはプノンペンやシェムリアップ行きのバスを運行している会社が複数あり、便数も多く、時間帯も選ぶことができます。注意すべきは、運行会社によっては、ビザを取得しているのが条件だったり、ビザ手数料と顔写真を2枚用意しなければならなかったりします。ビザの取得費用は、20米ドル。それに代行手数料の5米ドルが加算されて、ビザ取得に25米ドルがかかります(ビザ取得はカンボジア側の国境「バベット(Bavet)」で入国審査の前に運行会社が代行して行う)。

 東京都港区赤坂8-6-9(銀座線・半蔵門線・大江戸線「青山一丁目駅」(4番出口)より8分ほど、千代田線「乃木坂駅」(3番出口)より7分ほど、千代田線「赤坂駅」(7番出口)より10分ほど)にある「カンボジア大使館」でビザを取得することもできます。申請時間は、09:00 から12:30で、申請日より翌々営業日以降の午後(13:30~16:30)にビザを受け取れます。必要書類は、残存期間がカンボジア入国日より6ヶ月以上あるパスポート原本と証明写真(35mm×45mmを1枚)を貼付した記入済みのビザ申請用紙(大使館のサイトからダウンロードできる)です。観光ビザ(T)を取得するには、2,300円かかります。ビザの有効期間は発行日より3ヵ月となります。有効期間内の1回限りの入国で、1ヶ月間の滞在が可能です。

 シンツーリストのバスを利用すると、その出発はデタム通りに面したオフィス(246 phường Phạm Ngũ Lão, District 1, HCMC)の前から朝の6時30分の1便だけになります。朝が早いので、デタム通り周辺に前日宿泊している必要がありそうです。バスが発車してしばらくすると、乗員の一人がパスポートを回収しにやって来ます。このとき、ビザを事前取得していなければ、ビザ取得費用の25米ドルを添えて渡します。乗員は揺れる車内でビザ申請用紙への記入を始めます。

 出発して2時間ほどして、ベトナム側の国境「モックバイ(Moc Bai)」に到着します(ホーチミン-モックバイ間は「国道22号線」)。荷物を持ってバスを降りるように言われ、パスポートを渡されるので、出国審査を通ることになります。出国スタンプを押され、ベトナム側国境を通過して、バスに戻ると再びパスポートが回収されます。バスは数分走ってカンボジア側の国境「バベット(Bavet)」へ向かいます。荷物は置いて、バスを降り、入国審査を待ちます。ビザ申請用紙には顔写真が貼られていない(顔写真は必要ありません)のに、カンボジアのビザシールが張られたパスポートが戻ってきます。カンボジアの入国審査です。終了すると、再びバスは出発することになります。

 ベトナムの国道と比べ、カンボジア側の国道(バベット-プノンペン間は「国道1号線」)はメンテナンスが悪く、舗装道路には無数の小さな穴があった時期があります。しかし、日本の無償資金協力による国道1号線の改修が行われました。その道路を2時間ほど走ると、やがてフェリー乗り場「ネアックルン・フェリー・ターミナル(Neak Leoung Ferry Terminal)」に到着します。バスは乗客を降ろすことなく、フェリーに乗り込みます。30分ほどかけて、川を渡り、再び走り出したバスは、やがてシンツーリストのあるプノンペン中心街へと入っていきます。フェリーを降りて1時間30分ほどです。順調に行けば、ホーチミンからプノンペンへの所要時間は6時間ほどです。

(注) ホーチミン(ベトナム)-プノンペン(カンボジア)-バンコク(タイ)を結ぶ南部経済回廊があります。アジアハイウェイ1号線(総延長がおよそ20,00kmで、日本を起点とし、韓国、北朝鮮、中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、バングラデシュ、インド、パキスタン、アフガニスタン、イランを経由してトルコで終点に至る)の一部です。しかし、国道一号線にはボトルネックがあり、メコン河を渡河するには、フェリーという手段しかありません。物流や交通において、この渡河において、待ち時間が発生することから、その解消のため、フェリー乗り場のある「ネアック・ルン(Neak Leung)」で橋梁の建設が続けられています。(注の終わり)

(追記-2015年1月14日) 橋梁は完成すると式典が行われます。片側から建築していき、対岸へと繋ぐ工法では、「到達式」が、両岸から建築していき、橋の中央で繋ぐ工法では、「閉合式」が執り行われます。日本の無償資金協力により2010年12月に着工した全長640メートル(主橋梁640m、取付け橋1,575m、取付道路3,245m)のメコン川にかかるカンボジア最大の橋であるネアックルン橋梁(Neak Leung Bridge)が2014年12月2日に閉合しました。

 本日(2015年1月14日)に「閉合式」の開催が予定されています。メコン川は水位が雨季と乾季で8メートルほども違っており、また、2011年には史上最悪とも言われた大規模な洪水に見舞われ、河岸が30メートルも浸食されてしまうといったことも起こり、難工事だったようです(総事業費の概算およそ120億円)。開通は4月初旬(クメール正月前、4月13日が日本でいう「大晦日」、14日が「お正月」)を予定しているといいます。3か月後ですね。(追記の終わり)

妻「シンカフェのバスでプノンペンに入れることはわかったけど、朝早くない?」
私「…」
妻「寝坊助健人がそんなに早く起きられないと思うのよ。」
私「…」
妻「もう少し遅く出るバスを調べて。」
私「国境は午前8時から午後8時の間しか開いていないんだよ。」
妻「そんなに遅くなくてもいいわよ。お昼近くとか、、、」
私「プノンペンに付く時間が夜になると、治安の問題がね、、、」
妻「じゃ、朝の10時頃がいいわね。午後の4時頃には着くわよね。」
私「…」



 「サパコ・ツーリスト(Sapaco Tourist)」もプノンペンへの長距離バスを運行しています。6:00、7:00、8:00、9:00、10:00、11:30、12:30、14:00、15:00に325 Pham Ngu Lao St, Dist 1にあるサパコツーリストの支店前から出発します。日野自動車製のセレガハイデッカーで4×11列で40人乗りです。バス後部には進行方向右の4席の代わりにトイレがあります。バス料金は23万ベトナムドンです(およそ11米ドル)。TNK&APTトラベルは、サパコ・ツーリストの運行する長距離バスを扱っています。バス料金は13米ドルです。カンボジアビザを国境で取得する場合、パスポート用証明写真とビザ発行代が必要となります。

 ほかに、「メコンエキスプレス(Mekong Express)」があります。No.275F Pham Ngu Lao,Dist.1にあるホーチミンオフィス前から07:00、08:30、13:00、15:00に出発します。バス料金は13米ドルです。

妻「サパコがいいかもね。」
私「そうだね。」
妻「プノンペンではどこに降ろされるの?」
私「それも調べるの?」
妻「プノンペンのホテルを予約するのに大事なことよ。」
私「次から次へと要求がでるね。」
妻「調べ物するの好きでしょう。」
私「…」

 Youtubeに「クムホ・サムコ(Kumho Samco Buslines)」のバスでホーチミン市からプノンペンに移動した映像がありました。疑似体験をしてみました。興味深く、楽しみです。クムコ・サムコのバスは、07:00、08:00、09:30、11:00、13:00、15:00の6便があります。




               (この項 健人のパパ)

  



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