散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



草津旅行 旅の概要その1はこちら

さて 通りに面したお部屋は車やバイクの音、人々の話声
はては酔っ払いの罵声まで 途切れることなく続いたものの
温泉宿では早起きをして 朝風呂に行くのはマイルール。

昨夜よりぬる目のお湯にゆったり浸かって 形ばかりのメイクもして
死んだように眠っている彼らを残して 朝の湯畑へ。
前日は 通り雨でゆっくり歩けなかったので 
朝の柔らかい光の中でシャッターを切る。

お手手つないだ浴衣の二人連れ。夫婦かな?初めてのお泊りかな?なんて想像しながら
孫を連れて大張りきりのおじいちゃんとか わたくしたちのような枯れた夫婦まで
旅先の人間ウォッチングは面白い。

湯畑の写真は この後また御紹介するとして 先に旅の概要2日目を。

朝食時間ぎりぎりまで寝ていた彼らをたたき起し
これまた無難な朝食を頂き、三々五々朝湯に向かう彼ら。
実にマイペースな家族と思いながら この日のスケジュールに思いをはせる。

予定では 白根山の湯釜を見学したのち 伊香保経由で帰途につく。
少なくとも 軽井沢でのような渋滞はなかろうから 帰りは楽勝だ。

……各自お土産を購入し、嫌がる二人を説得して「家族写真」を撮る。
ちなみにわたくしのカメラ、ワンデジなのだけれど
シャッター音を完全にオフにしてあるため、馴れない人はとても撮りにくいらしい。
ちょうど同宿のカップルが宿の写真を撮っており、
彼氏の方は同じようなワンデジを持っていたので お願いする。
これはいい人選だった。縦バージョンと横バージョンと
何の指示もしなくても わたくしの撮って欲しい構図で撮ってくれました。
(なかなか可愛いカップルだったと思う、じゃなければ頼まないし・笑)ありがとう。

さて 白根山湯釜を目指して草津を出発。
一方通行のほそーいトンネルを抜けると そこはいきなり渋滞ゾーン。
白根山へ向かうルートは 既に混み混み。
皆考えることは同じなのです。
目の前の案内図は 右が白根山・湯釜  左は六合(くに)・中之条
右ルートは 既に車が動いていない。

速攻即決 アニとおつうが「これは左でしょう」

へぇぇぇ~?アウトレットに続いて湯釜もパス?
夫も「だよな?」 とウインカーを左に変えてハンドルを切る。
そういうわたくしも これ以上渋滞で気まずい時間を過ごすくらいなら
一度行ってみたかった六合村もいいか と軟弱に判断し
がらがらの六合村コースへGO!
六合村というのは 草津から中之条へ向けて伸びている日本ロマンチック街道の途中にあります。

道の駅六合では 名産の舞茸や桑の実のワインなどを購入し
せっかくなので 八ッ場ダムで一躍脚光を浴びた?川原湯(かわらゆ)温泉を一度見ておこうということに。

実はこの川原湯温泉、数年前に金沢旅行を企画した時に候補に挙がっていた場所。
数年後ダムの下に沈んでしまう村を見てみようか とそれ以来気になっていた場所なのです。

JR吾妻線 川原湯温泉駅前に駐車場あり とありましたが
なんだか工事現場に土嚢が置いてあるような感じ。
さらに楽しみにしていた吾妻渓谷の散策は…


いつも背中だけのあの方は 今日は息子と一緒。





吾妻線の通る橋の下を流れる吾妻渓谷は なかなか魅力的なのだけれど
諦めて川原湯温泉街を目指してみます。
訪れる人もほとんどない 閑散とした温泉街。



こちらは共同浴場の王湯(営業中)
サルビアの赤い色がちょっとさびしげ。



ダム工事に伴い移動した旅館や 移動後にダム工事が白紙に戻ったことで長期休業した旅館もあります。
目につくのは あちらこちらの工事現場ばかり。



不動の滝というのがあるらしい ということで山道を登って行くと
22年10月に完成した立派な橋。



滝をみるポイントと案内があったけれど 整地されていないただの空き地から
深い山の中を流れる滝をみんなで撮影。



これは わたくしも気になっていた変わった形の木を おつうが撮っていたもの。



ダム建設に関しては諸説あり、現地で生活再建を臨む方たちの立場や補償問題、
脱ダムを唱える人たちの見解、そして政治がらみといろいろあるので
わたくしなんぞがえらそうな感想を述べるのはとんでもないことですが、
ここに住む人たちにとって これまで払ってきた犠牲、そしてよかれと思ってしてきたことは
一体どうなってしまうんだろう。

そんなことを考えながら 既に観光地ではなくなったこの辺りでは
食事をする場所さえなかなか見つからないことに気づく。
その後 2年ほど前に訪れた伊香保温泉まで 車を走らせる。
会話もなく 見る景色も田んぼばかりで 車内はひたすら静か。

こちらは超貴重な一枚。


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