散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



あいかわらず大蒜臭いp家です。
こちらはみじん切りをオリーブオイルに漬けたもの。
パスタを作るときのひと手間が省けて便利です。

さて 以前ちょろっと触れていたドラマ、「この世界の片隅に」が放送されました。
録画もしたけれど ちゃんとオンタイムで。

限られた放送時間で、もちろん原作を知らない視聴者が観るわけなので
説明口調なセリフが多くなってしまうのは仕方がないとしても
映像面も含めて ちょっと作りが粗いような気がしたのはわたくしだけ?

戦争によって運命を翻弄される主人公・鈴を演じた北川嬢は
これまでのイメージから抜け出して 役作りをされたんだろうと好感を持ちましたが
それでもやっぱり原作で鈴さんのファンだったわたくしには
ちょっと居心地の悪いような印象がありました。

どちらかというと 遊女・りん役の優香さんの方が鈴のキャラクターには合うような気がしていましたが
遊女の役がなかなかしっとりとして味わい深かったので
こちらの選択はよかったのかも (と偉そうに)

ドラマの流れ的には 原作をとりあえず最初から最後まで網羅してありましたが
わたくしが勝手に持っていたこの作品のテーマとは ちょっと方向が違ったかな?
鈴にとっての哲(幼なじみの少年)も 周作にとっての りん も
もっともっと心の奥深くに住んでいる人たちで あまりリアルに書いて欲しくなかったような。
原作は 全部が全部謎解きされていないオブラートのような作品だったので
読み手によって 解凍されていくような温かみがあったのだけれど。

(もっとも…
 ドラマの鉄則として それはご法度なのはわかっています…
 万人が同じように理解できる…それがテレビドラマ…でしたね 先生)

あとそうそう 広島弁が今一つ馴染めなかったかも。
わたくし 東京育ちなので 地方の方言の使われたドラマを観ても
どれもそれなりに納得して観ているのですが
今回に限り 自分もちょっと使ったことのある広島弁だったので
あの広島弁の ちょっとねちっこい感じが 伝わってこなかったのが残念。
(わたくしの中で 広島弁はねちっこいというだけのことです 誤解なきよう)
ネイティブではないわたくしが聞いていて あまり広島弁という感じがしなかったくらいだから
地元ではどんな評価が出ているかな?
まだ 夫の感想を聞いていないので ドラマの感想を含めて 来週帰ってくるのが楽しみ。

このお話はやっぱりホームドラマかと思う。
恋愛ドラマじゃないよなぁ…。
もちろん ホームドラマの中に恋愛要素はあっていいけれど。
なので 今回のドラマで一番安心して観ていられたのは 家族のシーンだったもの。

浅野妙子さんの脚本は サンドイッチ的な手法で 
初めて観る人は 夫は死んだのか?と思わせておきながら
最後ちゃんと主人公を探し出すというシーンをきれいに描かれていたけれど
別な人が脚本にしたら どんなドラマになっていたんだろうと思わせる作品でした。

あ そうそう 原作読んでおられなかったら ぜひ読んでみて。
ちょっと同じような気持ちになっていただけるかも。






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